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Windowsで利用できる便利なオープンソースアプリケーション14選 |
あるわたしの顧客は最近、一般に流通している商用ソフトウェアでは満たせないニーズを抱えていた。いや、正確に言えば、ニーズを満たすソフトウェアは数多くあったのだが、その顧客の予算では手が届かなかったのだ。そこでわたしは、オープンソースソフトウェアの賛同者なら誰でもすることをした。つまり、同氏に無料オープンソースソフトウェア(FOSS)の世界を紹介したのだ。同氏は品質が高いだけでなく、費用対効果も非常に高いソフトウェアが数多くあるのに驚いていた。
その時のやりとりは、オープンソースが抱える最大の障害は、互換性でも、しっかりしたコードが欠けていることでもなく、認知不足だということを再確認させてくれた。今いるWindowsユーザーの大半は、素晴らしいソフトウェアが欲しければ、金銭を支払わなければならないと思っている。そこでわたしは、Windowsで動くオープンソースプロジェクトを紹介し、読者が知り合いのWindowsユーザーに、それらのツールを使ってオープンソースという言葉を広めるのを助けることにした。
では、それらのソフトウェアを紹介していこう。
1.LibreOffice:これは(名前が新しくなったことを除けば)言わずもがなだろう。もしMicrosoft Officeの代わりを探しているのなら、LibreOfficeで決まりだ。これはOpenOfficeから派生したソフトウェアだが、バージョン3.xからの派生となっているため、しっかりしたコードベースに基づいたものになっている。このソフトウェアは、オープンソースに賛同している者なら必携だ。「ベータ版」とされているが、心配する必要はない。多くのユーザーは(わたしも含めて)、既にこれを実際の現場で使っている。
2.Scribus:もしマーケティング資料、マニュアル、書籍、広告などを作るためにDTPソフトを探しているのなら、Scribusさえあればいい。Scribusは、市販のDTPソフト(PageMakerやQuarkXPress)ができることは、ほぼすべてできるだけでなく、より使いやすいインターフェースを備えており、ライバルほどリソースを必要としない。
3.GIMP:ビットマップ画像編集ソフトが必要なら、GIMPだ。GIMPはPhotoshopと同じくらい強力で、700ドルほど安い。もしGIMPの今のインターフェースが気に入らないなら、3月まで待てば、新しいシングルウィンドウ式のインターフェースに変わる見通しだ。新しいインターフェースがどう変わるかについては、GIMP Brainstormのページを参照してみるといい。
4.Inkscape:GIMPがビットマップ編集ソフトなのに対し、Inkscapeはベクター画像編集ソフトだ。もちろん、ベクター画像で作業したことがある人なら、ビットマップを扱うよりもずっと難しいことを知っているだろうが、Inkscapeはそのプロセスを非常に簡単なものにしてくれている。
5.GnuCash:GnuCashは、Linuxでは会計ソフトのデファクト標準になっている。GnuCashは機能、使いやすさ、信頼性に優れている。わたしはこのソフトを何年も使っているが、一度も問題が起きたことはない。GnuCashは帳簿処理、複式簿記、小規模企業の会計処理、ベンダー・顧客・業務別会計、株式・債権・投資信託勘定科目など、さまざまな機能を持っている。
6.VLC:Video Lanは、ほとんど何でも再生できるマルチメディアプレーヤーだ。実際、VLCは「あらゆるものを再生できる」と謳っている。わたしはその主張は正しいと保証できる。わたしは、VLCが扱えないマルチメディアフォーマットをまだ見たことがない。クラッシュしやすく、必要なリソースも多いWindows Media Playerから、軽量で信頼性が高く、一体型のマルチメディアプレーヤーであるVLCに移行すべきだ。
7.Firefox:これも、言うまでもないだろう。Firefoxは、安全性に欠け、信頼性の低いIEを、ブラウザの王座から引き下ろすのに一役買っている。まもなくFirefox 4がリリースされる予定であり、より高速で安全になるはずだ。
8.Claws Mail:わたしは自分のメールクライアントに、これを使っている。Claws Mailはクロスプラットフォームであるだけでなく、出回っているグラフィカルメールクライアントの中で一番高速なものでもある。あっという間に起動し、豊富なプラグインを持ち、ほかのどんなメールクライアントよりもカスタマイズ性に優れたメーラーが欲しければ、Claws Mailを選ぶといい。残念ながら、Claws MailはExchangeサーバに接続できないが、POP/IMAPアカウントについては、これさえあればいいだろう。
9.VirtualBox:誰もが仮想マシンを必要としているわけではないが、もし必要なら、VMWareを購入する前にVirtualBoxを使ってみるべきだ。VirtualBoxはVMWareが持つ機能の多くを網羅しており、VMWareを購入するコストをかけずに仮想マシンの世界に足を踏み入れることができる。
10.TrueCrypt:これは、心配性のユーザー向けのアプリケーションの1つだ。社外秘の情報をすべて安全に隠すために暗号化ファイルシステムが必要なら(あるいは、個人情報を守りたいだけという場合にも)、TrueCryptを試してみるべきだ。TrueCryptは、設定されたパスフレーズを入力するだけでマウントしたりアンマウントしたりできる、仮想的な暗号化ドライブを作るソフトウェアだ。パスフレーズがなければ、ファイルシステム内のデータを読むことはできない。ただし、絶対にパスフレーズを忘れたり無くしたりしないこと。
11.Calibre:電子書籍の数は驚くほど増えており(Amazonは2010年に販売した書籍の60%が電子書籍だったと発表している)、電子書籍を管理したり、自分のファイルや本を電子書籍のフォーマットに変換する方法が必要になっている。Calibreは、この作業のための最善のツールの1つだ。わたしは4冊の本をさまざまな電子書籍販売業者で販売しているが(Smashwordsでわたしのことを調べてみればわかる)、.rtfフォーマットをそれぞれのフォーマットに変換する作業を管理するのに、Calibreを使った。Calibreで変換に問題が起きるフォーマットは、PDFだけだ。
12.Audacity:オーディオ編集ソフトウェアが必要な人は、このオープンソースの強力なソフトウェアをチェックすべきだ。Audacityを使えば、ポッドキャストの作成、楽曲の作成、音声データのさまざまなフォーマットへの変換、ファイルのつなぎ合わせ、音声の音程の変更など、さまざまなことができる。
13.PeaZip:アーカイブファイルを扱わない人などいないはずだ。ほとんどすべてのPCユーザーは、ファイルを解凍したり、電子メールに添付するためにアーカイブファイルを作成したりする作業を行っている。世界中のほとんどすべてのアーカイブフォーマットを扱える、このオープンソースツールを使ってみてはどうだろうか。
14.ClamWin:オープンソース開発者が作ったアンチウイルスソフトを信用しない理由はない。ClamWinは、しっかりしたアンチウイルスソフトであり、リアルタイムアンチウイルス処理の機能もそのうちに搭載されるだろう。スキャン中に重くなってマシンを止めてしまわないアンチウイルスソフトが必要な人や、自分が望まないアドオンをインストールしたくない人は、ClamWinを使ってみるべきだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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