「OpenOLAPリリース2.1」は、ソフトウエアの動作環境として最新のアプリケーションやデータベース管理システムに対応することを目的に開発されたもので、アプリケーション・サーバーはTomcat5.5、データベース管理システムはPostgreSQL8に対応しています。「OpenOLAPリリース2.1」は、前バージョンのリリース2.0と同様、 (リンク ») よりダウンロードできます。
また、「OpenOLAP」は、IPAのオープンソースソフトウェア活用基盤整備事業の支援を受けて、アイエイエフコンサルティングが開発したもので、2004年2月28日に公開されてからの累計ダウンロード件数が約15,000件となるまでになり、利用分野も確実に拡大し、「OpenOLAP」のソースコードの一部を商用製品に組み込んで販売するといったニーズもでてきています。ただ、この場合、現行のライセンス形態であるGPLでは、「OpenOLAP」を組み込んだ商用製品もソースコードを公開、頒布しなければならないなどの支障、制約が生じることから、IPAの承認のもと、「OpenOLAP」のライセンス形態をLGPLに変更することにしました。これにより、「OpenOLAP」による新たなビジネスモデルに幅広く対応できるようになります。
アイエイエフコンサルティングは、データウエアハウス、BI(ビジネスインテリジェンス)専業のコンサルティング会社としての事業に加え、IPAのオープンソースソフトウェア活用基盤整備事業の支援を受けて「OpenOLAP」を開発、バージョンアップし、本年2月には、新たにオープンソースのETLツール「OpenStaging」を公開するなど、データウエアハウス、BI分野でのオープンソースソフトウエアの利用促進のための活動にも注力しており、今後も、継続していく予定です。
以 上
[OpenOLAPについて]
OLAPツールは、企業の顧客データや販売データなどの蓄積された大量のデータを様々な角度から検索・集計して問題点や解決策を発見し、経営や営業活動の効率の向上を図るためのツールで、「OpenOLAP」は、今まで商用製品でのみ提供されていたOLAPツールの機能を初めてオープンソースソフトウエアとして実現しました。
「OpenOLAP」は、情報処理振興事業協会(IPA)のオープンソースソフトウェア活用基盤整備事業の支援を受けてアイエイエフコンサルティングが開発しました。2004年2月28日の公開以来、現在までに共同開発環境サイト( (リンク ») )から約15,000件のダウンロード実績があります。
「OpenOLAP」の動作環境としては、オペレーティングシステムとして「Linux」、Web/アプリケーション・サーバーとして「Apache」「Tomcat」、データベース管理システムとして「PostgreSQL」を使用しています。これらは全て、広く普及した既存のオープンソースソフトウエアであるため、ユーザー及びITサービス企業は、完全なオープンソースソフトウエア環境で、企業データ分析システムを構築することが可能になりました。
※ 「OpenOLAP」のダウンロードや技術的問合せについては、
( (リンク ») )をご覧下さい。
[GPLとLGPLについて]
GPL (GNU General Public License)は、オープンソースソフトウエアのライセンス形態の中でも、もっとも一般的なものの一つで、Linuxなど代表的なオープンソースソフトウエアの多くで採用されています。しかし、GPLのライセンス条項に従うと、ソースコードの一部を、他のソフトウエアに組み込んだ場合、組み込み対象のソフトウエアのソースコードも公開する必要があります。このため、商用製品に対して、GPLライセンスで提供されるオープンソースソフトウエアのソースコードの一部を組み込むことは難しいとされています。一方、LGPLでは、同様な組み込みを行った場合でも、商用製品のソースコードの公開は必要ありません。
[アイエイエフコンサルティング( (リンク ») )について]
1998年に設立されたデータウエアハウス、データ分析専門の独立系コンサルティング会社です。金融、通信、製造、流通、サービスなど多岐にわたる業種のデータウエアハウス、データ分析アプリケーション構築プロジェクトに参画し、システム分析・設計・導入から運用までをトータルにサポートしています。また、メディアへの寄稿、セミナー講演などを通じてデータウエアハウス、ビジネスインテリジェンスの普及、啓蒙活動を実施しています。
※文中の企業名、製品名ならびにサービス名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。