ITU(国際電気通信連合)における3G標準勧告を契機に、WiMAXのグローバル市場拡大にますます期待が寄せられようとしている。2007年は、WiMAXの3G標準化に加え、4G周波数帯選定やアナログTV周波数帯域の開放など、移動通信市場のメインストリームへと発展していく道筋がつけられた年といえる。国内では2007年末、2.5GHz帯域でのBWA(広帯域無線アクセス)事業免許がKDDIに付与された。ICT分野の調査研究を行う情報流通ビジネス研究所(神奈川県大和市、所長・飯塚周一・046-271-2323)は、このほど発刊したレポート「モバイルWiMAXの海外市場展望」の中で、「2008〜2009年は、WiMAXの世界的普及に向けた極めて重要な時期。特に、米国におけるグーグル/スプリントの動きや、EUの2G向け周波数リサイクル政策、そしてアジアでは中長期的にみて中国当局のWiMAXに対する政策――といったことが、今後を左右する重要なファクターになる」と報告した。レポートは、世界のWiMAX市場を米国/欧州/アジアに区分し、主要国の事業者と規制動向を分析したもの。
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