消費者に受け入れられる無線位置情報サービス:2005年にキャリアの導入が増加

株式会社データリソース

2004-12-27 10:00

2005年はキャリアの位置情報サービス導入にとって重要な年となり、2006年以降は市場の成長に伴い、さらに高度なアプリケーションが出回るだろう。
ずっと以前から期待されつつも実現しなかった米国の一般ユーザー向け無線位置情報サービス(LBS)にようやくビジネスチャンスが訪れる、とインスタット/MDR社は報告する。多くの地域で高度な緊急番号機能が導入され、位置情報サービス機能付携帯端末を持つ加入者数が急増し、無線オペレータは前途有望な商用位置情報サービスのビジネスに関心を持つようになった。

2005年はキャリアの位置情報サービス導入にとって重要な年になる。 このサービスは、当初は位置情報機能がモバイルウェブ閲覧、情報アプリケーション、電話番号案内等の既存サービスに統合されることにより成長し、2006年以降は市場の成長に伴い、ユーザー設定のトラッキングサービスやロケーションサービス対応のゲーム等の、さらに高度なアプリケーションが出回るだろう。

インスタット/MDR社は、最近実施した消費者動向調査で、人種や行動パターンが多種多様な1000人以上の人々から回答を得た。85.6%の無線加入者が一つまたは複数のLBSアプリケーションに関心を持っており、さらにそのうちの56.7%が位置情報サービス機能に追加料金を払ってもいいと答えている。インスタット/MDR社の調査によれば、位置情報サービスのカテゴリはショートメッセージングサービス、着メロ、モバイルゲーム等の、他の無線データサービスに比べて幅広い層に人気がある。

さらにこの調査で、消費者の関心が最も高い位置サービスはナビゲーションと地域情報だとわかった。

・車の道案内
・携帯電話で閲覧できるマップ
・地域の最新交通情報
・携帯端末のタウン情報
・地域の天気情報

調査を行った消費者の35%がプライバシーの問題に関心を持ち、そのうちの81.8%が電話の位置追跡技術が簡単に解除できれば安心感が高まると答えている。同様に、82.3%の消費者が位置情報サービス機能対応の高度な緊急用サービスがあれば安心だと答えている。

インスタット/MDR社の調査レポート「消費者の位置情報サービスへの需要」では、顧客無線加入者による位置情報サービスの需要の査定を一般的なサービスと13の位置情報アプリケーションについて行っている。そのアプリケーションとは、車の道案内、マップ、地域の最新交通情報、携帯端末のタウン情報、地域の天気情報、徒歩用道案内、チャイルドトラッキング、デジタルコンパス、出会い系、モバイルブログ、ロケーションサービス対応のゲーム、モバイルマッチメイキング、位置情報サービス対応の411電話番号案内などである。また位置情報サービスの購入に関心が高いユーザーの詳細なプロファイルや、人口構成の分析、職業プロファイル、無線サービスの購入パターンが提供されている。位置情報サービスに関心のある加入者、全モバイルデータユーザー、全体的な無線加入者ベースの比較の概略を示している。そのほかにE911における安全性に対する考えや個人のプライバシーへの関心等、位置情報サービ
スの主要な問題に対する消費者の意見を考察している。

◆調査レポート
消費者の位置情報サービスへの需要
(リンク »)

◆インスタット/MDR社について
(リンク »)

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