最終的なZigBee規格が未だ完全に固まっておらず、規格が出来るまではどの製品も“ZigBee準拠(compliant)”としか明記出来ないことがアナリストの懐疑的な言動の根底にある。しかしそのような状態でも、規格の完成を見込んで、ベンダは市場導入の足がかりとなる製品を市場に投入している。
ABI リサーチの調査レポート「ZigBee と 802.15.4:無線ネットワーク市場」は、この新しい技術を慎重に調査した。ABI リサーチは、そのようなメディアの論調よりもはるかに楽観的な評価をしているが、アナリストのChris Lopez氏はなぜそのような結論に至ったかについて、次のように説明している。
「独自に開発したZigBeeに劣るソリューションを製造している企業もあるが、ZigBeeアライアンスのメンバーの多くは、規格化前にもかかわらず製品を提供している。彼らは規格化に携わっているので、最新の情報を知っている。彼らは通信規格の完成形と非常に密接な関係にある。」
問題に取り組んでいるZigbeeアライアンスの会長Bob Healy氏は、最近メンバーに最新製品には“ZigBee準拠”ではなく“ZigBee対応(ready)”と書くようにメールで伝えた。
規格が承認されても、現在の“ZigBee対応”製品の購入者が冷遇されることはないとLopez氏は考えている。
最後にLopez氏は次のように述べている。「ZigBee開発企業Ember Corporationに対して、Paul Allen氏が群を抜く数百万ドルを投資している。それこそがABI リサーチ独自の結論への信任投票である。」
◆調査レポート
ZigBee と 802.15.4:無線ネットワーク市場
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