Intelは、コンシューマーおよびエンタープライズ市場におけるハードディスクドライブ(HDD)の利用に取って代わるべく、ついに大容量ソリッドステートドライブ(SSD)事業へと進出する。
これは、Intelが、最初のフラッシュメモリとなる、256Kバイトのフラッシュチップを1988年に発表して以来、実に20年ぶりの出来事である。世界最大のチップメーカーであるIntelは、サンフランシスコで開催される「Intel Developer Forum」(IDF)において、SSDのラインアップを発表した。
Intelの存在は、すでに激しい競争が繰り広げられている市場を、さらに激化するものとなる。Avian SecuritiesのマネージングパートナーであるAvi Cohen氏は「SSD市場へのIntelの参入は、やや遅れはしたものの、これまで予測されてきた通りである。これによって、一層の市場競争の激化が始まると考えられる」と述べた。
まずIntelは、コンシューマーノートPC市場に向けて、マルチレベルセル(MLC)テクノロジがベースとなる、80Gバイトと160GバイトのSSDを投入し、エンタープライズ市場に向けては、シングルレベルセル(SLC)がベースとなる、32Gバイトと64GバイトのSSDを投入していく。2009年中には、Intelは、最大320Gバイトの容量で、MLCベースのSSDを提供する予定である。
MLCは、低価格で大容量のSSDを製造可能にするものの、SLCよりは低速になり、信頼性も高くはない。しかしながら、現在は若干の超軽量ノートPCで、SLCベースのSSDが使われてはいるものの、将来的には、ほとんどのノートPCが、MLCベースのSSD採用へと移行すると考えられる。
Cohen氏は「MLCがベースとなる新世代の製品群では、初期のSSDが抱えていた多くの問題が解決される。SSDは、ネットブックカテゴリーの製品に最適であり、最終的には、エンタープライズセグメントの(高性能)HDDにも取って代わる存在となるだろう」と語っている。
とはいえ、大半のノートPCが、今後もHDDを採用し続けることに変わりはないと、Cohen氏は指摘する。同氏は「メインストリームのノートPCでは、今後もしばらくの間、HDDの利用が続くと予測している」と述べた。
Intelが提供するSSDのうち、「E」の識別子は、上位モデルの「Extreme」を指し、「M」は、メインストリームとなるMLC製品と関連して用いられる。
IntelのNAND製品グループのマーケティングマネージャーであるTroy Winslow氏は、「MLCモデルの製造は、今後30日以内にスタートし、SLCモデルの製造は、今後90日以内に開始する」と語っている。
SSDは、1.8インチおよび2.5インチのサイズのラインアップとなり、シリアルATA(SATA) IIインターフェースが搭載される。通常は、「MacBook Air」や「ThinkPad X300」、さらには先日発表されたばかりの「HP 2530p」など、超軽量ノートPCにおいては、1.8インチのSSDが装備され、法人顧客は、サーバ環境で2.5インチのSSDを使用する傾向が強い。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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