レッドハットは11月17日、Linuxの標準仮想化技術であるKVM(Kernel-based Virtual Machine)を利用した仮想化製品群「Red Hat Enterprise Virtualization for Servers」の提供を開始したと発表した。
同製品群は、管理ソフトウェア製品である「Red Hat Enterprise Virtualization Manager for Servers 2.1」と、ハイパーバイザ製品である「Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor 5.4」から構成される。
Red Hat Enterprise Virtualization Manager for Servers 2.1は、大規模なクラウド環境を校正する複数の物理サーバと多数の仮想サーバを統合的に管理するためのGUIベースのソフトウェア。「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」とRed Hat Enterprise Virtualization Hypervisorで稼働する仮想マシンの稼働状況やリソースの使用率をグラフィカルに表示するとともに、仮想マシンの作成や起動、終了、ストレージやネットワークの設定や構成を容易に行えるとする。
そのほか標準で、ライブマイグレーション、物理ホストの障害を検知して仮想マシンを別ホストに移動する可用性向上機能、システムスケジューラ、ピーク時間以外の時間帯に仮想マシンを移動させて不要なホストの電源を切るパワーセーブ機能、ダウンタイムなしでホストの計画保守を行える「メンテナンスマネージャ」、OSイメージの管理を行う「イメージマネージャ」機能などを持つ。
一方、Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor 5.4はゲストOSとしてRed Hat Enterprise LinuxとMicrosoft Windows Server 2003および2008をサポートする独立型のハイパーバイザ製品。IAサーバにインストールして利用する。カーネルはRHELと共通でKVMを利用しているため、RHELのハードウェア、ソフトウェアとの高い互換性を持つという。ホストとしては、最大64CPUと1Tバイトのメモリをサポート、ゲストOSあたり最大16の仮想CPUと64Gバイトのメモリをサポートする。
Red Hat Enterprise Virtualization for Serversのサブスクリプション価格は、管理対象とサポートレベルの違う、2種類が設定されている。「スタンダード」が、電話およびウェブサイトによる平日午前9時から午後5時までのサポートを受けられるもので、価格は1ソケットあたり年間6万8000円(税別)。「プレミアム」が、電話およびウェブサイトによる週7日24時間のサポートを受けられるもので、価格は1サーバあたり年間9万8000円(税別)。
レッドハットでは、合わせて、仮想化技術によるサーバ統合を行いたい企業向けの有償の導入支援サービス「RHEVクイックスタートサービス」の提供も行う。価格は、コンサルティングを含めて80万円(税別)からの個別見積りとなる。
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