企業のメールシステム運用において、特に大変なのがセキュリティの強化だ。新たな脅威は頻繁に登場するが、そのたびに適切な対応を迫られる。しかし社内IT部門のリソースは限られており、しばしば後手に回る結果となってしまう。近年では、内部統制の観点などからメールの送受信記録をアーカイブすることも求められるようになってきており、さらに対応が困難な情勢だ。そのような企業の悩みを解決するソリューションとして注目を浴びているのが、株式会社ビック東海が提供するASPサービスを活用したメールのアウトソーシング「OneOffice Mail Solution」である。
株式会社ビック東海は、ガス・エネルギー事業およびISP事業者の株式会社TOKAI/東海ガス株式会社の関連会社であり、独自のビジネスを展開、現在ではジャスダックにも上場している。自社のデータセンターを静岡県に持ち、東京-大阪間を中心に冗長化された光ファイバーの幹線網を持つなど、通信事業者としての設備も充実しているのが特徴だ。
株式会社ビック東海ビック東海 SI事業部 ネットサービス部 次長の斉藤悦彦氏は、「東海地方というと、地震への不安などもあるかと思いますが、弊社はガス会社のインフラを管理しており、かつ、通信事業者でもありますので、社会インフラを預かるデータセンターには堅牢な災害対策を施してあります」と、その安全性を強調する。
OneOffice Mail Solutionは、その信頼性の高いデータセンターで運営されている。2005年3月にサービス提供を開始し、2007年夏の時点で800社以上のユーザー企業が利用している。ユーザー規模は、10人ほどの小さな企業から数千人もの大企業まで幅広く、中心となるのは100〜数百人規模だという。
OneOffice Mail Solutionの特徴は、ニーズに応じて柔軟な対応が可能なメニュー体系にある。基本となるのは、メールボックスを提供する「OneOffice Mail」、メールをアーカイブする「OneOffice MailStorage」、そしてスパム対策「OneOffice SPAMFiltering」の3つだ。
OneOffice Mail Solutionのサービス体系
各サービスとも高度な機能を持ち、ビジネスで必要とされる多様なニーズに対応が可能だ。OneOffice MailはPOP/IMAPに加えてWebメールも利用可能で、携帯電話からのアクセスにも対応しており、さらにはウイルス対策も標準装備されている。
OneOffice Mail StorageはIT統制の強化に必要不可欠なツールとして注目されているメールアーカイブおよびメール監査機能である。
また、OneOffice SPAM FilteringはOneOffice Mail以外のメールサーバにも対応しており、追加のスパム対策サービスとして機能させることが可能となっている。このスパム対策機能はアイアンポート製品を用いて実現しており、誤判定が少なく高信頼のスパム対策を安価なASPサービスとして活用できるのが大きなポイントだ。
なお、これらのサービスの提供価格について、斉藤氏は「ネットワークやデータセンターなど自社設備を活用しているため、安価に提供できます。先に説明したように高信頼インフラであり、安定稼働の実績も順調に伸ばし続けています」と語る。
OneOffice Mail Solutionのサービス構成例