IBM、「Lotus Notes on Linux 7.0.1」を発表へ

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:河部恭紀(編集部)

2006-07-10 16:30

 IBMは米国時間7月10日、デスクトップコラボレーションアプリケーション「Lotus Notes」のLinux版を発表する計画だ。

 Linux向けとなる「Lotus Notes on Linux 7.0.1」は、オープンソースフレームワークのEclipseをベースとしたもので、7月24日に一般提供を開始する予定だ。同技術は、2007年に出荷を予定している次期版のLotus Notes(開発コード名「Hannover」)でも利用される。

 「当初、Lotus Notes on Linuxは、Hannoverと同じ時期に発表する予定だったが、早めに提供することにした。ドイツ、インド、中国、ブラジルを中心に、顧客からのニーズが非常に高いからだ」とワールドワイドでLotus Notesの営業を統括するIBMのEd Brill氏は述べた。

 Linux向けにチューニングされたLotus Notesは、MicrosoftのWindowsやApple ComputerのMac OSなどのプロプライエタリなOSを使わないと決めた企業を支援するよう設計されている。IBMによると、Hannoverがリリースされると、完全な生産性ツールとして機能する計画だという。

 Brillによると、Windows、Macintoshを利用するLotus Notesユーザーは、Linux版へ無償で乗り換えできる。新規にライセンスを購入する場合は、WindowsやMacintoshと同じ価格になるという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]