2004年、900MHzの帯域で動作する独自のプロトコルが最大の出荷シェアを獲得し、次はIEEE 802.11bで、この2つが出荷の半数以上を占めた。2007年にもこれらのネットワークが同程度のシェアを占めると予測されるが、優勢になるのはIEEE 802.11bだろう。IEEE 802.11aとIEEE 802.11gも同レベルのシェアを獲得すると予測される。これらのシェアの大部分がISM帯域で独自のプロトコルを使っている製品によるものである。
上記の動向の要因を以下にあげる。
- 大半の独自のネットワークより安価なIEEE 802.11製品
- 社内および工場のフロアネットワークにおける標準化
- 複数のベンダオプション
- 高データ・スループット
- IT部門におけるブランド名の浸透
IEEE 802.11の利点をよそに、独自のネットワークは通信距離が長く高い帯域幅を必要としない業界用アプリケーションで好まれることが多い。またこれらの製品は高い信頼性と優れたセキュリティを提供すると考えられている。
「802.11のような標準ネットワークと独自のプロトコルのどちらを選ぶかは、アプリケーションの必要条件に大きく左右される」とベンチャーデベロップメント社のアナリストJake Millette氏は言う。「802.11は特に伝送距離が短く高データ速度を要するアプリケーションに有用である。一方、より低い周波数で動作する独自のプロトコルは、速度は遅いが障害の多い環境でデータを長距離に送ることができる。
独自のネットワークは多くのアプリケーションで継続的に使用される。」だがアプリケーションによってそれぞれ利点があるため、多くの無線サプライヤーは製品ラインを標準ネットワークと独自のネットワーク双方に拡大しているとMillette氏は言う。
◆調査レポート
ディスクリートと製造におけるRF/マイクロウエイブの無線モニタリングと制御製品の世界市場(第2版)
North American Market for RF/Microwave Wireless Monitoring and Control Products in Discrete and Process Manufacturing
Second Edition
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