![]() |
Windows Vistaの「Windows Meeting Space」活用のために知っておくべき10のこと |
「Windows Meeting Space(WMS)」はWindows Vistaに組み込まれることになる新たなアプリケーションであり、最大10人までのユーザーがデスクトップ、アプリケーション、ファイル、プレゼンテーションを共有でき、個人的なメモのやり取りをネットワーク経由で簡単に行えるようにもなっている。WMSの特徴や機能のポイントを以下に挙げてみたい。
WMSはMicrosoftのNetMeetingを置き換えるものである。そして、WMSはVistaのPtoPネットワーキング技術の上に構築されており「WS-Discovery」といったVistaの機能を利用しているため、WMSを利用できるのはVistaユーザーのみとなる。
WMSを最初に起動すると、WMSの通信を許可するファイアウォール設定や「People Near Me」(PtoPで近隣の端末と接続する際に用いる近隣探索・接続確立の機能)機能とファイル複製機能の有効化といった基本設定が自動的に行われる。
信頼できる連絡先(身元を証明するデジタル証明書を提供した人)からの会議への招待のみを有効にしたり、会議に加わる際に参加者に対してパスワード入力を求めるよう設定したりできる。WMSの通信はすべて暗号化されるため、許可された人々のみが共有のデスクトップ、アプリケーション、ファイルを閲覧できるようになっている。
WMSでは、会議を非公開にする選択肢が用意されている。非公開に設定した会議は、他のVistaユーザーに対しては参加可能な会議としてリストアップされず、明示的に招待されない限り参加することができない。
会議に参加するには3つの方法がある。
ネットワークプロジェクタに接続するか、プレゼンテーションをデスクトップ上に表示してそのデスクトップまたはプレゼンテーション用アプリケーションを他の会議参加者と共有することで、会議でプレゼンテーションを行うことができる。
資料を配布したい場合、そのファイル(群)を選択するだけで、各会議参加者のコンピュータにコピーが作成されるようになっている。会議参加者であれば誰でも資料を編集できて、編集結果はオリジナルのファイルに変更を加えることなく各会議参加者のコピー資料に反映される。
IPv6はWindows Vistaにおいてはデフォルトでインストールされ、利用できるようになっている。しかし、ローカルサブネット(People Near Me)内の会議であれば、きちんとしたIPv6インフラを必要としない。
あなたのデスクトップを他の会議参加者と共有すれば、「Remote Assistance」を使った場合と同様に彼らもそのデスクトップ上に表示されているものを見ることができる。しかしRemote Assistanceの場合とは異なり、他の会議参加者は、あなたが明示的に権限を与えない限り、他の参加者があなたのデスクトップをコントロールすることはできない。デスクトップ全体を見せたくはない場合には、選択したファイルやアプリケーションのみを共有できる。
「Group Policy」を利用することによって、管理者はWMSの利用方法を制限したり制御したりすることができる。オプションとしては、WMSを完全に無効にしたり、配布物の共有を無効にしたり、パスワードに必要な長さや複雑さを強制することなどがある。また、共有されるファイルの種類を「Attachment Manager」によって規制したり、WMSのアクティビティや情報をログファイルに記録することもできる。
ZDNET Japanは、Ziff Davisからのライセンスに基づき株式会社4Xが運営しています。
ZDNET Japan is operated by 4X Corp under license from Ziff Davis.
Copyright © 2026 4X Corp, Inc. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.