掲載日時: 2009-06-10 16:36

アドビがAdobe Reader/Acrobatにパッチ -- 13件の脆弱性を修正

アドビが同社のAdobe ReaderおよびAcrobatに対するパッチを公開した。アドビは、今後年に4回、定期的にこれらの製品に対するパッチを提供すると発表しており、今回のパッチはその1回目となる。

著者 : 文:Ryan Naraine(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

URL : https://japan.zdnet.com/article/20394713/

 Adobeは同社のAdobe Reader/Acrobat製品ラインに対する、年4回の定期的なアップデートの1回目を公開した。13件の明文化されたセキュリティ上の脆弱性を修正する、巨大パッチとなった。

 今回のパッチ群では、Adobe Reader 9.1.1およびAcrobat 9.1.1以前のバージョンに存在する「クリティカルな脆弱性」を修正している。Adobeは勧告の中で、「これらの脆弱性はアプリケーションのクラッシュを引き起こし、影響を受けるシステムが攻撃者に制御されてしまう可能性がある」と警告している。

 同社はまた、明文化されていないいくつかのセキュリティ上の問題についても、情報を公開せずに修正したことを認めている。

 今回のアップデートの詳細は、次のようなものだ。

  • このアップデートでは、コードの実行につながる可能性のある、スタックオーバーフローの脆弱性を修正している(CVE-2009-1855)。
  • このアップデートでは、サービス妨害(DoS)につながる可能性のある、整数オーバーフローの問題を解決している。任意のコードの実行が可能であることは示されていないが、実行できる可能性がある(CVE-2009-1856)。
  • このアップデートでは、サービス妨害(DoS)につながる可能性のある、メモリ破壊の問題を修正している。任意のコードの実行が可能であることは示されていないが、実行できる可能性がある(CVE-2009-1857)。
  • このアップデートでは、コードの実行につながる可能性のある、JBIG2フィルタに存在するメモリ破壊の脆弱性を修正している(CVE-2009-1858)。
  • このアップデートでは、コードの実行につながる可能性のある、メモリ破壊の脆弱性を修正している(CVE-2009-1859)。
  • このアップデートでは、サービス妨害(DoS)につながる可能性のある、JBIG2フィルタに存在するメモリ破壊の脆弱性を修正している。任意のコードの実行が可能であることは示されていないが、実行できる可能性がある(CVE-2009-0198)。
  • このアップデートでは、コードの実行につながる可能性のある、JBIG2フィルタに存在する複数のヒーブオーバーフローの脆弱性を修正している(CVE-2009-0509、CVE-2009-0510、CVE-2009-0511、CVE-2009-0512、CVE-2009-0888、CVE-2009-0889)。
  • このアップデートでは、コードの実行につながる可能性のある、複数のヒープオーバーフローの脆弱性を修正している(CVE-2009-1861)。

 今回のパッチは、WindowsユーザーとMacユーザーにのみ提供されるものだ。同社は、UNIXプラットフォームのAdobe Readerに対するアップデートは、2009年6月16日に提供される予定だと述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

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