掲載日時: 2010-07-20 20:53

ウェディング情報サイトから学ぶ「Google Analytics モバイルサイト版」活用術

携帯電話でのインターネット利用によるサイト訪問者が増えているが、その詳細を把握していないサイト運営者も少なくないのではないだろうか。ここでは事例をもとに「Google Analytics モバイルサイト版」を利用したアクセス解析について紹介していく。

著者 : グーグル株式会社 アドセンスオンライン

URL : https://japan.zdnet.com/article/20417079/

 「携帯電話でのインターネット利用は世界中で増え続けている」と言われるが、一体どれほどのものであろうか――CNET Japanの連載では、検索データを元にこの事実を紹介してきた。

 携帯電話でのインターネット利用が増えるということは、サイトの運営者の視点で見れば、より多くの人に自分たちのサイトに訪れてもらう、新たなメディアができたということになる。

 しかし一方で、これほど大きな可能性を持ちながら「そのサイトを訪れるユーザーを把握しているか」と聞かれると、答えに窮してしまうサイト運営者の方も多いのではないだろうか。そこで活躍するのがアクセス解析である。今回はGoogleが2月に公開した「Google Analytics モバイルサイト版(モバイル Analytics)」と「Google AdSense(AdSense)」を利用したアクセス解析の方法について、実際の利用者からのフィードバックをもとにご紹介する。

モバイルサイトの活用方法--ウェディング情報サイトの最適化

 A社はさまざまなサイトを持つ中規模のメディア企業である。運営するサイトは多岐にわたるが、その中の1つとして、結婚、ウェディング情報サイトをPCとモバイルで運用している。

 ウェディング会場紹介ページまでユーザーにたどり着いてもらうことがサイトの目的だが、実際にどのようにユーザーが動いているのかがわからない。そこでA社では、Google Analyticsでユーザーの動きを数値化し、その動線を把握することにした。

1.モバイルAnalyticsを設定する

1.モバイルAnalyticsを設定する

 通常のGoogle Analyticsは、管理画面で表示されるタグをHTMLソースに貼り付けるだけで利用できるが、モバイル Analyticsでは、これに加えて、生成されたファイルをサイトのルートディレクトリにアップロードする必要がある。詳しい手順は公式ブログに書かれている。

2.目標を決める

 解析では目標を決めることが重要である。ユーザーにどこに辿りついてほしいか、どんな行動をしてほしいかといった目標を設定することで、そのサイトが成功しているかどうかを判断できる。A社は、「ウェディング会場の情報が載ったページにたどり着く」ということを目標と設定した。

3.ユーザーがどこから来ているのかを知る

 では、まず、ユーザーがどこから来ているかを見てみる。

 [トラフィック]セッションで参照サイトや検索トラフィックを分析すれば、「どのサイトからユーザーがどれだけ訪れているか」はもとより、「どの検索サイトから」「どんなキーワードで」「どのくらいのユーザーが訪れているか」といったことが把握できる。また、それを[新規ユーザー]と以前にサイトを訪れたことのある[リピーター] のそれぞれに分けて確認できる。

4.データを生かす

4.データを生かす

 ユーザーの動線をデータとして取れるようになれば、次にするべきことはそのデータの意味を知り、自社の戦略に生かすことだ。A社の事例をもとに、4つの項目から分析すべきデータを紹介する。

5.アドバンス セグメント

5.アドバンス セグメント

 上記にある新規ユーザーとキーワードの掛け合わせ分析など、特定の条件(例:新規ユーザーでコンバージョンを行ったことのあるユーザーなど)のデータを見るには、アドバンス セグメントを利用すると便利だ。

 A社では、アドバンス セグメントを利用して、「新規ユーザー」「既存ユーザー」や「コンバージョンを行ったことがあるユーザー」といったセグメントでの分析をしている。

 特に新規ユーザーの割合が7割以上というA社のサイトの場合、新規ユーザーをリピーターに変換することは大きな課題の1つとなっており、日々施策を考えているという。

AnalyticsとAdSenseの連携 アドバンス セグメントを利用すれば特定条件のデータ分析も容易だ ※クリックすると拡大します

 具体的には直帰率の改善、離脱ページの分析による不人気コンテンツの改善、また平均よりもリピート率の高いユーザーが何度も訪れるコンテンツへのナビゲーションを充実させる、といったことを実施している。

 このように、サイトの交通整理をする際にはアクセス解析のデータを根拠とすることが多い。

 Google Analyticsには、ページビューやユニークユーザー数だけではなく、30種類以上の指標がある。直帰率やサイト滞在時間などに加えてコンバージョンといった指標もあるため目標設定をしやすい。

 次回は、AdSenseユーザー向けのケーススタディと簡単なチェックをご紹介する。

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