掲載日時: 2006-12-12 08:00

始めたからには読ませたい--より良いブロガーを目指すための10のコツ

せっかく更新したブログを誰も読んでくれないならば、投稿せずにその内容を紙ナプキンにでも書き殴っておいた方がましではないだろうか。ここに書かれたポイントを参考にし、人を惹きつけるようなブログを作成して熱心なファンを獲得していってほしい。

著者 : 文:Deb Shinder 翻訳校正:吉井美有

URL : https://japan.zdnet.com/article/20338381/

 あなたがせっかく更新したブログを誰も読んでくれないならば、投稿せずにその内容を紙ナプキンにでも書き殴っておいた方がましではないだろうか。しかし、あなたが自分の考えや意見を誰かに伝えたいと切に願っているならば、以下のポイントを参考にし、人を惹きつけるようなブログを作成して熱心なファンを獲得していってほしい。

 ブログを書くことはアメリカ人にとってだけではなく、インターネット接続環境をもった世界中の人々にとって新たな国民的娯楽となっており、年齢層や職業に関係なく広く楽しまれている。ブログには、大きく分けてパーソナルブログ、ソーシャルブログ、プロフェッショナルブログがある。そしてどのような話題であれ、それについて誰かが既にブログに投稿していることだろう。ブログによって対価を得ている人がいる一方で、ブログ作成のために(特定のサイトにブログを構築するためや、特定のソフトウェアを使うために)対価を支払っている人もいる。

 インターネットによって、誰もが世界中の人々に向けてコンテンツを公開できるようになった。そしてウェブログ、すなわちブログによって、それがもっと簡単に行えるようになった。しかし、どのブログも同じというわけではない。熱烈なファンを得ているブログもあれば、活気がなく目立たないブログもある。あなたがどのような理由でブログを作成しているのであれ、ブログをより良く、より読みやすく、そして(あなたが望むならば)より人気のあるものにすることができるのである。

#1:目的を明確にする

 より良いブログを作成するための第1ステップは、なぜブログを作成したいのかを自分自身に問いかけることである。ブログの目的は何なのか。自身の経験や考え、感情を綴る個人的な日記を公開するためのものなのか。日記よりも記録に近い性質のもので、アイデアを書き留めたりプロジェクトの概要を記述したりするのが目的なのか。それともソーシャルサイトとして、友人と交流したり、リンクを共有したり、人と知り合ったりするためのものなのか。あるいは、論説ページとして政治や社会的情勢、時事問題に関する論述を公開する場なのか。そうではなく、専門家あるいは同じ趣味を持った人向けのサイトとして、研究や仕事の特定分野(例えば飛行機、コンピュータプログラミング、写真)におけるコンセプトやハウツーに関する情報を共有するためのものなのか?

 もちろん、こういったものすべての要素を盛り込んだ「ただのブログ」を作成することもできるが、読者はあなたにブログの目的を絞り込んでほしいと思っているかもしれない。そのため、例えば自分の専門分野に関することを書きたいときもあれば支持政党について書きたいときもあるのなら、ブログの読者に対して頻繁に違和感を持たせたり退屈させたりすることを避けるために、2つのブログを別々に運営する方がよいかもしれない。

 また、ブログの目的を定義する際には、読者を知っておくことが重要なポイントとなる。そしてこのことは、読み手に適した文体や表現を決定する際にも役立つのだ。読者がストックカーレースのファンだとわかっているのに株式(ストック)市場で取引を行う人々が大半を占めるブログと同じ文体を使う人はまずいないだろう。

 また、ブログの目的にあわせてテーマを決めるべきである。例えばブログの目的が政治に関する意見の表明である場合、「税負担が小さく個人の生活に干渉しない政府の実現」のようなテーマで方向づけを行うことが考えられる。

#2:視覚的にアピールする

 重要なのはコンテンツだけではない。あなたのブログは、ビジュアル的にもアピール性を持つか最低でもネガティブな印象を与えないものになっていなければならない。ブログページの見た目の煩雑さや読みにくさが原因で、潜在的な読者がサイトをぱっと見ただけで去ったり、いらいらを感じてアクセスを途中でやめたりするのは避けたいはずだ。

 どういったページデザインが最適なのかは、ブログの読者やテーマによって異なる。色やフォント、絵や図を使うことで、ページの雰囲気やトーンを定めることができる。なお、トーンはコンテンツに合わせておく必要がある。また、ブログのテーマがどういったものであれ、濃い色の背景に濃い色の文字という組み合わせや小さすぎる文字、不釣り合いな書体など、ブログが読みにくくなる装飾は避ける方がよい。

 一般のブログサイトにホスティングされている場合には、デザインに制限が課されているかもしれないが、用意されたテンプレートから選択できるようになっていることが多い。テーマを選択する際には、読者へのアピールと読みやすさを念頭に置くべきである。

#3:適切なツールを使用する

 ブログを作成する際には、MicrosoftのFrontPage(後継の「Expression Web」)や「Macromedia Dreamweaver」、W3Cが推奨しているオープンソースエディタAmayaといった、WYSIWYG(編集画面の表示形式が出力と同じ)形式のHTMLエディタを利用することができる。また、HTMLコードを記述するには、Windowsの「メモ帳」のようなテキストエディタを利用することさえ可能だ。

 しかし、専用のブログプログラムやブログサイトが提供している機能を使って、ウェブブラウザや電子メールで投稿すれば、ブログ作成はより簡単かつ迅速になり便利だ。

 あなたのブログが「Blogger」や「Windows Live Spaces」などの一般向け無料ブログサイトにホスティングされている場合には、電子メールクライアントから投稿を書いて、ブログアカウント作成の際に与えられた投稿用アドレス宛に送信すれば、ブログの更新を行うことができる。こういった方法は、最終的なフォーマットを事前に確認できないとはいえ、多くの人々にとって最も容易な投稿方法だ。

 別の方法として、便利な機能をいろいろ提供している「WordPress」「Movable Type」「Post2Blog」「Windows Live Writer」といったブログプログラムを利用することもできる。例えば、Windows Live Writerを使えば、ウェブサイトのテキストをハイライトさせた状態でクリックするだけで自分のブログから引用できるボタンをInternet Explorerのツールバーに追加できる。このボタンをクリックすれば、Live Writerがオープンし、あなたのブログにリンクと引用テキストが挿入されるというわけである。そして1クリックでこれらをLive Spacesやその他の人気ブログサイトにある自分のブログに取り込むことができるのだ。

#4:ナビゲーションを容易にする

 あなたがゼロから自分でブログサイトを作成しているのであれば、読者にとってサイト内移動が容易で、目的のアクションが行いやすいデザインにしておくことも重要である。例えば、コメント機能やRSSフィードを使用しているならば、コメントの投稿方法やフィードの購読申し込み方法が読者にとってわかりやすいものとなっていることを確認しておくべきである。

 また、読者が過去の投稿を見つけやすいようにしておくべきだ。アーカイブの編成が論理的なものとなるよう、日付順だけではなく、特定の投稿を見つけやすいようにカテゴリー別にも分類しておく必要がある。

 ブログサイトにホスティングされているブログなら、たいていはページ要素の配置の変更や要素(モジュールと呼ばれることが多い)の追加/削除といった手段でページのナビゲーションに手を加えることができるようになっているはずだ。できるだけごちゃごちゃしないようにしつつ、読者の求める要素を取り込むようにするべきである。

 可能であれば、ユーザーがキーワードによってあなたのサイトの投稿を検索できるようにしておくとよい。無償で提供されているGoogleの検索ボックスをあなたのサイトに貼り付けることができる。

#5:同じURLを維持する

 複数のブログホスティングサイトを試したり、自身のサイトをホスティングしたりという実験を行うブロガーは多く、特にブログを始めて日の浅いころはそういった傾向が顕著だ。最適な答えを見つけるにはしばらく時間がかかるかもしれないが、できるだけ早く試行錯誤を終え、読者があなたのサイトを見つけることができるよう1カ所を選ぶべきである。あなたのサイトのURLがころころ変われば、逃げてしまう読者が出てくることは間違いない。

 ブログが軌道に乗っているもののサイトを移動しなければならなくなり、URLが変わってしまう場合には、古いブログの最後の投稿で読者を新しいブログに誘導し、その投稿をできるだけ長く維持しておくべきである。

#6:読者を惹きつける

 読者を魅了し続けていくうえで最も重要な点は、彼らとの関係を樹立することではないだろうか。興味深いコンテンツがあったとしても、どんな人がそれを書いているかがわからなければ、コンテンツの魅力は十分発揮されなくなる。読者に対して、あなたに関する情報を示しておこう。

 あなたのブログが政治や、何らかの専門分野に関するものなのであれば、自身に関する詳細な情報に触れる必要はない。また内容によっては本名さえ明かしたくないという場合もあるだろう(特に、例えばあなたの雇用主や、住んでいる小さな町の警察署長の名誉を傷つける内容の投稿を行う場合)。しかしそういった場合であっても、名のない人物であり続けるのはよくない。読者があなたを特定できるようなペンネームを使用するべきだ。また、書き手である自分について、匿名性を失わない範囲で投稿の信頼性の向上に役立つような一般的なことを読者に伝えておこう。例えば、自分はテキサスに住む中年男性であり、通信業界で働いているといった具合に。

 自身の素性を隠しておく理由がない場合には、実名と連絡先を公開しておくとメリットもあるかもしれない(あなたの専門分野のヘッドハンターから興味を持たれる、ある分野における専門家として認識されるようになるなど)。

 あなたが本当の素性を明かすかどうかにかかわらず、コメント機能を用いることで読者とやり取りを行ったり、電子メールアドレスを出しておいて、寄せられた意見にこたえたりすることによって、読者を惹きつけることができる。素性を隠しておきたい、かつ/あるいはメインで使っているアドレスにスパムを送りつけられたくない場合には、当然無料ウェブ電子メールのアドレスや、メインではない電子メールアドレスを用いることができる。

 読者を惹きつけるためには、彼らの信頼を勝ち取り、読者のことを第一に考えることが不可欠である。そして何かを主張する場合には、引用やリンクを用いてその主張を裏づけるべきだ。サブスクリプションが必要なサイトへのリンクは、たとえそのサブスクリプションが無料であっても、できれば避けるべきだ(どうしても必要な場合には、登録が必要なサイトである旨を読者に伝えること)。

#7:ブログ更新のスケジュールを確立する

 ブログ読者は気紛れな群衆だ。いったん惹きつけたとしても、アクセスするたびに新たなコンテンツがあるはずだという期待が裏切られると、彼らはそっぽを向いてしまう。だからといってブログを毎日投稿する必要はない。しかし、最低限の更新頻度を定めておき、それを守るべきである。毎日、毎週、月曜日と金曜日といったブログの更新スケジュールを、できればページ上部の定位置のテキストボックスに表示して読者に知らせておこう。そして、投稿はそれほど濃い内容でなくても、あるいはあまり長くなくてもよいので、とにかくそのスケジュールを守るのだ。読者は、あなたに見捨てられたと思えば、あなたのブログを見捨ててしまう。

 更新スケジュールを守ることができない状況(例えば、2週間の休暇をとる、入院する、家族または仕事の緊急事態であるなど)が発生した際には、本来のスケジュール通りに投稿することができない旨と、投稿をいつごろ再開できそうかという見通しを読者に告げておくべきである。

#8:簡潔を旨とする

 #7に関連してもう1つアドバイスをするならば、何か素晴らしいネタを手に入れてから投稿しようとか、今は『戦争と平和』を書くだけの時間がないから投稿を延期しようなどと考えてはいけない。実際のところ、大半の読者は長時間集中させらせることを好まなかったり、多忙なスケジュールを抱えていたりするため、長くて複雑な投稿よりも、短くて中身のある投稿を好むのである。

 長い文章を投稿する場合には、短い段落に分割することで読みやすくする必要がある。たとえどのように巧みな言い回しがなされていたとしても、大きな一塊の長文ほど読者をひるませるものはないのだ。

 また、わかりにくい単語よりも、平易な単語を用いた方がより多くの読者を惹きつけることができるだろう。そのため、とりわけ専門指向の読者に向けて書く場合を除き、簡潔な文章を心がけるべきである。

#9:推敲してから公開する

 たとえあなたが英語の教授であったとしても、推敲せずに公開ボタンをクリックすれば、タイプミス、単語のつづりや文法の間違いが残ったままになりやすい。特にあなたが情熱にかられてひらめきを綴っているときには、タイピングしている指が考えよりも先を走ってしまい、単語が抜け落ちたり入れ替わったり、コンマの位置がずれたりして、変な文になってしまうことがある。

 あなたはルールに従わないことを誇りにしているかもしれないが、それでもおそらくは、読者に自分の書いた内容を理解してほしいと思っているはずだ。書いたときには素晴らしく思えた複雑な文は、公開後に読み返すと少し不自然なものに感じられるかもしれない。

 人は自身の書いたものを読み返す際に、目の前にあるものだけを読むのではなく、自らがタイプしたと思っている内容を補いながら読むという傾向を持っている。そのため、間違いを見つけるのは難しい。このことは、書き終えた直後に読み返す場合には特にあてはまる。できれば、誰か他の人に投稿原稿を読んでもらってから公開するとよい。それが無理なら、原稿を書き終えてから1時間あるいは1日など「冷却期間」を置き、より客観的な査読者の目で挑めることができるようになってから読むのも有効だ。

 そして、公開する前に間違いを見つけられればそれに越したことはないが、印刷物とちがってウェブのコンテンツには公開後に間違いを見つけても簡単に修正できるという大きな利点がある。

#10:RSSを利用する

 読者があなたのブログに毎日、あるいは毎週アクセスするのを待つ必要はない。あなたのブログを読者に届けることができるのだ。RSSを活用して、登録した読者に対してブログの更新情報を届けるとよいだろう。読者はこれによって、あなたのブログに自分でアクセスして新しい投稿の有無をチェックする必要がなくなる。読者の負担を軽減することは何でも、著者にとっても望ましいことだ。RSSフィードの内容は投稿のタイトルだけでもよいし、短い要約、もしくは投稿全体でもよい。

 一般のブログホスティングサイトの大半では、RSS機能の利用を選択できる。そしてその設定は通常、ボタンを1つか2つクリックするだけの簡単さだ。

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