Retina版「iPad mini」、入手が困難に?--高解像度ディスプレイ量産に課題か

Brooke Crothers (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部

2013-10-23 14:23

 Appleの「iPad mini Retinaディスプレイモデル」は数に限りがあるというこれまでのうわさが現実となるかもしれない。

 Appleの更新されたiPad miniのページには、同社で最も人気の高いiPad製品の新たなRetinaバージョンを「11月中に発売」すると記載されている。

 ただし、同タブレット(スタート価格は399ドル)が11月中に提供可能になっても、需要が急増した場合の初回出荷分は比較的限定された数量になる可能性がある。

 IHS iSuppliのタブレットおよびモニタ調査担当ディレクターRhoda Alexander氏は、「新型iPad miniの供給台数に深刻なほど限りがある」と述べている。

 「(2014年の)第1四半期までに本格的な供給台数は期待できない」(Alexander氏)

 問題の一部は主に、高解像度のiPad mini搭載Retinaディスプレイ(7.9インチ、2048×1536ピクセル)の生産量を十分確保することにあるようだ。

 新しいiPad miniのディスプレイ解像度は、より大型の「iPad Air」と同じだが、miniの筐体はずっと小さい。このため、ピクセル密度が引き上げられ、Appleが必要とする非常に多くの数量を製造することをより困難にしている。

 iPad Airは解像度が264ppiと比較的落ち着いているが、新型iPad miniでは326ppiに跳ね上がっている。

 Appleは初代のiPad miniでも需給の問題に直面した。

 Appleにコメントを求めたが回答は得られなかった。

提供:Apple
提供:Apple

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]