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スコアによりリアルタイムで高精度なスパム判定を実現する「TrustedSource」「SecureComputing IronMail 6.5」

後藤大地(オングス)
2007/08/27 16:00

現在、スパムメールフィルターを搭載した製品は多くリリースされているものの、スパマーはあらゆる手法を使ってフィルターをすり抜ける。そこで最近注目されているのが、メールの内容やメタ情報からスパムメールを判断・評価する、いわゆる「レピュテーション(評価)」の機能だ。レピュテーション機能は、検出率の高さを実現しながらも、それと反比例して誤検知率を低下させる必要がある。そこにきて高精度なレピュテーション技術に定評があるプロダクトが「SecureComputing IronMail 6.5」だ。このIronMailの完全日本語版を先日リリースしたのが、セキュアコンピューティング ジャパン株式会社である。

アプライアンス形式で最適化されたメール特化型プロダクト「IronMail」

 セキュアコンピューティングジャパン株式会社は、2000年からメールサーバに関するプロダクトの開発をおこなってきた、メールプロダクトベンダーである。メール専用のSSL-VPNやメール専用のファイアウォールといったメール関連のパワープロダクトを開発している。またソフトウェアの提供ではなくアプライアンスの形式でプロダクトを提供しているというのも特徴のひとつだ。

セキュアコンピューティングジャパン株式会社 ストラテジー・エクセキューション ディレクター 伊藤 信氏 セキュアコンピューティングジャパン株式会社
ストラテジー・エクセキューション
ディレクター
伊藤 信氏

 セキュアコンピューティングジャパン株式会社、ストラテジー・エクセキューション ディレクター 伊藤信氏は同社のプロダクト開発の歴史を次のように語る。

 「弊社は最初にプロダクトを発表した時代から、メール関連の新プロダクトや最新技術を開発しています。メールIPSの開発、アノマリ検知、ポリシーベースのメール暗号化、マルチスパム検知システム、ホワイトリストの自動化、傾向・動向学習型レピュテーションシステムの開発など、メールに特化したシステムの開発を継続しています。IronMailはそのような同社のノウハウを凝縮させたプロダクトです」(伊藤氏)

 同社のアプライアンスに搭載されているOSはFreeBSDをベースにし、要塞化されたIronOSを載せたものだ。FreeBSDの部分は20%、IronOSは80%となっており、まさにメール処理に特化した、高性能な処理が実現されているという特徴がある。

リアルタイムのスパム判定と秘匿性の確保を実現する「TrustedSource」

 スパムの流通量は年々増加の一途を辿り、進化し続けている。以前はテキストタイプのスパムが主流だったが、最近では「イメージ型スパム」「ZIPタイプ」「PDFタイプ」「MS Excelタイプ」のスパムが増えている。最近登場してきたそれらのスパムは従来のテキストベースのスパムと異なり、従来のベイジアンフィルタでは判定しづらくなってきている。

 そこでIronMailではこうした状況に対し、イメージ型スパム専用の解析エンジンを搭載し、更にホワイトリスト、ブラックリスト、メッセージ内容の分析、添付ファイルの解析、Ngram式ベイズ分析、スパムのURL検知、ヘッダー分析、Emailの偽造・ねつ造の検知、バルク解析(メール流動)、アノマリ検知エンジン、スパムハニーポットなど複数の方法を組み合わせて判定率を向上させている。カテゴライズにも対応しているほか、ポリシー設定や豊富なチューニングが用意されている点も魅力的だ。さらに1台でインバウンドもアウトバウンドも処理できる。

 「特にユニークなのは「TrustedSource」です。これはメールの評価を行うためのデータベースで、世界5カ所に存在しており、同社アプライアンスからメールに関する情報をリアルタイムに集計しています。集計されたデータはIPレピュテーション、メッセージレピュテーションなどを通じてスパムの判定に利用されます。分析や分析結果の配信もリアルタイムで行われるため、最新のスパム検知情報はリアルタイムに全世界の各アプライアンスに提供され、利用可能であると言えます。またプライバシー情報にも配慮しています。TrustedSourceに集計されるデータはハッシュ化されたデータであり、通信内容の秘匿性は確保されているのが特徴です」(伊藤氏)

全世界から情報を収集し、共有する「TrustedSource」。IPアドレス、ドメイン、URLをスコアで判定する

全世界から情報を収集し、共有する「TrustedSource」。IPアドレス、ドメイン、URLをスコアで判定する ※クリックすると大きい画像を表示します。

 TrustedSourceは複数の方式を併用して、リアルタイムに対応しているが、スパムそのものの傾向が常に変わり続ける昨今の状況では、残念ながらそれだけで「完璧」というわけにはいかず、試行錯誤を繰り返す中でより一層の精度を高めていく判定調整が重要になってくる。そこで同社ではアプライアンスの購入者に対し、最新の調整結果を月1回でアップデートするサービスも提供している。こうした追加的なバックアップ体制も含め、IronMialの強力なスパム対応機能の数々とリアルタイムレピュテーテョンシステム「TrustedSource」が同社アプライアンスの大きな強みだ。

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