患者のバイタルサインを収集し、患者と医師が離れた場所で情報交換できる新しい「Intel Health Guide」を、糖尿病やうっ血性心不全などの慢性の健康障害を抱える患者が自宅で利用できるようになる日も近いかもしれない。
Intelは米国時間7月10日、米食品医薬品局(FDA)が同社の医療機器Intel Health Guideを承認したと発表した。
患者のバイタルサインを収集し、患者と医師が離れた場所で情報交換できるIntel Health Guide提供:Intel
同機器は8ポンド(約3.6kg)の家庭用医療機器で、病院、医療機関外にいる医療提供者と患者をつなぎ、バイタルサインの収集、患者への通知、教育内容、はげましのメッセージを管理する。機器には40Gバイトのハードドライブが搭載されている。
この医療機器で収集された情報は医療専門家に送信され、医師たちはビデオ会議で病状について話し合うことができる。医師は、「Intel Health Care Management Suite」という名前のソフトウェアを使って、オンラインのインターフェースを介してリモートで患者の健康状態を把握する。ソフトウェアは現在、「Windows XP」にのみ対応している。
グルコース計や血圧計などの有線、無線のモニタに接続できるため、医療提供者がリモートでバイタルサインを測定する時間を設定したり、患者が自分でチェックしたりできる。機器がブロードバンドでインターネットに接続されている間、暗号化された情報がリモートデータベースに送信される。
Intelのデジタルヘルス事業部のバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるLouis Burns氏は、発表の中で、「この医療機器は、世界中の医療の状況、コストを改善する重要な製品だ。わたしたちは、うっ血性心不全や糖尿病といった慢性の健康障害だけでなく、自宅での健康管理プログラムなど、幅広い利用モデルを構想している」と述べている。
「Intel Health Guide PHS6000」は、イギリスと米国での予備実験を含む何年にもわたる研究開発を経てFDAの承認を獲得し、市場に参入する。Intelによれば、同製品は2008年末または2009年初めまでにヘルスケア関連企業から販売される予定で、価格は現時点では発表されていない。
Intelの他にも、さまざまな企業がテクノロジと医療機器を融合している。IBMは最近、スーパーコンピュータを使って骨粗しょう症を診断できると発表した。また、糖尿病患者のグルコース量を測定する車載システム、がん患者の放射線被ばく量を測定するインプラントなどの機器も開発されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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