SPSS、山形銀行が与信ステムに「Clementine8」、「Cleo」採用

~与信モデルのWebアプリ作成が自社で可能などコスト削減が決め手に、23日運用開始~

エス・ピー・エス・エス株式会社

2005-05-16 09:00

Predictive Analyticsを提唱するエス・ピー・エス・エス株式会社(以下 SPSS Japan)は、山形銀行(本社:山形市七日町三丁目1番2号、頭取:丹羽厚悦 氏、資本金:120億円)が全83店舗に全店舗展開する住宅ローンスコアリング審査制度をデータマイニングツール「Clementine8」、「Clementine8」対応のWebアプリケーション開発ツール「Cleo」で構築し、5月23日に運用を開始することになりましたので、お知らせします。
「Clementine8」、「Cleo」の採用について山形銀行では、与信システムを全店舗展開するための投資額のうち、ソフトウェア部分が通常に比べ大幅に圧縮でき、与信モデルのWebアプリケーションを作成する作業を自社内で行えるためメンテナンス費用も削減できること、「Clementine8」による精度の高い与信モデルのWeb対応によりリアルタイムな与信機能を全店舗に容易に持たせられることを挙げています。

 民間金融機関では、住宅金融公庫の縮減により公庫との協調融資などを内容とする住宅ローンが相次いで商品化され、供給量も増加しており、大きな市場を形成しようとしています。山形銀行では、住宅ローン商品改定とあわせ、顧客に対する均一、かつ、迅速な対応を強化するため、住宅ローンスコアリング審査制度を構築することになりました。2004年にプロジェクトチームを結成し、与信システムに採用することになったものがSPSSの「Clementine8」、「Cleo」です。

 山形銀行の「Clementine8」、「Cleo」による与信システムは、「Clementine8」で山形銀行の顧客データをマイニングしてつくった与信モデルを「Cleo」でWebアプリケーションに展開させたものです。与信モデルのWebアプリケーションへの展開作業は、「Cleoウィザード」での入力に基づき、「Cleo」が自動的に行います。「Cleoウィザード」での作業は、分析モデル(Publisherノード)の選択、入力フィールド、分析結果の表示フィールドの定義、データ入力画面や分析結果画面のタイトルやサブタイトルの設定などがテキスト入力やリストからのラジオボタン、チェックボックスの選択などで行える簡単なものです。

 「Cleoウィザード」での作業によって自動生成される操作画面のカスタマイズと、与信モデルの生成のコンサルティングをビジネスパートナーの株式会社浜銀総合研究所(本社:横浜市西区みなとみらい3-1-1、社長:遠山悌二郎 氏、1億円)とSPSSが共同で行っています。この体制で今回の与信システムを2004年9月に受注し、2005年3月には検収を済ませ、各店舗の営業担当へのトレーニングを行い、5月23日に全店舗での運用を一斉に開始することになっています。

以 上

<山形銀行について>
商号:株式会社山形銀行(The Yamagata Bank,Ltd.)
本店所在地:山形市七日町三丁目1番2号
電話:023(623)1221[代表]
設立年月日:明治29年4月14日
資本金:120億円
店舗数:83カ店(県内74・県外9)
従業員数:1,492名

<SPSSについて>
SPSSが提唱するPredictive Analyticsは、現状および将来についての信頼できる結論を的確に描き出すようにデータをビジネス上有効なアクションに結びつけることをいいます。
SPSSは、Predictive Analyticsソリューションの第一人者として、ソフトウェア製品と関連サービスを提供しています。SPSSが提供するソリューションは、企業・教育研究機関・医療機関・政府官公庁など、Fortune1000社の95%を含み幅広く導入されています。1968年に設立されたSPSS社の製品は、全世界25万人以上に利用されています。
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