デジタル製品のブランド力調査

2004年に引き続きiPodが1位

株式会社日経リサーチ

2006-08-01 11:30

株式会社日経リサーチは、16~69歳の日経リサーチ・インターネットモニターを対象に日本を代表する160のデジタル製品に特化したブランド力調査を実施した。この調査では「各ブランドの利用時に得られると思う経験や体験の魅力」を指数化し、各ブランドの『経験価値指数』を算出した。その結果「iPod」が首位を獲得。デザインや利用時の楽しさ、心地よさといった感性的な価値が消費者のこころをつかんでいる。
 この調査では「各ブランドの利用時に得られると思う経験や体験の魅力」を指数化し、各ブランドの『経験価値指数』を算出した。
その結果、携帯型音楽プレーヤーの代名詞とも言えるほど高いシェアを持つ「iPod」が経験価値ランキングで1位を獲得。「iPod」の強みは、「デザインセンスが自分の好みに合う」など感性評価の高さにある。別途質問した魅力度評価では商品本体だけでなく、アクセサリーが評価されており、デザイン・コーディネートの魅力が価値の源泉といえる。
一方「iPod」の競合商品である「SONY WALKMAN」は15位。

 2位は、ヒット商品となった 「SHARPヘルシオ」。「贅沢な気分が味わえる」「他社との違いが実感できる」といった点が評価された。「National ななめドラム」「National お掃除ロボットエアコン」など他の白物家電も上位にあり、近年ヒット商品の多い高機能家電は、利便性だけではなく、利用時の心地よさや贅沢感が評価されている。

 3位はSHARPのテレビ「AQUOS」。「AQUOS」はテレビ以外にも、DVD・HDレコーダーのブランドとしても上位に入った。また、CanonのIXYもデジカメとデジタルビデオカメラの両カテゴリーが20位内にランクインしており、ブランドエクステンションの成功事例と言える。携帯電話端末のブランドとして、話題となった「ウォークマンケータイ」は、発売間もないこともあり、31位にとどまった。

用語解説

■経験価値指数とは
 経験価値指数の算出にあたっては、エモーション(感情評価)、プレゼンス(存在感)、パフォーマンス(品質)の3分野に大別できる17項目について、各ブランドのイメージがあてはまるかを質問した。これら17項目の回答結果を統計処理し、50を平均とした偏差値でランキングした。

■調査概要
この調査は株式会社日経リサーチが2006年6月28日~7月3日にかけて、16~69歳の日経リサーチ・インターネットモニターを対象に実施した。
1人の回答者にすべてのブランドについて評価を得るのは困難であるため、調査票を15種類作成。1種類の調査票で20ブランドの評価を測定した。デジタル製品は8種類の調査票で160ブランドを測定。別途サービスブランドについても測定しており、デジタルサービスは7種類の調査票で140ブランドの評価を得た。1種類の調査票につき回答者数は約850人。製品ブランド、サービスブランド、合計の有効回収数は12781人。

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