2005年10月におけるトップ10ウイルスは以下の通りです。
1. W32/Netsky-P 17.1%
2. W32/Mytob-GH 8.1% 新規
3. W32/Mytob-EX 5.7% 新規
4. W32/Mytob-AS 5.4%
5. W32/Mytob-BE 5.3%
6. W32/Zafi-D 3.0%
7. W32/Netsky-D 2.5%
8. W32/Mytob-C 2.4%
9. W32/Zafi-B 2.3% 再浮上
10. W32/Mytob-ER 2.3% 新規
その他 46.0%
10月は、このところの新ウイルス発生数の減少傾向に突然の終結が訪れました。ソフォスの集計によると、全報告数の3分の2に近いウイルスが、強烈なインパクトを持ったMytob-GHやMytob-EXの新しい亜種を含むMytobワームになっています。
今月出現した新しい脅威の猛襲は、ウイルス作成者が仕掛ける金銭搾取を目的としたゲームの一環として作成されたものなので、驚くべきものではありません。また、Mytobはネットワークへ素早く巧妙に攻撃を与えながら成長を続けています。この脅威は速度を落とす気配が全くないので、ユーザーは使用しているウイルス対策を常に最新に保つよう、十分な注意を払う必要があります。
Netsky-Pはプロアクティブなユーザーたちに、以前のように強力な問題を引き起こしてはおらず、その割合も18.6%から17.1%に下げてはいますが、10月のチャートで3ヶ月連続トップを記録しています。また、今月のチャートで、Netsky、MytobそしてZafiの3つのウイルスファミリーのみが浮上していることは、ウイルス作成者が金融関連に特に影響を与える既存の脅威の亜種を作り続けていることを指し示しています。
10月のチャートの中で、Mytobワームの亜種は6種類にものぼり、その半分は新規のものでした。MytobはHellbotと呼ばれるウイルス作成のギャング集団に属している作成者により作られています。このように何人かのギャングメンバーをもつことによって、彼らは数種類の違った亜種を短時間の間に簡単に作成することが可能になります。
ソフォスの統計では、このウイルスの増加により10月は全メールの1.66%(60件に1件)がウイルスメールになっています。
ウイルス感染の恐れを回避・削減するため、ソフォスでは、企業の外部から入ってくる不要な実行ファイルの添付を阻止し、メールゲートウェイのポリシーを適用することを引き続き推奨しています。また、ウイルス対策ソフトを最新に保つこと、ファイアウォールをインストールすること、最新のセキュリティパッチを適用することも奨励しています。
2005年10月に報告を受けた偽ウイルス情報のワースト10は以下の通りです:
1. Hotmail hoax 17.5% 16ヶ月連続1位
2. Meninas da Playboy 10.9%
3. HIV Needles 8.8%
4. Bonsai kitten 8.4%
5. Budweiser frogs screensaver 6.6%
6. A virtual card for you 5.5%
7. Bill Gates fortune 4.1%
8. WTC Survivor 3.0%
9. Jamie Bulger 2.8%
10. Sainsbury's Gift Vouchers 1.5%
その他 30.9%
HIV偽ウイルスが3位に浮上したことを除いて、10月の偽ウイルスチャートにはほとんど動きがありませんでした。この偽ウイルスの作成者たちは、ウイルスを受け取った人々が怖がることに快感を得ていますが、これにより、本物のウイルスへの恐怖をより一層強力なものとしています。Sainsbury's Gift Vouchers偽ウイルスは、HIV偽ウイルスほど悪意のあるものではありませんが、買い物客の望みにつけこむ容赦ないトリックのひとつです。
ソフォスでは、イントラネット/Web サイト用の最新ウイルス情報フィードを無償で提供しています。このウイルス情報フィードにより、ユーザーは常に最新のウイルス情報を参照することができます。
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