UPDATE Microsoftは、同社の熱狂的支持者によるニュースグループ投稿を介して、今後は「Microsoft Money Plus」を毎年アップデートしないことを発表した。そしてさらに重要なのは、同製品を小売店で販売するのを中止するという決定だ。
これは、消費者および中小企業を中心に、人々がソフトウェアをオンラインで購入する方向に移行しつつあることを、Microsoftが認識しているという最新の徴候だ。
ニュースグループへの投稿によると、Microsoftは次のように述べたという。「オンラインで、際限なく並ぶデジタル式陳列棚の商品を購入する一般消費者がますます増加している。小売パートナーのニーズ、消費者の行動、および事業効率を考慮して、MicrosoftはMicrosoft Money Plusソフトウェアの販売の取り組みをオンラインでのダウンロードに集中させ、従来の小売店店頭での箱売りを中止する」。この投稿に気づいたブロガーのMary Jo Foley氏は、米国時間8月8日にZDNetへ記事を投稿した。
過去数年において、小売店の棚から姿を消す消費者向け製品はMoney Plusが初めてではない。Microsoftは2007年、写真を編集、加工できるソフトウェアパッケージ「Digital Image Suite」の開発を完全に打ち切った。
しかし、Microsoftは投稿を通じて、パッケージソフトウェアを全社的にやめるわけではないと述べている。
「Microsoftは、箱売りのソフトウェアが近い将来になくなるとは考えておらず、ソフトウェア製品の価格やパッケージ化について、異なる提供方法を常に顧客と話し合っている。当社は、顧客の需要に合致し、ビジネス効率を最適化できる戦略および製品ソリューションを展開している」と、投稿に書かれている。
実際、Microsoftは「Office」最新版の非常に好調な販売を目にしてきたし、セキュリティソフトウェア「OneCare」も小売店でよく売れている。同社は2008年7月、「Office」と「OneCare」を統合したサブスクリプションサービス「Microsoft Equipt」を発表したが、これもパッケージ製品として小売店で売り出された。
Microsoftは、数年前からこのような移行を視野に入れながら、サブスクリプションやオンラインサービス、さらにはPCでの広告支援型ソフトウェアといったオプションを検討してきた。同社はこの問題を検討した結果、消費者向け生産性パッケージ「Microsoft Works」の広告付き無料バージョン「Works SE」(Sponsored Edition)の提供を開始した。
更新:筆者は8月8日午後、Microsoftのフィナンシャル製品グループ担当製品マネージャーを務めるChris Jolley氏と話をし、Microsoftの動きの背景にある最近の傾向について語ってもらった。
過去12カ月において、「Microsoft Money」の最新版にあたるMoney Plusの販売の半分は、デジタル版のダウンロードによるものだったという。これは、1年前と比べておよそ3倍のダウンロード率だと、同氏は説明した。
同社は2007年、同製品の名称を変更したとき、1年に1回以上アップデートする基本計画を立てたが、Jolley氏によるとMicrosoftはその後、デジタル版での販売に注力することと、2008年のアップデートを行わないことを決定したという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
関連情報
-
金のガチョウを殺すのか--MS、デスクトップアプリの無料提供を検討 [From CNET Japan]
CNET News.comが入手したマイクロソフトの社内文書から、同社がWindowsを含む一部のデスクトップ製品について、広告付きのバージョンを無料で提供する計画を検討していることが明らかになった。 - マイクロソフトの「利益を生まない」アプリケーション [From CNET Japan]
- マイクロソフト、「Digital Image Suite」の開発を打ち切り [From CNET Japan]
- マイクロソフト、「Office」サブスクリプションサービスを計画
- マイクロソフト、広告付きWorksの提供を開始 [From CNET Japan]
- MS、Officeのサブスクリプションサービス「Microsoft Equipt」を発表
- Microsoft
「小売」 の新着情報
-
SAS、2009年度下期のビジネス戦略を発表--「市場は見える化主体のBIから先を見通すBAへ」
SAS Institute Japanは8月26日、2009年度下半期のビジネス戦略に関する報道関係者向けの説明会を行った。 - 企業の意思決定に必要なのは「見える化」だけだと思っていないか?
- 日本HPと日本オラクル、製造業や小売業向け物流管理システムを共同で提供
- コンビニ業界の覇者セブン-イレブンを支えるITの真髄--災害対策とコスト削減を両立
- MS初の直営小売店、カリフォルニアとアリゾナでオープンへ
- 小売 一覧へ »
「ソフトウェア」 のバックナンバー
-
インフォア、“二重帳簿なIFRS”に対応する「複数元帳」機能を提供へ
日本インフォア・グローバル・ソリューションズは、国際会計基準(IFRS)に対応したコンポーネント「Infor Advanced General Ledger(AGL)」を発表した。出荷開始は2010年2月末を予定している。 -
「Thunderbird 3」のリリース候補第1版、来週にも公開へ
-
Mac用仮想化ソフトの最新版「Parallels Desktop 5 for Mac」がリリース
-
「Firefox 3.6」は当初の予定通り12月にリリース--モジラ幹部が明言
-
富士ゼロックス、プリンター管理の統合ソフトを発表--運用管理を低減
- ソフトウェア 一覧へ »
-
パンデミックでも社員を守り業務継続を支援する
- 新型インフルエンザ等のパンデミック時に対応できるユーザー認証のあり方と仕組み
- ITコスト削減の傾向と対策 〜情報システム部様限定〜
- 日本モバイルインターネット端末市場分析 〜2008〜2012年のMID及びスマートフォン...
- 圧倒的なWeb会議市場シェアを誇る「nice to meet you」のご紹介
- iPhoneをビジネスで活用する時代へ〜ビジネス&モバイルのミライ〜
- 企業コスト削減の傾向と対策 〜最新アプローチのトレンド〜
- 「IronPortはここがすごい!」IronPort製品の優れた機能が満載!
- 最上級のブレードがこれだ!導入実績豊富な製品で構成され、仮想化環境に最適化し...
- 「協調型セキュリティ」による安全なビジネス環境の実現へ セキュリティ対策ソフト...
企画特集
-
企業ITシステムの企画、構築、運用のイロハ
戦略的なITシステムのために、今考えるべきポイント -
―エン・ジャパン厳選求人☆毎週更新―
ハンゲームの社長が語る・人材とサービスの在り方 -
100万円で実現!中小企業の情報漏えい対策
中小企業の課題!?セキュリティ管理者不在でも大丈夫 -
進むストレージ環境の見直し
仮想環境に最適なiSCSIストレージLeftHandのメリット -
マネジメントの「コラム」と「コネタ」
今日のキーパーソンは誰? -
最大32個のセンサーが電力を徹底管理!
『省エネ性能』追求HPx86サーバー徹底レビュー -
【最終警告】パンデミック対策特集
サービス品質を保証するためのリスクマネジメントとは -
大丈夫?あなたの会社のセキュリティ対策
中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティを考える -
求めているのはSIerのエンジニア!!
連載インタビュー第1話、グリーCTO藤本氏が語る -
VMware OEMベンダー6社を独占インタビュー
IBM、HP、NEC、DELL、日立、富士通のVMwareの取り組み -
J-SOX法制定により内部統制の整備が急務に
重要性高まるActive Directoryの課題と対処法を公開中 -
情報漏えいを食い止める!
証跡としての信用力を高めるメールアーカイブとは? -
急増するオンライン犯罪への解決策!
オンラインサービス保護ソリューション
-
5. lambda関数を使って
この5分間のビデオは、並列コードをより読みやすくするために、Threaded... -
6. 既知のバグをデバッグする
この4分間のビデオは、並列プログラムエラーが疑われる既知のバグをデバ...
新着企業動向
-
ウォルフソン、半導体開発センターを開設
ウォルフソン・マイクロエレクトロニクス -
JP1研修 ジョブ管理
アシスト -
「大江戸セキュリティくろすわーど」好評につき期間延長しました!(11/15まで)
日立システムアンドサービス -
Dojo(道場)
テンダ - 企業動向一覧へ»
