ユーザー企業に学ぶ! BIツール、帳票電子化ツール活用術 ――「ウイングアークフォーラム 2016」事例トラックレポート

ウイングアーク1stは、11月9日、「ウイングアークフォーラム 2016」を東京で開催した。本稿では、BIツールや帳票電子化ツールといったウイングアーク製品を導入している4社の事例セッションを取り上げ、製品導入の経緯やメリットなど、そのエッセンスを紹介する。

新規会員の獲得や既存会員の定着に貢献――東急スポーツオアシス


株式会社東急スポーツオアシス
マーケティング企画部
カスタマーリレーションマネージャー
武重慶士氏

 東急スポーツオアシスは、東急不動産を親会社とするフィットネスクラブを運営している。会員情報や営業情報を、クラウド型BIダッシュボード「MotionBoard Cloud for Salesforce」(以下、MotionBoard)を活用して統合的に見える化する仕組みを短期間で構築した。

 東急スポーツオアシスのマーケティング企画部カスタマーリレーションマネージャーの武重慶士氏は、「2年前からセールスフォースを導入し、データを集約することはできていたが、それを可視化し、活用するための表現が限られていた。クラウドサービスなので、トライアンドエラーがしやすかった」と同製品の導入経緯を説明。自社で作成できる容易さ、セールスフォースやExcel、CSVなど形式の異なるデータを融合させて表現できる点などが採用の決め手になったと語る。

 導入の結果、従来は週次で行っていた営業報告を日次単位に変更することができ、日々の目標達成状況を把握できるようになった。これにより、対策の打ち手が早くなり、新規会員の獲得や既存会員の定着につながっているという。また、入会する会員の約半数が見学・体験といった来場から入会するため、入会に大きな影響を与える来場セールスを見える化することで、各店の獲得状況を本部で確認。獲得状況に合わせたフォロー方法を店舗に提示し実施することで安定した来場獲得ができるようになった。来場獲得率は対前年で8.5ポイントアップし、来場入会数も対前年で116.2%と大きな成果に結びついている。

 さらに、入会やセールスで一定の効果が得られたことで、MotionBoardを利用していない他の部署から「顧客満足度を調べたいのだが、該当するようなデータはないだろうか?」という問い合わせを受けたり、店舗から「成績の良い店舗と自店舗との違いがどこにあるのか、データ的な見地から教えてほしい」といったリクエストも寄せられるなど、社内に情報活用の文化が広がっているという。

 データを蓄積していくことで前年との比較なども可能になることから、同社ではさらに効果的なデータ活用が可能となると期待している。

図:多様なデータをMotionBoardで可視化 図:多様なデータをMotionBoardで可視化
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「ライトユーザーの見やすさ」でMotionBoardを選択――アンテリオ


株式会社アンテリオ
ファーマ・ソリューション事業部
ソリューション開発部長兼新規事業開発室 室長
佐藤暢章氏

 アンテリオは、調査会社であるインテージホールディングスの中で、ヘルスケア分野、特に製薬業界向けに患者調査、医師調査などのマーケティング支援業務を行っている。製薬企業に対して、豊富な調査データとともにその可視化ツールとして「MotionBoard」を提供し、すでに多くの企業に導入している。

 同社ではBIツール選定にあたり10社から話しを聞き、最終的にMotionBoardと競合製品の2製品に絞り込み、使い比べを行った結果MotionBoardを採用した。ファーマ・ソリューション事業部ソリューション開発部長兼新規事業開発室室長の佐藤暢章氏は、「製薬会社に浸透していたのは、実は競合製品の方でした。しかし、MotionBoardは、データ分析のプロではない現場のライトユーザーにとって見やすさにすぐれていました」と採用の理由を語る。他にも、ニーズやこだわりの異なる顧客に対してボタンアクションなどできめ細やかな対応ができること、顧客からの要望や不測の事態が発生しても、国産のBIツールであるMotionBoardなら開発者が身近にいて安心だったことも採用の決め手になった。

MotionBoardの選定ポイントと採用理由

  • 分析官のやりやすさではなく、ライトユーザーの見やすさを重視
  • ニーズやこだわりの違うお客様(お金を払ってくれる製薬メーカーの担当者、プロマネ、支店担当等)へのきめ細かい対応ができる(ボタンアクション等でいろんなことができる)
  • 大事な情報や不測の事態の対応を考慮し、開発者が身近である(国産ベンダー)

 また、開発面に関して佐藤氏は、「外部に依頼することなく、自分たちでお客様に提供する画面を作成できることが最大のメリットです。作りながら気がついたことがあれば、それを即座に反映できるし、トライ&エラーをしやすいのです」と高く評価する。

 さらに、顧客である製薬メーカーの反応も良好のようだ。アクセスログによると、ログイン回数が以前に比べて増加しており、データを購入する部門も拡大している。

 佐藤氏は、「ビジネスを開始した当初は、プロダクト関連部門、そして本社での購入が多く、営業の現場である支店や営業所での購入はゼロでした。それがこの5年間で14%にまで拡大しています。こうした流れは、さらに拡大するだろうと考えています」と話す。「ライトユーザーが使いやすいもの」ということにこだわりMotionBoardを採用したことが正しかったという確かな手応えを、佐藤氏は感じているようだ。

提供:ウイングアーク1st株式会社
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