日本オラクル、Exadataに最適化したストレージ新製品を発売

ZDNET Japan Staff

2012-06-14 19:30

 日本オラクルは6月14日、データベース機器「Oracle Exadata」に最適化し、高速なデータ・バックアップと復元ができるストレージ新製品を同日から国内で提供すると発表した。

 製品名は「Sun ZFS Backup Appliance」。Exadataのデータをバックアップする用途のために事前構成、検証されているため、汎用ストレージを導入する場合と比較して、バックアップ環境を効率的に構築できる。具体的には、1時間当たり最大で20TBのバックアップ、最大9.4TBの復元ができるとしている。

「Sun ZFS Backup Appliance」
発売された「Sun ZFS Backup Appliance」

 同製品は、OSがサーバを監視して障害発生時に故障箇所を自動で切り離す「予測的セルフヒーリング機能」と「障害管理アーキテクチャ」を実装。可用性を高め、データの不具合を自動的に発見・診断し、復元エラーのリスクを低減できる。損傷したデータをビット単位まで修復可能だ。

 また、40Gbpsの広帯域を実現するInfiniBandを経由してバックアップおよびリカバリの計画を自動化する「Oracle Recovery Manager」を使用。追加のサーバや他社のバックアップソフトウェアを導入せずに効率的なデータ保護環境を構築できるとする。

 最大ストレージ容量は1.5PB(ペタバイト)。基本構成は55TB(ディスク回転数1万5000 RPMのSAS-2ディスクを使用)。書き込み用フラッシュは最大1.2TB、筐体形状は7ラックユニット、ネットワーク接続は10Gbps Ethernet、40Gbps QDR InfiniBand。最小構成価格は税込で2228万2619円からとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]