「Clementine Desktop」の標準価格(税込み、保守料金別)は126万円~。SPSSによる直販とビジネスパートナーの販売により、初年度100ユーザー、1億円の販売をめざします。
SPSSの主力製品である統合型マイニングプラットフォーム「Clementine」は、1999年に日本に市場投入されて以来、6年間で500以上の企業や教育機関に導入され、データマイニングツールの分野では日本国内で50%以上のシェア(富士キメラ総研「2005パッケージソリューションマーケティング便覧」による)を確保するまでに至っています。これは、データを有効活用する手法が一般化し広く普及してきたためであり、「Clementine」に関しては、企業や学校・教育機関にとどまらず、ここ最近では様々な団体での利用ニーズが高まっていました。具体的には、病院や官公庁の外郭団体などがありますが、これらの機関は新たな医療プロセスやより高度な研究開発においてデータの加工および分析機能を主に必要としており、導入に当たっては大規模なC/Sシステムや価格が大きな障害となっていました。
これを解消するために製品化されたものが公共機関/非営利法人向け「Clementine Desktop」です。「Clementine Desktop」は、これらの機関において必要と思われる機能を集約したデータマイニングツール「Clementine Desktop Base」を基本モジュールとし、分析ニーズに応じて「Clementine Desktop Classification」、「Clementine Desktop Segmentation」、「Clementine Desktop Association」「Clementine Trees」の4つモジュールを組み合わせて利用することが可能となっています(※「Clementine Trees」モジュールのみClementine Desktop Baseなしで稼動)。Clementine DesktopそのものはPC単体での利用が可能な仕様となっています。
「Clementine」のユーザーフレンドリーでグラフィカルなインターフェースを使用してマイニングを行うことができますが、データマイニングによって得られた結果をビジネスで利用するために重要なSQLプッシュバック(in Database Modeling)、Clementine Server へのアクセス、バッチモード、Web環境で必要となる「Clementine Solution Publisher」やPMML モデルエクスポート、さらには「Clementine」対応のWebアプリケーション開発ツール「Cleo」、「Clementine」をエンジンとするアプリケーション製品「Predictive Applications」などの展開ウィザード、「Text Mining for Clementine」、「Web Mining for Clementine」といった機能については「Clementine Desktop」では利用することができなくなっています。
なお、「Clementine Desktop」の製品概要は、次のとおりです。
以 上
<「Clementine Desktop」の製品概要>
■ 製品名:Clementine Desktop
■ 標準価格(税込み):126万円、保守費用は別途25.2万円
■ 販売計画:初年度100ユーザー
■ システム要件
・ ハードウェア:Pentium相当以上のWindowsが動作するCPU、1024×768以上の高解像度モニター
・ オペレーティングシステム:Windows2000、WindowsXP、Internet Explorer 6.0以上(ヘルプ資料閲覧用)
・ メモリ:512MB以上推奨
・ HDD:320MB以上の空きスペース
<「Clementine」について>
「Clementine」はビジネスユーザーを対象とした世界初のデータマイニング・ワークベンチであり、ユーザーや業界アナリストから視覚的で素早いモデル作り環境を提供するトップデータマイニングツールであると賞賛されています。「Clementine」はデータマイニング市場のトップリーダーとしての地位を確立しており、そのユーザーは電子取引、通信、金融、小売、健康管理、政府、高等教育など様々な分野に及び、日本国内で500以上の組織が「Clementine」を使っています。
■ 主な適用分野
・ 顧客を特定のカテゴリに分類する(例:利益率が高い/低い、頻繁に売買する/しない)
・ 不正行為や不従順が予測されるケースを見抜く
・ 売上やサービスの利用率を予測する
・ 類似グループに属する顧客や住民を識別する
・ マーケットバスケット分析の実行により、同時購入されているプロダクトやサービスを見つ ける
・ 時間の経過に伴う購買パターンの変化および傾向を見出す(例:結婚すると保険に入る)
・ その他、CRM (Customer Relationship Management :カスタマ・リレーションシップ・マネジメント)、リスク分析、例外検出の目的を満たすためのタスクを実行する
<SPSSについて>
SPSSが提唱するPredictive Analyticsは、現状および将来についての信頼できる結論を的確に描き出すように、データをビジネス上有効なアクションに結びつけることをいいます。
SPSSは、Predictive Analyticsソリューションの第一人者として、ソフトウェア製品と関連サービスを提供しています。SPSSが提供するソリューションは、企業・教育研究機関・医療機関・政府官公庁など、Fortune1000社の95%を含み幅広く導入されています。1968年に設立されたSPSS社の製品は、全世界25万人以上に利用されています。
以 上
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