Linuxサーバーは高度な技術が必要? コスト性も運用性も諦めないバックアップツール

 Linux FoundationとYeoman Technology Groupが2014年末に発表した調査レポート「2014 Enterprise End User Trends Report」によれば、企業のサーバーやデータセンター、クラウドの分野において、Linuxの導入が急速に進んでいるという。2011年に65%であった導入率は、2014年には76%まで上昇した。2015年に新たなLinuxサーバーの導入を検討している企業も82%に達した。

 (進む大企業のLinux導入--Windowsのシェアは減少)

 回答者である世界の有力企業の多くが、Linuxは「機能」「セキュリティ」「総所有コスト」に優れていると答える反面、「Linux技術者の不足」を懸念する企業も40%にのぼった。つまり、「管理性」には依然として課題が残されているということである。

 サーバー管理の中でも、特に注視すべきオペレーションは「バックアップ」である。バックアップは、システムに障害が発生したときにデータを失わないための"最後の砦"だ。しかし一方で、システムが安定稼働している間は必要とされない。つまり、絶対に必要ではあるが、運用時には手間をかけたくないという二律背反的な面も持つ、やっかいな代物だ。

 Linuxサーバーのバックアップで問題となるのは、Windowsのように初級者でも簡単に利用できるツールが極めて少ないという点にある。

 通常のLinuxサーバー管理の場合、コマンドを入力して作業を行うケースがほとんどである。ファイルバックアップのための「cpio」コマンドをはじめ、Linuxコマンドは構文が複雑になりがちである。誤りがあれば、バックアップは失敗してしまう。スクリプトを駆使すれば、コマンド入力を自動化することも可能ではあるが、使い回しはできず、汎用性に欠けるという問題がある。

 最も重要な点は、もし管理ツールや手法を作成したとしても、その優れたエンジニアが異動したり退職したりしたときに、引き継ぐ人員をどうすればよいかということである。仮に災害などで担当者が動けなくなった場合、どのようにリストアすべきか、理解できるスタッフはほかにいるだろうか。

 セキュリティやコストばかりに目が向き、属人的になりがちなLinuxサーバーであるが、管理性を軽視してはならない。管理負荷を軽減し、いざというときにも容易に活用できるツールの導入が必要である。そこでオススメするのが、WEB GUIによる簡単操作で、複数のLinuxサーバの一元管理機能を提供する「Arcserve Unified Data Protection(UDP)for Linux」である。

LinuxでもWindowsでもWebブラウザで一元管理

 Arcserve UDP for Linuxは、「イメージバックアップ」を行うバックアップツールである。OSやアプリケーション、ユーザーデータなど、ハードディスク上のデータを丸ごと保存し、復旧先のディスクへそのまま復元することができる。Linuxサーバーは自由度が高いがゆえに、システムの再構築に手間がかかるという問題があるが、Arcserve UDP for Linuxであれば、簡単な手順で環境をそのまま復元することが可能である。

 Arcserve UDP for Linuxの利用環境は、驚くほど簡単に準備できる。その理由の1つは、複数のサーバーがあっても、ソフトウェアのインストールは管理サーバー1台で済むという点である。作業自体は2ステップ、15分もあれば完了する。エージェントの配布や制御は管理サーバーから実行するため、運用の手間もかからない。


複数サーバのバックアップ

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 すべての管理作業は、Web GUIから行うことができる。すべてのバックアップ環境に、手元のPCからWebブラウザを用いてアクセス可能だ。


一元管理

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 企業システムで多いのは、Windowsサーバーが混在している環境ではないだろうか。業務アプリケーションはLinuxで管理しつつ、Windows PCはActive Directoryで管理しているというケースは少なくないはずだ。

 Arcserve UDP Linuxは、バックアップ先の共有ディスクとしてNFSだけでなくCIFSにも対応しているため、Linux専用ストレージを新規に用意することなくWindowsシステムで利用される共有フォルダをバックアップ先として共有できるメリットがある。

異なるハードウェアへ容易にリストアできる

提供:arcserve Japan合同会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2015年6月26日
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