IDT社、次世代マルチキュー・フロー・コントロール・マネジメント(FCM)製品で毎秒10ギガビット(Gbps)以上のデータ転送速度をサポート

次世代プラットフォームにおけるキューイングの柔軟性を増し、メモリ容量を大きくし、QoSサポート機能を追加することで、よい高い利便性を実現した高性能マルチキュー製品

日本IDT株式会社 2005年05月25日

発表内容のポイント

● ダブル・データ・レート(DDR)で最大166MHzのクロック速度を実現し、それにより最大10メガビットのメモリ容量を提供し、毎秒10ギガビットGbps を超える高速動作をサポートする次世代フロー・コントロール・マネジメント製品

● より柔軟なキューイングと大きなメモリ容量、高速データ転送を実現することにより、刻々と変化するデータ・バッファリングへのニーズに対して、高性能ソリューションを提供

● 適用分野はW-CDMA基地局、大規模データ・アクイジション(取得)システム、高速画像処理装置、ジャンボ・パケット対応の10ギガビット/1ギガビット・イーサネット・スイッチやルータなど。こういった次世代の高速スループット・プラットフォームが求めるQoSを提供

通信アプリケーション向けICの主要メーカーであるIDT社(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、NASDAQ:IDTI)は本日、柔軟性が高く、毎秒10ギガビット(10Gbps)のデータ転送速度をサポートするマルチキュー・フロー・コントロール・マネジメント(FCM)ICの新しいファミリを発表した。これらの新製品は、ダブル・データ・レート(DDR)で最大166MHzのクロック速度を実現しており、それを利用して、最大10メガビットのメモリ容量を提供し、毎秒10 ギガビット(Gbps)を超える高速動作をサポートする。x40のデータバス設定で使用した場合、これらのマルチキュー・フロー・コントロール製品は、最大13.3Gbpsという高速のデータ・スループットを提供する。また、これらの製品は、W-CDMA基地局や大規模データ・アクイジション(取得)システム、高速画像処理装置、また、9Kバイトにも達するジャンボ・パケット対応の10ギガビット/1ギガビット・イーサネット・スイッチやルータといった、次世代の高速スループット・プラットフォームが求めるサービス品質(QoS)を提供する。

IDTのフロー・コントロール・マネジメント事業部の製品ディレクターであるマイケル・オルセン(Michael Olsen)は、「当社の新しいマルチキュー・フロー・コントロール製品は、より柔軟なキューイングと大きなメモリ容量、高速データ転送を実現し、これによって、刻々と変化するデータ・バッファリングへのニーズに対して、高性能ソリューションを提供しています。データ通信ネットワークが高速化し複雑さを増すに従って新たな課題が発生していますが、IDTは、こうした課題を設計者が解決するためのサポートに取り組んでいます。今回の新製品ファミリ発表によって、当社は、メモリ容量が0.5メガビットから10メガビットでDDRクロック速度が最大166MHzという、マルチキュー・フロー・コントロール製品の完全なポートフォリオを提供します」と述べている。

米セミコ・リサーチ(Semico Research)のシニア・アナリストであるリッチ・ウォルジニアク(Rich Wawrzyniak)氏は、「高速ネットワーキングと高速データ通信システムの分野では、9キロバイトもの大きさのパケット(ジャンボ・パケット)が普通になってきており、システム構築者は可能な限り効率的にデータを処理しなければならない、という課題に直面しています。IDTのマルチキュー・フロー・コントロール製品は、13.3 Gbpsの動作速度を実現していることで、データ・バッファリングを行うだけでなく、急速に成長している10Gbps以上の通信機器の設計において生じている多くのデータ・フロー・コントロールの課題を解決します」と語っている。

IDTの次世代マルチキュー・フロー・コントロール製品で強化された機能

- ダブル・データ・レート(DDR)の採用により性能を2倍にし、スイッチングの柔軟性を高めている。また、最大キューサイズを128キューとして、データ・バッファリング・ソリューションを提供する。DDR 166MHzで動作するx40ビットのリード/ライト専用バスにより、高性能キューイングに向けた10Gbps以上のデータ転送速度を提供する。

- 10Gbpsもしくはそれ以上の速度で動作するシステムを設計する場合に、データの入出力における優先順位付けやQoSに使用できる。

- 10Gbps以上のデータ転送速度により、大規模なDDR FIFOメモリのように、1キューのデバイスとして使用することが可能。それによってデータ・ストリームにおける非常に高速なバッファリングをサポートする。

- より柔軟なキューイングとデータ・パケット処理を容易に実現したことによって、カスタマにより定義可能なEOP(end of packet)のような、パケットに対してユーザーがピン監視を可能にするという独自のモードが追加された。

- 非常に柔軟性が高いため、EOPマークを記憶し、キューが再度アクセスされた時にデータが失われないようにすることができる。

- PLL(位相ロックループ)を内蔵しているので、ソース同期のエコー・リード・クロック(エコー・クロック)を利用でき、そのため、ダウンストリーム・デバイスに向けて、出力データ信号との位相を調整しながらデータを読みとることが可能。このエコー・クロックはリード・データへのアクセス時間を0.5ns短縮し、これによって、10 Gbpsのライン・レートに対応する高いDDR周波数での動作が可能になる。

今回の製品ファミリは、4メガビット・マルチキュー・ファミリの革新的なアーキテクチャに基づいて作られており、既存製品と同じく、以下のような高付加価値の機能も提供している。

・バス・マッチング
・周波数マッチング、
・設定可能なキューイング
・ユーザーが選択できるI/O
・プログラマブルなエンプティ・フラグ、パーシャル・エンプティ・フラグ、フル・フラグ、パーシャル・フル・フラグ
・ユーザーが各キューにマーカを設定できる「マーク・アンド・リライト(再書き込み)」「マーク・アンド・リリード(再読み出し)」

その他の技術的な特徴は以下の通り。

- 10ギガビット対応のイーサネット機器へのパッシブ相互接続に向けた、XGMII 802.3ae標準との電気的な互換性。

- プログラマブル・デフォルト・キューは、128、64、32、16、8、4(対称型キュー)にセットされており、容易に初期設定可能。プログラミングにより、キューの数は最大128まで自由に設定可能。

- 1.8Vのコア電圧は、電力を消費する高速アプリケーションにおいて、消費電力を節約。

- キューとチップの数を自由に拡張できる。バスに接続する用途では、通常、接続できるデバイスは8個に限定され、その場合、2000個のキューと80メガビットのバッファリング能力が可能となる。

供給状況

IDTは、マルチキュー製品の包括的なファミリを提供し、柔軟性が高いインタフェース、ポート選択可能なバス幅、電圧、速度を提供している。今回発表した新しい10ギガビットのマルチキュー・フロー・コントロール製品ファミリの価格は、OEM向けの量産品で、1個81.50~105.00米ドルである。詳細な製品情報は、 (リンク ») に掲載してある。

(以下、製品番号 / 技術スペック / パッケージ / サンプル / 量産開始 / 1万個単位の単価)
72P51777L6BB / 10-Mビット・メモリ容量;1.8Vコア;166 MHz DDR / 376-PBGA 出荷中
2005年6月 / 99.50米ドル

72P51767L6BB / 5-Mビット・メモリ容量;1.8Vコア;166 MHz DDR / 376-PBGA 出荷中 2005
年6月 / 85.50米ドル

IDTのフロー・コントロール・マネジメント製品

IDTは通信市場マーケットに対する技術革新製品のリーディング・プロバイダとして、「フロー・コントロール・マネジメント(FCM)」という新しい付加価値半導体ソリューションを生み出すために、高度なメモリおよびロジック・アーキテクチャ統合に独自の開発を続けている。FCM製品は、サブシステム間のデータ・ストリームへのアクセスならびにキューイングを提供し、特にポリシング、シェイピング、スケジューリング、データのディレクトリングといった付加機能をサポートする。FCMデバイスは、通信サブシステム設計に大きな影響を与え、また、医療、ビデオ、データ・アクイジションの各アプリケーションにメリットを提供する。FCMデバイスは、これまで複数のASIC、FPGA、外付けのSRAM、DRAM、FIFOを使って実現してきた、システム内データ・ストリームのフローを管理する従来型の方法を置き換えることができる。IDTのFCM製品ポートフォリオは、パケット・エクスチェンジング、キューイング、マルチプレクシング機能を実現するデバイスから構成されている。

< IDT社の概要 > URL:  (リンク »)

IDT社(NASDAQ:IDTI)は、最先端のネットワーク・サービスのパケット・プロセッシングを加速させる半導体ソリューションを先制して提供するグローバル・リーダーです。IDTは、先端のハードウェア、ソフトウェア、メモリ技術を応用し、通信機器の機能性とプロセス能力を高める、柔軟性を備えかつ高度に統合された製品を開発することによって、通信機器メーカーに貢献しています。    

IDT社は、スイッチ/ブリッジ・ソリューション、ネットワーク・サーチ・エンジン(NSE)、プログラマブルなコンテント検査エンジン(CIE)、フロー・コントロール・マネジメント製品(FCM)、統合コミュニケーション・プロセッサであるInterpriseTMファミリ等、インテリジェント・パケット・プロセッシングを加速する多くの製品を提供しています。
その他、主要製品には、テレコム製品、FIFO、デュアルポート(マルチポート)、クロックマネジメント製品など、通信アプリケーション向けに最適化された製品があるほか、主要通信企業の要求を満たす最高性能のデジタルロジック製品や高速SRAMも提供しています。

IDT社は、本社を米国カリフォルニア州サンタクララ、ウエハー工場を米国オレゴン州、テスト&アッセンブリ工場をフィリピン、マレーシアに置き、従業員数は約3,000人。

IDT社の株式はナスダック株式市場で略称IDTIとして取引されています。また、スタンダード&プアーズの株式指数である「S&P1000」に選ばれています。この指数は、S&P MidCap 400やS&P SmallCap 600といった株式指数の組み合わせです。さらにS&P 500, MidCap 400, and SmallCap 600の組み合わせから成る 「SuperComposite 1500」にも選ばれています。

IDT社に関する詳細は、ホームページ(www.idt.com)をご覧ください。

<日本IDT株式会社 について> URL  (リンク »)

日本IDT株式会社(所在地: 東京都千代田区三番町8番1三番町東急ビル7F、資本金: 1億円、代表取締役社長 神山 渡)、米国IDT社が100%出資し1987年に設立されました。日本IDT株式会社は通信市場を中心に、半導体の販売とサービス、サポートを行っています。
“Accelerated Packet Processing”をキーメッセージに掲げ、通信分野のリーディングカンパニーに対し、高性能なASSP(アプリケーション特化型IC)、FSSP(機能特化型IC)製品を中心に、対費用効果の高いシングルソリューションを実現しています。


IDTは商標であり、IDT社のロゴはIntegrated Device Technology, Inc.の登録商標です。そ
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