複数業界を顧客に持つ製造業のEDI刷新レシピ

2015-11-05 11:00

[PR]ERP統合を期に、多様な取引先とのEDI連携を一括アウトソーシング化。短期間でのシステム切り替えと運用工数・コストの削減に成功。

 ERP統合を期に、多様な取引先とのEDI連携を一括アウトソーシング化。短期間でのシステム切り替えと運用工数・コストの削減に成功。

 自動車メーカーと電機メーカーを主要顧客に持つ部品製造メーカーA社では、拠点ごと、複数存在していたERPの統合を計画。しかしそこで問題になったのは、それぞれの業界、そして取引先ごとに異なるEDIへの接続だった。業界ごとに異なる書式、手順の標準があり、さらに細部では企業ごとに異なるデータ変換作業なども定義されていた。これらをすべて置き換え、ERPに連携させるマッピングの作成だけでも膨大な工数がかかり、社内リソースでは対応しきれいことは明らかだった。

 そこで浮かび上がってきた課題がは2つあった。

課題1:EDIフォーマットの移行だけで15年かかる!?

 EDIのフォーマットは、全ての取引先合わせて200種類に及んでいた。統合のために刷新されるERPに合わせてマッピングをやり直す場合、社内リソースだけでは、その作業に15年かかる試算が…。

 自社インフラでEDI運用を行っていたA社では、ノウハウの無い社外リソースを投入したところで、作業期間は短くならない。

 これは、社内インフラの維持が、これ以上不可能だということも意味していた。

課題2:コストをかけずにサービスレベルを向上したい

 A社のシステム部門は、ERPやEDIの運用等、他、バックヤードの業務に多くの時間を費やしていた。

 ERPを統合し、グローバル対応やBCP対策など進めようとしていたA社に、運用やメンテナンスに余分なリソースやコストを割くゆとりはない。

 限られた条件の中で、いかにサービスレベルを上げつつ、新しいシステムに移行するか?A社の担当者は頭を抱えていた。

課題の解決に採用されたのは「OpenTextマネージド・サービス」

 OpenTextグループのGXS株式会社は、世界最大の統合クラウド、OpenText Trading Gridを運用する、B2Bデータ連携・統合サービスのリーディングプロバイダーとして、40年以上の事業実績を持ち、世界中600,000社以上への接続実績を持っている。

 A社は、GXS株式会社が提供するOpenTextマネージド・サービスが、以下の4つの特徴により、A社の2つの課題を解決してくれることを知り、採用を決めた。

特徴1: B2B運用をまるごとアウトソーシング

 GXSでは、アウトソーシングにより、B2B運用をトータルでサポートしてくれる。取引先に合わせて、業界標準のフォーマット変換、プロトコル変換といったB2Bのシステム基盤から管理、運用まで、ワンストップで解決できる。

 A社では自社ERPと各取引先間のEDI、ダイレクト接続、Webベース接続など、あらゆるB2B連携に適用できることが分かった。

特徴2: 導入期間も導入コストも最小限

 OpenTextマネージド・サービスは、豊富な接続ゲートウェイ機能やデータ変換機能を持ち、全世界で使われているあらゆる接続プロトコルやフォーマット変換に対応しているため、大きなシステム開発が必要になることはまず無い。したがって稼働開始までの期間も短く、導入コストも抑えることが可能となる。

 A社内のリソースでは15年かかる見積だったマッピング作業も、GXSの専任チームは、わずか10ヶ月で完了させたという。

特徴3: クラウド型サービスが保有コストを大幅に削減

 OpenTextマネージド・サービスは、クラウド型サービスであるため、従来必要だった個別のVANや専用回線用の回線コストや機器の設備が不要となる。これにより、IT保有コストの大幅削減が可能となる。

特徴4: インフラ運用工数を大幅削減しサービスレベルを向上

 OpenTextマネージド・サービスのシステム基盤の運用は、専任のスタッフが24時間365日の監視体制で行われている。そのシステム基盤も、日本の2拠点を含む、世界7拠点のコア・データセンターを中心に、BCP/DR対策にも万全の対策が採られている。

 A社でも、社内のIT部門のリソースを、B2Bシステムの運用から、より戦略的なIT活用へとシフトさせることで、社内向けサービスレベルを大幅に向上させることができた。


A社におけるOpenTextマネージド・サービス導入前と後

 A社は、OpenTextマネージド・サービスの採用により、ERPへのB2B連携を極めて短期間で完了させ、大きな成果を得た。この成功は、GXSの持つインフラとノウハウによるものだ。

 ERPのB2B連携をスムースに進めるには?何が課題で、それらはどう解決して行けばよいのか?

 GXSが提供するERPのB2B連携について、詳しくは、こちらから。

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