Digi Internationalは、組込み製品、およびボックス(システム)製品を通じて商用/産業機器のネットワークコネクティビティにフォーカスした企業です。シリアル、USB、イーサネットなど有線ソリューションの歴史の中で、Digiはこの4年間、WiFi(802.11)と移動体通信分野に積極的に進出してきました。世界的に有線から無線へのシフトが見られる中で、MaxStream社の無線テクノロジーと製品は、Digiの組込みおよびボックス製品を使用する短・中距離レンジにおけるワイヤレスソリューションの幅を広げます。加えて、MaxStream社は、ワイヤレスセンサネットワークなどのアプリケーション向けの極めて省電力で低い帯域幅の市場をターゲットにしたZigBee/802.15.4のリーディング企業にも成長しており、Digiの無線ネットワークソリューションに、新たにMaxStream社のZigBeeベースの無線テクノロジーが加わることになります。
「今回の吸収合併は実に刺激的な組合せです。製品ラインも相互補完性があり、2社ともに商用の機器ネットワーク市場にフォーカスし、即導入可能なボックス製品と組込みモジュールを戦略の中核とすることで一致しています」と、Digi InternationalのCEOであるジョー・ダンズモアは語っています。また、MaxStream社のCEOであるブラッド・ウォルター氏も、「産業界での知名度と実績のあるDigiグループへの参加は極めて大きな機会だと考えています。両社はカルチャー的にも互換性が高く、急速に成長する無線市場に力を合わせて取り組んでいきたい」と話しています。
今回の合併合意で、MaxStream社はDigiの子会社となりました。Digiは、今回の吸収合併により、2006年度第4四半期(2006年7~9月)に250万ドル以上の収益増加を見込んでいます。また、2007年度には2,000万~2,400万ドルの収益増加を予測しています。
■Digi Internationalプロフィール
1985年に設立されたディジ・インターナショナル社は、米国ミネアポリスに本拠を持ち、産業界のあらゆるデバイスをネットワークに繋げるための製品、いわゆるコネクトウェア製品の世界的なリーディングカンパニーです。マルチポート・シリアル・アダプタから、USBアダプタ、LAN経由のリモートアクセスを実現する製品群でPOSシステム、産業オートメーション、医療などの市場で大きな実績を残しています。
同社は、世界65カ国以上のディストリビュータや650を超えるVAR会社、OEMを通じ、世界各国に製品展開を行っています。また、コンパック、ヒューレット・パッカード、IBM、ゼロックス、サン・マイクロシステムズ、NCRといった各産業分野でのリーダ的な企業を顧客に持ちます。
Digi Internationalの詳細 (リンク »)
■MaxStreamプロフィール
1999年に設立されたMaxStream社は、電子機器向けの無線モデムネットワークの世界的なデベロッパーです。同社は、無線モデムモジュール、スタンドアロンラジオモデム、RF設計サービスおよびサポート・ソフトウェアを提供しています。また、組込みシステムやボックス製品向け無線ネットワークの設計・製造、サポートも行っています。
Maxstream社の詳細 (リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。