日本ミリポア、電話やメールなどを一元的に管理できるIPコミュニケーションを導入

~ユニファイドメッセージングを実現し、コミュニケーションの質が向上~

シスコシステムズ合同会社

2005-07-20 11:00

 日本アイ・ビー・エム株式会社(代表取締役社長:大歳 卓麻、資本金:1353億円、住所:東京都港区六本木3-2-12、以下「日本IBM」)と、インターネット向けネットワーキング機器ベンダーの最大手であるシスコシステムズ株式会社(代表取締役社長:黒澤 保樹、資本金:22億2千万円、住所:東京都港区赤坂2-14-27、以下「シスコ」)は、バイオサイエンス分野の研究開発製造業を営む日本ミリポア株式会社(代表取締役社長:合田 豊治、資本金4億5千万円、住所:東京都港区三田1-4-28 三田国際ビルヂング15階、以下「日本ミリポア」)が、電話、電子メールなど様々なメッセージを統合し、一元的に管理できるIPコミュニケーションを導入したことを発表しました。

 日本ミリポアでは、お客様満足度の向上や新しいワークスタイルへの変革を推進する質の高い通信手段を検討してきました。2003年8月に東京・三田のテクニカルセンターを横浜に移転するのに伴い、IPテレフォニーの導入を決定し、横浜テクニカルセンターをはじめ、原木テクニカルセンター、大阪テクニカルセンター、九州営業所、東京本社と順次全国に導入し、2005年4月に全5拠点での導入が完了しました。

 日本ミリポアの新IPコミュニケーション導入によるメリットは以下の通りです。


1.コミュニケーションの質の向上
「Cisco Unity」とNotes/Dominoの連携により様々なメッセージを統合し一元管理できるユニファイドメッセージングを活用することにより、電話の録音メッセージをボイスメールとして電子メール(Lotus Notes)に自動的に転送することができるようになりました。そのため、メッセージ伝達のスピードと確実性が増しコミュニケーションのスピードと質が大幅に向上しました。

それにより、顧客サービスの向上さらには管理部門での効率化を実現しています。また、従来決まった会議室だけでしかできなかった電話会議が、IP電話を活用することにより、どこでも行えるようになり、社内のコミュニケーションの変革を実現しました。

2.管理の容易性
 これまで外部業者に依頼していたオフィスのレイアウトチェンジや移転の際に生じる電話設定の変更が、社内の要員で容易にできるようになり、迅速かつ柔軟に対応できるようになり、管理コストが大幅に削減されました。

3.高コストパフォーマンス
 音声をアナログからIP化することにより内線通話費が大幅に削減されたことに加え,LANをワイヤレス環境にしたことから、営業担当者のオフィスを中心にフリーアドレスオフィス(固定席を設けず、自由にオフィススペースを活用するオフィス形態)を採用しました。これにより、営業担当者の生産性が大幅に向上したことに加え、オフィススペースを効率的に活用できるようになりました。


 日本ミリポアでは今後、外出や出張の多い営業担当者を中心に、外出先や自宅、出張先などでもネットワークに接続したPCがあれば簡単にIP電話が利用できるソフトフォン(Cisco IP Communicator他)の導入を検討しています。アメリカやヨーロッパでも同様のシステムの導入が進みつつあり、全世界で電子電話帳を統合し、場所にとらわれずにダイヤルできるようにする予定です。さらに、チャット機能を提供するSametimeとの連携による、より迅速なコミュニケーションの実現や、電子電話帳、CRMアプリケーションとの連携をIPAS(IPコミュニケーションApplication Server)によって行い、より有用で効率のよいシステムを目指していきます。

 日本ミリポアのIPコミュニケーションは、横浜テクニカルセンターに隣接するデータセンターに「Cisco Media Convergence Server(MCS)7825」をクラスタ構成で導入しています。MCS-7825上で「Cisco CallManager」および「CiscoUnity」が稼働し、呼制御とLotus Notes Dominoサーバと連動して、ボイスメールをNotesクライアントに転送しています。IP Phoneは、「Cisco IP Phone7940」を中心に約250台導入しました。さらに、配線が不要なワイヤレス環境を実現するため、ワイヤレスのアクセス認証(電子認証)を制御する「CiscoSecure Access Control Server(ACS)」でセキュアな環境を構築しています。システム構築はIPコミュニケーションの導入に高い実績のある日本IBMが行いました。


【日本ミリポア株式会社について】

 1954年米国にて、メンブレンフィルターによる無菌ろ過から、ミリポアグループの歴史が始まった。ミリポアグループは現在、世界20数カ国のネットワークを持つグローバルな事業展開を行っており、超精密ろ過・分離分野において市場占有率ナンバーワンの実績を誇っています。国内では1968年に米国「ミリポア・コーポレーション」100%出資の子会社「日本ミリポアリミテッド」として創業。1997年タンパク質精製のトップメーカーである「アミコン」を吸収合併。2001年バイオサイエンス分野に注力するため事業を再編、日本ミリポア株式会社(現日本マイクロリス株式会社)から分離し、新会社を設立し、現在に至ります。食品や飲料から、製薬・医療そしてバイオテクノロジーまで、バイオサイエンス分野の研究開発製造分野において、超精密ろ過・分離各種製品、技術、サービスの高品質なトータルソリューションを提供しています。日本ミリポア株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
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【日本アイ・ビー・エム株式会社について】

 世界170カ国以上で事業展開しているIBMコーポレーションの一員。全世界で蓄積したさまざまな業界の専門知識や実践的なノウハウを活用し、これまでの IT企業の枠を超え、コンサルティングからシステムの開発・設計、運用・管理に至るまであらゆる局面でお客様のビジネス変革をご支援しています。新たな経営モデル「On Demand Business」を提唱し、変革実現を支える先進テクノロジーの提供に加え、ビジネス・プロセス・トランスフォーメーション・サービスなどの新たなサービスにも取り組んでいます。日本アイ・ビー・エム株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
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【シスコシステムズ株式会社について】

 シスコシステムズ株式会社は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダー米国Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。ルータ「Cisco」シリーズ、スイッチ「Catalyst」シリーズ等のハードウェアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているネットワークOS「Cisco IOS」、IPテレフォニー、ワイヤレス、ストレージ、セキュリティ、ネットワークドホーム、オプティカル等アドバンスド・テクノロジー分野のソリューション・製品まで幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコシステムズは、企業・団体・組織の生産性向上をお手伝いするために、NVO(Networked Virtual Organization)を提唱しています。シスコシステムズ株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
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*IBM、eServer、BladeCenter、Virtualization Engineは、IBM Corporationの商標。他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。

** Cisco、Cisco SystemsおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、 Cisco Systems Inc. 及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。
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