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IT業界で負けないための3つのポイント--CNET読者ブロガーがCosminexus Dayに登場 |
「今こそ見せよう 日本の現場力」をテーマに日立製作所のソフトウェア事業部(日立)が2月25日に都内で開催した「Cosminexus Day」の特別講演には、船井総合研究所のチームリーダーで、CNET Japan読者ブロガーでもある長島淳治氏が登場。「IT業界で負けないための3つのポイント」と題した講演で、激動の2010年をチャンスの時代と捉えるために何をすべきかを語った。
長島氏はまず、「自社のビジネスに影響を与える要因としては、顧客や競合他社、自社の方針などはもちろんだが、景気が悪化している現在、外部環境の変化(時代の変化)を認識することが重要になる」と話し、時代の変化に適応するために知っておくべきポイントとして、次の3つを挙げた。
「IT業界で負けないための3つのポイント」を熱く語る長島氏
2008年3月以降、トヨタの減産による名古屋の景気の落ち込みや、東京における金融プロジェクトの突然の契約解除など、日本国内でも景気の悪化が加速傾向にあったが、2009年に入り不況が本格化。2009年4月〜6月期のIT投資は対前年比で40%の減少となり、中小企業では雇用調整助成金を活用する企業が続出する事態となっている。
「2009年に本格化した不況の波は、2010年にはさらに激しく吹き荒れる。この激動の2010年を乗り切るためには、今(市場の変化)を正しく知ることが必要であり、そこから未来が見えてくる」と長島氏。景気の悪化はIT業界でも例外ではなく、業界初のマイナス成長を記録。SI関連や管理運営受託なども成長にかげりが出ている。
長島氏は、「好景気、不景気のサイクルは4年半から5年で入れ替わる。今後4年程度は厳しい時代が続くことを覚悟しておく必要がある」と話す。
このような市場の変化を捉えるためには、2つ目のポイントであるビジネスモデルの変化を捉えることが重要になる。ビジネスモデルの変化とは、たとえばアパレル業界であれば、カジュアルとエレガンスの流行が6年周期で入れ替わるというものだ。「人の行動には周期が伴う。この周期を正しく理解せず、エレガンスが流行しているときにカジュアルなものを作っても売れないのは当たり前のこと」と長島氏は言う。
この変化をIT業界に当てはめてみると、1963年に汎用コンピュータが登場して以来、15年周期で集中と分散が繰り返されている。まず1963年〜1979年までのコンピュータ時代の幕開けを経て、1979年から1994年まではメインフレーム市場の成長による集中化、次に1994年〜2009年までがオープンシステムへの転換による分散化、そして2009年以降はクラウド時代への転換による集中化へと移り変わっている。
長島氏は、「現在は、クラウド時代に向けた変化の時代となっており、作る(開発する)ことに対する付加価値が減少している。しかし、これにより顧客の選択肢は拡大した」と話す。言い換えると、これまではシステムを“(開発により)所有”することがトレンドだったが、これからは“(クラウドを)使用”するという選択肢が拡大したということを意味している。
3つ目のポイントである購買心理の変化について長島氏は、「ボーナスが40%カットされると聞いて、ボーナスの支給前に購入を計画していたものを買うだろうか?きっと買わないだろう。企業のIT投資もこれと同じことがいえる」と話す。不況により、1年を超える大型案件は中止や延期、凍結を余儀なくされ、必要なIT投資以外は行われなくなる。また、価格に対する反応が高くなり、投資先の見直しも行われることになる。
長島氏は、「短納期で効果が明確であり、回収がイメージできるものには継続して投資が行われる。そのためには、購買者のこだわりに応える提案力が必要であり、部門の担当者から経営層までが納得できるシステム提案のあり方を模索することが必要になる。厳しい話しもしたが、時代の変化に適応し、顧客企業から選ばれる企業になってほしい」と講演を締めくくった。
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