
経営者の課題は、間違えのない意志決定を迅速に行い、売り上げや利益を拡大し企業を成長させることだ。対してIT部門の課題は、TCOを削減し、標準化を行ってITインフラの管理を軽減すること。両者の間には、隔たりがある。真の企業の成長のためには、両者をうまく結びつけ情報の流れをスムーズにする必要がある。この隔たりを埋め、業務と意志決定の間の情報サイクルを生み出すのがEPMの役割だ。
Oracle EPMは、単にパフォーマンスマネジメント用のツールを集めたものではない。メインフレームやERP、さらには個人が管理するExcelデータにいたるさまざまな業務データを同期し、複数システム間のコミュニケーションを担う「Fusion Middleware」の層がベースにあり、その上に必要なデータを一元的に管理し、加工、集計、分析するための「Business intelligence Foundation」がある。さらにその上の層には、業務別・業種別に事前定義された包括的な分析アプリケーションである「BI Applications」、財務連結や予算策定など、財務パフォーマンスマネジメントに特化した「Performance Management Applications」がある。そして、複数のアプリケーションを統一的な使いやすいユーザーインターフェースで利用者に届ける「EPM Workspace」が、さまざまな役割のユーザーに最適化されたEPM利用環境を提供する。
この多層化した環境でばらばらだった業務データを経営情報へと変換し、そこから得られた知恵や知見(インサイト)を実業務のアクションにフィードバックする情報の循環サイクルが完成するのだ。
日本オラクル株式会社「Oracle EPMは、Hyperionのソリューションが新たに加わったことで、強力な財務パフォーマンス管理を手に入れました。計画策定と予算編成の機能もその一部ですが、国内外で多くの実績をもちます。様々な切り口での多軸分析が可能であること、精緻な予実管理を実現するシミュレーション機能は、Oracle EPMの大きな優位性となっています」(岩本氏)
戦略的な財務モデリングを行う「Hyperion Strategic Finace」、計画サイクルを短縮化しトップダウン型とボトムアップ型の予算編成を実現する「Hyperion Planning」、人員計画や給与、コンペンセーション計画まで構成できる「Hyperion Workforce Planning」、固定資産のライフサイクル、買入・廃棄管理を行う「Hyperion Capital Expence Planning」という4つの機能が加わったことで、計画、予測の面で、大きな優位性をもつパフォーマンスマネジメントのソリューションが完成したのだ。
また、Oracle EPMは、情報ソースも選ばない。とくに、新たに加わったHyperion由来の製品群は、SAPも含めて他社製の会計パッケージと親和性が高く、圧倒的な実績がある。