SoftLayer & Bluemixで 差別化と収益向上に直結したIT革新を

既存のIT環境の先鋭化から、戦略的なITサービスの迅速な立ち上げまで、デジタル・テクノロジーによるビジネスとITのイノベーションを包括的にサポートするIBMのクラウド・ソリューション。IaaS環境の「SoftLayer」とPaaS環境の「Bluemix」を中核にした同ソリューションは今、「APIエコノミー(API経済圏)」と呼ばれる新たなエコシステムの形成も見据えながら、ビジネスITの世界に大きな変革のうねりを巻き起こそうとしている。

戦略システムのプラットフォーム=クラウド

 「ビジネスを成功させるうえで、今後3年以内に、クラウド・コンピューティングが重要な役割を担うようになる」――。そう考える企業のビジネス担当者(LOB)は7割強にも上っているという(米国IBM 2013年調査/IBM EBOOK『ハイブリッド・クラウド:なぜITは相談を受けなかったのか』より)。

 このデータが示唆する1つは、企業の事業部門の多くが、自社の収益アップ、あるいは競争優位に対する「ITの直接的な貢献」を強く望んでおり、そのための一手として、クラウド・コンピューティングの必要性を意識している事実だ。

 確かに現在、企業の収益増・競争優位に直結した「System of Engagement(SoE)」を展開することの重要性がさまざまに唱えられており、それに伴い、(SoEを支えるITとして)クラウド・コンピューティング環境/クラウド・テクノロジーの有用性が改めてクローズアップされている。

 周知のとおり、SoEは、ターゲット顧客の日々の生活や仕事に深く関わりながら、顧客との関係を強化する種類のITシステムである。これらは、既存の業務を下支えし、業務上のデータを格納・管理することが主たる役割の「Systems of Record(SoR)」とは対極を成すものであり、根底には、データの分析(アナリティクス)によって、顧客のニーズ・嗜好、動態を的確につかみ、モバイル(スマートデバイス)やソーシャルメディアなど、ターゲット顧客の日々の生活や仕事に深く浸透しているIT機器・サービスを目がけて、顧客満足度の向上につながるアプリケーション(サービス)を展開する、といった考え方が流れている。

比類なき生産性でSoEの迅速な展開を支える

 こうしたSoEのシステム(サービス)は、新規ビジネスと同様に、「どのようなカーブを描いて成長していくか(つまりは、システム/サービスの利用者数がどう増えていくか)」や「どの程度の頻度で利用されるか」、さらには、「そもそもラウンチしたサービスが軌道に乗るか否か」も読みづらい。したがって、(すべてではないにせよ)サービス運営によるITへのワークロードを正確に見積ることは至難であり、SoEを下支えするプラットフォームには、リソース/コストのダイナミックな拡縮/調整が可能な柔軟性が求められる。その帰結として、「SoEのプラットフォームには、クラウド・コンピューティング環境/クラウド・テクノロジーの適用が不可避」との結論に自ずと至ることになる。

 ただし、リソースの拡縮が柔軟に行えるだけでは、SoEのプラットフォームとしては不十分だ。そこには、「アプリケーションの高い生産性」も併せて必要とされてくる。というのも、顧客中心のSoEのシステムはライフサイクルが短く、その開発には、スピードと変化への即応力がどうしても必要とされるからだ。言い換えれば、SoEのプラットフォームには、ビジネス・アイデアを即座にITサービスとして具体化させたり、機能追加やシステムの変更・再構築をすみやかに行ったりするための環境と道具立てが必須となるのである。


小池 裕幸氏
日本IBM クラウド事業統括

 「そうした環境と道具立てをしっかりと提供できている、世界唯一とも言えるクラウド環境が、IBMの『SoftLayer』と『Bluemix』にほかなりません」と、日本IBMの執行役員でクラウド事業を統括する小池 裕幸氏は言い切る。

 周知のとおり、IBMのクラウド・ソリューションは、IaaSプラットフォームのSoftLayerと、それを土台にしたPaaS環境のBluemixの2つが中心を成す。IBMでは現在、この2つのクラウド・プラットフォームと、エンタープライズ・システムに関する豊富な実績とノウハウ、技術力を土台にしながら、SoE・SoRの展開・改革を包括的に支え、加速させるハイブリッド・クラウドのソリューションを提供している(下図参照)。

IBMの提供するハイブリッド・クラウドソリューション
IBMの提供するハイブリッド・クラウドソリューション

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 「IBMの優位性は、オンプレミスかオフプレミスか、あるいはSoEかSoRかにかかわらず、お客様の状況・ニーズに合致したハイブリッド・クラウドのインテグレーションが実現できる点にあります。なかでも、IBMクラウドの大きな差別化ポイントと言えるのが、Bluemixを通じて提供される多彩なサービス群(PaaS・SaaSのサービス)です。これらは比類なき生産性を開発現場にもたらすもので、その利活用によって、SoEの開発・展開のスピードを増し、ビジネスの俊敏性を大きく高めることが可能になるのです」(小池氏)。

Bluemixが形成するAPI経済圏のインパクト

提供:日本アイ・ビー・エム株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2015年12月31日
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