IPsec暗号化アダプタシリーズ「NetScrambler」を開発

簡単接続、簡単設定、安定・高速動作を実現した、低価格戦略ネットワークセキュリティ製品

シスメックスRA株式会社

2006-02-22 00:00

バーコードリーダー、ハンディターミナルやPOSレジ等、さまざまな生産現場・流通現場等でのセキュリティ向上に貢献
東証大証1部上場企業である臨床検査機器メーカー シスメックス株式会社の関連会社で、情報・通信機器および情報システム、医療機器、各種産業用計測・検査装置の開発・製造・販売を手がけるシスメックスRA株式会社(本社:長野県塩尻市、代表取締役社長:山口茂和、資本金:7,095万円、以下シスメックスRA)は、バーコードリーダー、ハンディターミナル、POSレジ、タイムレコーダーなど、ユーザー装置の接続されているイーサネット回線上に挟み込むだけで、安全でセキュアな通信を高速で実現するIPsecを利用したネットワークセキュリティ製品、IPsec暗号化アダプタシリーズ「NetScrambler」を開発いたしました。「NetScrambler」には、ユーザー装置に組み込むタイプのIPsec暗号化アダプタボード「NS-101」と、ユーザー機器に外付け可能なBOXタイプのIPsec暗号化アダプタBOX「NS-501」があり、暗号化処理をLSI化することで一製品わずか12,800円(「NS-101」:税別、参考価格)という低価格で提供される高性能セキュリティ製品として画期的なものとなり、ハンディターミナル等がネットワークの中で使われる生産現場やネットワークを通じたPOSレジやタイムレコーダーなどが活用される流通・物流現場や各オフィスなどで、各ネットワーク製品に対して要求されるセキュリティへの要望に応えるものとして期待されています。
シスメックスRAでは、ユーザーシステムやユーザーの事業所やオフィスにおけるそれぞれのネットワークシステムに対して、「セキュリティをかけたいが、設定するための専門の技術者がいない」「セキュリティに対する費用がかけられない」「既存製品の通信を暗号化したい」といった、利便性を持つ各ネットワーク機器へのセキュリティ事情に応える低価格戦略製品として、代理店や家電量販店を通じて、初年度5億円の売り上げ目標を設定しております。なお、発売時期は本年6月を予定しております。

新開発のIPsec暗号化アダプタシリーズ「NetScrambler」は、2006年3月7日(火)から10日(金)に、東京ビッグサイトで開催される「SECURITY SHOW 2006」(第14回セキュリティ・安全管理総合展)に参考出品いたします。(ブースNo.SS134)

■IPsec暗号化アダプタシリーズ「NetScrambler」の特徴:
IPsec暗号化アダプタシリーズ「NetScrambler」には、組み込み用途ボード製品「NS-101」と、ユーザー装置に外付けとして接続可能なBOX製品「NS-501」があります。
●簡単接続:
イーサネットインターフェースを2ポート装備し、各機器に接続されたLANケーブルの途中に中継器として挟み込むだけで、※IPsecを使用した安全な通信を構築できます。
●簡単設定:
暗号化に必要な設定項目を必要最低限に厳選することで、誰もが簡単にセットアップすることが可能です。
●安定・高速動作:
IPsecによる暗号化処理をLSI化することで、安定・高速動作が可能となり、接続機器の通信処理への負担を軽減します。
●低価格:
機能を限定し、LSI化することで低価格を実現しました。

■バーコードリーダーやPOSレジから心電計まで、幅広い応用分野:
バーコードリーダー、ハンディターミナル等がネットワークの中で使われる生産現場やPOSレジやタイムレコーダーなどが活用される流通・物流現場や各オフィスなどはもちろん、シスメックスグループが本来強い販売網を持つ医療現場での心電計や新生児監視装置、透析装置など、幅広い分野での応用が期待されております。特に低価格・簡単設定で、高度なセキュリティを施しながら、ワンチップ設計による安定動作を確保したことにより、上記のような暗号化による通信機能を持たない各ユーザー機器のセキュリティ用途として需要が見込まれています。

■価格:
IPsec暗号化アダプタボード「NS-101」 12,800円(税別、参考価格)
IPsec暗号化アダプタBOX「NS-501」 21,800円(税別、参考価格)

■仕様:
下記、仕様書参照。

■シスメックスRAについて
シスメックスRA株式会社は、1978年に株式会社アール・エー・システムズとして創業し、以来、一貫して「創造」を使命に先端技術の追求と応用製品の開発に取り組み、医療用機器装置、情報通信機器装置、スポーツ用計測システムの開発・製造・販売を手がけてきました。2003年、シスメックスグループの出資を受け関連会社となり、2005年10月には社名を「シスメックスRA株式会社」に改称。これまで培ってきた検査機器における高度でユニークな開発技術、高品質でフレキシブルな生産体制によって、シスメックスグループの発展の一翼を担い、高度医療環境、ユビキタスネットワーク等の新たな社会環境に対し、新たな技術革新を担って参ります。
シスメックスRA株式会社URL (リンク »)

■シスメックスグループについて
シスメックスグループは、臨床検査市場における検体検査分野のトップサプライヤーであるシスメックス株式会社(本社:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-5-1、代表取締役社長:家次 恒、資本金 79億5,459万8,720円;東証1部、大証1部上場)を中心とした、国内外の子会社・関連会社からなる企業グループです。臨床検査機器、検査用試薬、粒子分析機器ならびに関連ソフトウェアなどの開発・製造・販売・輸出入を行いながら、世界規模での「豊かな健康社会づくり」の実現を目指しております。
シスメックス株式会社URL (リンク »)

会社概要
■会社名 シスメックスRA株式会社
英文社名 SYSMEX RA CO.,LTD.
■資本金 7,095万円
■設立 1978年3月1日
■代表者 代表取締役社長 山口 茂和
■事業内容 医療機器の開発・製造 情報・通信機器及び情報システムの開発・製造・販売、各種産業用計測・検査装置の開発・製造・販売
■本社
〒399-0702 長野県塩尻市広丘野村1850-3
TEL 0263-54-2251 (代) FAX 0263-54-2254
新宿センター
〒164-0011東京都中野区中央1-46-6 アモダックビル4F
TEL 03-3365-9323 FAX 03-3365-9322

●お客様からの問い合わせ先:
シスメックスRA株式会社 ITX部
TEL 03-3365-9323 FAX 03-3365-9322
e-mail:info@ras.co.jp
(リンク »)

※記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。

■仕様書

●暗号化仕様(ボード、BOX共通)
1 プロトコル:IPsec version2準拠
2 暗号方式:3DES-CBC/AES-CBC
3 完全性保証方式:HMAC-SHA-1-96
4 カプセル化モード:ESP(完全性保証オプション付き)
トランスポートモード/トンネルモード
5 SA個数:8対(On-Chip)
6 鍵交換:ISAKMP Oakley Group-2
7 認証方式:Pre-Shared-Key認証
8 交換タイプ:フェーズ1メインモード、フェーズ2クイックモード
9 NAT対応:NAT-Traversal/UDP Encapsulation(トンネルモードのみ)

●IPsec暗号化アダプタボード
1 名称及び型番
・ 名称 IPsec暗号化アダプタボード
・ 型番 NS-101
2 基板
・ 外形寸法 55×55mm
・ イーサネットポート×2、100BASE-TX/10BASE-T 自動切換え
・ 電源電圧 DC+5V
3 環境条件
・ 動作温度 0~70℃(目標)
・ 動作湿度 10~80% (非結露)
4 環境対応
・RoHS指令対応

●IPsec暗号化アダプタBOX
1 名称及び型番
・ 名称 IPsec暗号化アダプタBOX
・ 型番 NS-501
2 機械的仕様
・ 外形寸法 85×57×30mm
・ イーサネットポート×2、100BASE-TX/10BASE-T 自動切換え
・ 電源電圧 DC+5V(ACアダプタ付属)
3 環境条件
・ 動作温度 0~50℃
・ 動作湿度 10~80% (非結露)
4 環境対応
・ RoHS指令対応

このプレスリリースの付帯情報

IPsec暗号化アダプタBOX「NS-501」

用語解説

※IPsec: Security Architecture for Internet Protocol
インターネットで暗号通信を行なうための規格。TCP/IP通信に認証と暗号化の機能を追加し、パケットの改ざんやなりすまし、盗聴等に対する対策を施す。

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]