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Google Analytics モバイルサイト版を効率よく使うための4つのFAQ |
前回はウェディングサイトを例にGoogle Analytics モバイルサイト版(Analyticsモバイル)の効果的な利用方法を取り上げた。今回は、シーン別での具体的な利用法について、FAQ形式でご紹介する。
Q1:プロジェクトに多部署間や複数人数で関わっている場合の効率的な使い方は?
A1:「プロファイル」や「フィルター」の機能による管理と「アノテーション」と「カス タムレポート」といった機能による情報共有を利用する。
1つのサイトをチームで分析する場合は、管理と情報共有が重要になる。
まずは、アカウントを統括するメンバー(一般的にはマネージャー)が、まずは全体の管理者権限をもつ。その上で、それぞれのメンバーに適した「プロファイル」へのアクセス権限を与える。
プロファイルとは、表示するレポートビューと、レポートを定義する諸設定の組み合わせのことだ。通常、ウェブサイトのプロファイルはドメインに対応し、1つのドメインにつき1つのプロファイルを作成して、ドメインごとに個別のレポートを表示できるようなっている。
たとえば、ある会社がホテルと旅行のサイト両方を運営しており、ホテル担当の部署と旅行担当の部署があるとする。ホテルの部署には、ホテル関連のページのプロファイルを見る権限を与える。ホテルの予約完了ページをゴールに設定してもよい。旅行の部署にも同様に旅行関連ページのためのプロファイルを作り、ゴール設定などをしてメンバーにアクセスを与えればよい。
該当のプロファイルの中に見られたくないページが含まれている場合などは、フィルター機能を使って、閲覧範囲を制限すればよい。
また、チーム間の情報共有のためには、アノテーション機能が便利である。
この機能を利用すれば、サイトにいつどのような変更を加えたかをグラフに書き込み、ほかのメンバーと共有できる。中長期のサイトの改善ではこのような情報共有が重要になるため、特に利用していただきたい。
さらに確認作業として、自分の設定した情報を含めた「カスタムレポート」を作成し、レポートメール配信を行うことにより、定期的なレポーティングの手間を省き、かつ進捗も確認できる。
Q2:モバイルに特に有用な指標・機能は?
A2:「機種別のセッション」「トラフィック」といった指標、「カスタムアラート」機能の利用が有用
モバイルサイトのセッション数については、スマートフォンと一般的な日本のモバイル端末、いわゆる“ガラケー”別にユーザーセクションの[モバイル]→[携帯端末]レポートで見ることができる。
[携帯端末]レポートでは各モバイルキャリアごとのデータを見ることができる。各キャリアの詳細なデータを見ることで、ユーザー属性やどの機種で問題が起こっているかなどを迅速に把握することが可能となる。
また、すべてのキャリア向けにサイトを作っているにもかかわらず、特定のキャリアからのページビュー(PV)が少ないといった場合、アクセスなどに問題ないかを確認することで、問題を早い段階で見つけることができる。
モバイルサイトにおいて、トラフィックレポートはサイト運営者にとって非常に有用な情報が得られることがある。
トラフィックセクションの[検索エンジン]や[参照サイト]を確認することにより、ユーザーの外部からの導線を見ることができる。モバイルサイトの場合、特定の検索エンジン、参照元に大きく依存してしまっているケースが多く見受けられる。そのため、特定のキーワードからの流入が著しく減ってしまった場合などは、全体に大きく影響する可能性がある。
このような事態を自動で知らせてもらえるよう、Google Analyticsインテリジェンス機能のカスタムアラートを使用する。
たとえば、「特定のキーワードからのセッション数が前週より30%低い場合にアラートメールを送信する」といった設定も可能だ(図参照)。
このアラート機能はトラフィックだけではなく、地域や離脱ページも設定できるので、自社サイトに合ったアラートを設定することをおすすめする。
Q3:特定のユーザー群(キーワード「チャペル」で検索してきたユーザー等)を指定して、サイト内での行動を分析したい
A3:「アドバンス セグメント」機能を活用する
特定のユーザー群のデータを見るには、Analyticsの強みの1つでもある「アドバンス セグメント」の利用が欠かせない。ある条件を満たしているユーザーを指定することでそのセッション数はもちろん、どのページが一番が見られているか、どのトラフィックがもっともそのユーザー群を運んでいるか、などを見ることができる。
Analytics右上の[アドバンス セグメント]の横にある[全セッション]をクリックし、[カスタム セグメントの新規作成]を選ぶと、作成画面が開く。ここで、[ディメンション][条件]そして[値]を選べば、セグメントができあがる。具体例をもとに、実際設定をご紹介する。
このようにアドバンス セグメントを利用すれば、分析したいユーザーの切り分けができる。
Q4:Google AdSenseで収益化を図っているが、AdSenseの設定を変えて、ユーザービリティーにどういった影響があるのかを確認したい。
A4:「比較」機能を使って、変更前後を比較
モバイルサイトの場合、コンテンツに対する広告の割合がPCより大きい。そのため、AdSenseの設定を変えたことによるユーザービリティーへの影響を測定することをおすすめする。
コンテンツページで「期間の比較」機能を用いて、変更がユーザーに与えた影響を見ることができる。コンテンツセクションで[上位のコンテンツ]を選択し、グラフ右下にある[比較]ボタンを選択する。
豊富なデータとチーム内での共有・レポートに優れたAnalytics。ユーザーの動向を読み取り、新たな変更・改善を行うことでよりビジネスチャンスを広げるツールとして活用してほしい。
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