誰でも仮想化基盤を導入できる VMware EVO:RAILの魅力に迫る

インタビュー
ネットワンシステムズ株式会社
経営企画本部 第2応用技術部
プラットフォームチーム エキスパート
川満 雄樹氏

仮想化に踏み切れないユーザーの背中を押すEVO:RAIL

 最新の企業システムを構築するにあたっては、仮想化技術を活用するケースが増えている。拡張性・柔軟性に富み、管理性に優れ、省スペース・省電力を実現できるサーバ仮想化をはじめとする仮想化技術は、非常に人気の高まっているIT技術の1つだ。

 IDC Japanがサーバ仮想化の普及率を調査したところ、2011年に22.9%であったものが、2013年には39.7%にまで急速に伸びていた。2014年の数字は50%を超えると推測されている。

 しかし一方で、2014年でも40%以上の企業では、サーバ仮想化を導入していないということになる。注目度の高い分野だけに、半数が使っていないという現状には、どのような原因があるのだろうか。

 原因の1つは、仮想化技術を習得した技術者が少ないということがあげられる。大企業ならいざしらず、国内の大部分を占める中小規模の企業においては、専任のシステム管理者を確保することすら難しい。ましてや、従来のサーバ技術とは異なる知見が必要となれば、いっそう困難になる。

 またサーバ仮想化は、その集約性がゆえに、ハードウェアトラブルが多くのシステムに影響する可能性を捨てきれない。技術者不足も相まって、適切なシステムを導入できるかどうか、まちがいなく運用できるかどうか、不安に思う企業が少なくないのも当然だ。

 そこで、ネットワンシステムズの経営企画本部 第2応用技術部 プラットフォームチーム エキスパート 川満雄樹氏がオススメするのが、"超"垂直統合型アプライアンス「NetOne Integrated System Appliance for VMware EVO:RAIL (以下、EVO:RAIL)」である。EVO:RAILは、ヴイエムウェアの仮想基盤ソフトウェアに最適化されたハードウェアと組み合わせたアプライアンス製品であり、パートナー各社が独自のコンポーネントやサービスを組み合わせて提供する。ネットワンシステムズはEVO:RAILパートナーの中でも、日本国内に特化した現在唯一のベンダーであり、唯一のシステムインテグレータでもある。

 「従来の仮想化基盤はコンポーネントの選定から構築することで、柔軟性の高い基盤を構築できますが、難易度が高く、時間もかかります。これらの課題に対して、近年はベンダーが検証済みのコンポーネントを組み合わせた垂直統合製品が注目されています。EVO:RAILは、導入の容易性や運用性、価格をさらに追求した"超"垂直統合製品なのです」(川満氏)

誰でも使えるパワフルな仮想化基盤アプライアンス

 EVO:RAILは、独立したCPU、メモリ、ネットワーク、ストレージを持つ4ノードのサーバを搭載した2Uサイズのハードウェアアプライアンスとして提供される。ヴイエムウェアによって仮想基盤ソフトウェアに最適化されたハードウェアスペックが決められており、コンポーネント選定時の性能検証の手間を省くことができる。さらに、EVO:RAILのパートナーであるベンダー各社が独自の追加機能やサービスを展開しているため、ユーザーも自社の用途やニーズに合わせて自由に選べるというメリットがある。

 例えばネットワンシステムズは、インテグレーターとしてのノウハウを生かし、標準的なハードウェアの組み立てや設定、ソフトウェアのインストール、3年間の保守に加えて、オプションとして現地でのセッティングや初期セットアップも提供している。

 EVO:RAILは、従来の垂直統合製品に比べて、非常にシンプルな構成を採っており、数十分程度でエンタープライズグレードの仮想化基盤を構築できる。アプライアンスを追加するだけで、システムを10分弱で拡張できるのも特徴であり、現状では4基、2015年後半にはさらに多くのアプライアンスを統合できるようになる予定だ。

 ポイントの1つとして、従来の仮想化基盤のように高価な共有ストレージを必要としないことがあげられる。というのも、4つのノードに搭載されたストレージ(SSD×1、HDD×3)をプールして共用する「VSAN(Virtual SAN)」に対応しているためだ。特殊なネットワーク構成も必要なく、従来のネットワークに接続するだけで使えるようになる。

 導入の際には、Webインタフェースのウィザードを用いて最低限のネットワーク情報を入力するだけでよく、必要な構成作業は自動的されており、たった15分で作業が完了する。

 「従来の仮想化基盤であれば、4台のサーバとストレージをそれぞれセットアップして、ソフトウェアをインストールし、クラスタリングやチーミング、ポリシー設定などの作業が必要となります。もちろん、高度な知識がなければ困難です。設定ミスなどのトラブルがなくとも、1~2日はかかるでしょう」(川満氏)

 運用も非常に容易で、インフラ管理はほとんど不要な構成になっており、システム管理者は、サーバ(VM)の管理に集中できるというメリットがある。実際には、vSphereやvCenter Serverがバックグラウンドで稼働しているため、既存のVMwareユーザーも、vSphere Client、Web Clientを活用して管理を統合することも可能である。

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提供:ネットワンシステムズ株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2015年4月25日
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