すでに筆者は先週、Microsoftの「Mojave Experiment」についてお知らせしたが、それが実際にはどれほど魅力的なものかを、現在は自分で確かめる機会も開かれている。
予告サイトの開設後、まだ数日しか過ぎていないものの、Microsoftは、Vistaに対して懐疑的な「Windows XP」ユーザーに、同社が開発する新たなオペレーティングシステムとして、「Mojave」というコードネームのWindowsを見せるプロジェクトから、何十本もの動画を選んで正式公開するに至った。(ほとんどすべてが良好な反応だったが)Mojaveの感想を述べた後、参加者には、実際に見せられていたものはVistaであったことが明かされた。
Microsoftは動画の最初の部分で、Vistaの印象について尋ねられた時の、参加者からの反応を集めて収録している。
ある人は「Vistaになど触れたくもない」と語る。
「Vistaはひどい」と、別の人が述べる。
3番目の人物は「いつもVistaはクラッシュする」と語っている。
それから、Mojaveというコードネームで紹介しつつ、新しいバージョンのWindowsを見せられるのである。
「わあ」と、ある人は驚きの声を上げた。
「このスピードは本当にすばらしい」と、別の人が感想を述べる。
その後、もうご存じの展開だが、このWindowsは実はVistaであると告げられて、皆が驚くのである。
ある参加者は「これは自分が(Vistaについて)耳にしていたのとは、まったく異なる」と語った。
Microsoftは、140人の参加者のうち、Mojaveを見てから、Vistaへの評価が高まった人が94%に上り、Vistaへの評価を下げてしまった人など、実のところだれもいなかったという集計データまで紹介している。Mojaveを見る前の、参加者のVistaに対する評価スコアは平均4.4点だったが、Mojaveを見た後の評価スコアは、平均8.5点まで上昇した。
Microsoftは、参加者の了承を得つつ、Vistaに対して懐疑的な評価が変わらなかった1名の反応も含めつつ、何十本もの動画を公開した。その真意ははかりかねるものの、筆者が話をしたMicrosoft側の人々は、もっとネガティブな反応の人も多く見出そうとしたものの、そういう場面があまりなかったと語った。
もちろん、筆者を含む複数の人々が指摘していることだが、オペレーティングシステムの短いデモのようなものを見るのと、実際に新しいソフトウェアをインストールし、既存のデバイスで動かしつつ、一般的な日々のタスクをPC上でこなしていくこととの間には、非常に大きな隔たりが存在する。さらに、動画は編集されているため、Microsoftが、決して良い反応ばかりを選り好みしたのではないと述べたとしても、それを信じる以外にはない。
どうやらMicrosoftにとっては、これまでいつも採用してきた、「皆が間違っているのだ」と頭ごなしに告げる手法ではなく、説得して良い反応を示すようになった人々の、実際の声を用いるようにする手法のほうが良いようだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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