前述の通り、同社では100IDから1,000IDの企業を主なターゲットとしてサービスを展開しているが、最近では1,000ID以上の大企業からの引き手が多いという。
「従来なら1,000IDを越えるような大規模の企業であれば自社で構築するケースが多く見られましたが、運用負荷や機能性及びコストやリスク管理などを総合的に判断した場合、ASPサービスを利用した方が良いと判断される企業が着実に増えています。そのような需要から、どのような企業規模でも対応できるMailLuck!を導入頂いております。」(及川氏)
メールシステムに求められる要件は顧客によって様々である。同社ではメールアーカイブをしていないために不利益を被る可能性がある企業や内部統制の一環としてメールサーバ対策を改善したい企業、またフィルタリング対策を未実施であるが、セキュリティ対策の観点から必要性を感じている企業には特に、導入の検討をお勧めしたいと言う。というのも実際、メール保存を実施しておらずトラブルや訴訟が発生した後で、「Mail Luck!」を急ぎ導入する企業は多いそうだ。「Mail Luck!」は短期で導入できるASP形式なので、申し込み後、最短3週間でサービス提供を開始できる。社員数が多い大企業の場合は特に、社内アドレスをCc:に必ず入れるといったメールコンプライアンス教育だけでは、誤送信などの人為的ミス全てはカバーできない。しかし、「Mail Luck!」が提供しているフィルタリング機能により解決できる。これからは、コンプライアンスやセキュリティ教育も大切だが、システムとしてコンプライアンスやセキュリティ対策を施すことも企業責任として必要であろう。
社内にメールサーバを構築している場合、社内メールサーバを移行させることができないというシーンはよくある。そのような企業に朗報だ。同社では、Mail Luck!の機能をゲートウェイで提供するサービスを2007年11月頃リリース予定。また、新機能として「Webメールシステム」のバージョンアップを予定しており、早ければ本年度中にはリリースされるとのことだ。最近、セキュリティの観点から個々のクライアントPCのローカルデータ上にメールを保存させたくないという企業や、従業員が増えるたびに情報システム部がメールクライアントの設定を行いたくないという企業が増えている。そこで、「Webメールシステム」のサービス提供はこうした要望に応えるものだ。最近のWebメールシステムはAjaxによる優れたUIをベースにしたサービスも登場しており、同社が今後予定している新機能・新サービスにも注目が集まる。