インテル社の2004年第3四半期は、純利益が微増

株式会社データリソース

2004-12-20 16:00

半導体業界は最悪の低迷状態から必死に回復を目指し、生産能力の拡大を図っている
インスタット/MDR社は、インテル社の第1四半期報告書によると、半導体業界は最悪の低迷状態から必死に回復を目指し、生産能力の拡大を図っていると報じている。インテル社の純利益は堅調に伸び、2004年第3四半期は19億ドルで、前年同期に比べ微増している。2000年度実績、つまり過去最高の純利益まであと一歩である、とインスタット社は報じている。またインテル社の主要関連企業の場合、同期間の伸び率は比較的横ばいだったが、いまだに高い数値を保っている。
そしてインテル社は、2006年までに次世代プロセス技術と言われている、65nmプロセス製造技術を発表した。インスタット/MDR社の Jim McGregor氏によれば、状況の変化や計画変更により、2006年半ば或いはそれ以降になるとのことだ。しかし第3四半期では、インテル社は特に製造プランの変更は発表しなかった。

インスタット/MDR社は、その他に以下の様な調査結果を得た。

・インテル社は、第3四半期中に新型マイクロプロセッサ10種を発表した。サーバープロセッサ3、デスクトッププロセッサ1、モバイルプロセッサ6である。

・インテルの製品戦略は、デュアルコアプロセッサに注目した第2四半期から比較的変っていない。

・インテルのサーバープロセッサの将来は、デュアルコア64T Xeon がリリースされたとしても依然として不確かなままである。同時にItaniumの電力や熱量に限界があるため、そのアプリケーションがウルトラコンピュートインテンシブのみに限定されることで、Itaniumプロセッサ市場を圧迫するだろう。

・コミュニケーション戦略やコミュニケーション・プラットフォームは、インテル社の長期的なターゲットになる。インテル・コミュニケーション・グループ部門は、まだ大きな年収をあげていないが、2004年度は50億ドルの収益に近づいている。

・AMD社は、デスクトップとサーバープロセッサにおいて重要な競争相手となる。

インスタット/MDR社の調査レポート「Intel Q3 Review: Business and Technology Review」は、インテル社の第3四半期における経営実績を検証している。インテル社の財務実績を検証し、マイクロプロセッサの出荷台数、競争状況、短期、長期間展望を分析する。さらに、製品ロードマップ、戦略ターゲットにおいて新製品や業界状況などの最新情報も掲載している。本レポートは、年4回提供するクオータリー(四半期)サービスの第1回目である。

◆調査レポート
Intel Q3 Review: Business and Technology Review
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◆インスタット/MDR社について
(リンク »)

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