従来、当社ではWirelessIP5000が接続する無線LANアクセス・ポイントに関して特定の機器を推奨せず、WirelessIP5000を導入されるユーザーやインテグレーターに選定をお任せしておりました。しかし、無線IP電話の通話品質や機能向上等には、無線LANアクセス・ポイントとの連携が重要な要素となるため、当社は、有力な無線LANシステムベンダーであるアルバ社と、WirelessIP5000とアルバAPおよびモビリティ・コントローラーとの相互接続性を向上させるための協業を行うことに合意しました。今後、当社とアルバ社はWirelessIP5000とアルバAPおよびモビリティ・コントローラー双方で、相互接続性の向上による通話品質のさらなる向上や待受時間の改善* 等を目指してまいります。
これらに加えて、展示会においてそれぞれのブースへの機器の展示等、マーケティング活動を共同で実施してまいります。すでに、秋葉原UDXの当社本社内では、アルバAPおよびモビリティ・コントローラーを設置し、約200名がWirelessIP5000を使用することで、自社内のコミュニケーション効率の向上を図るだけでなく、お客様への提案等に活用しております。
当社では、アルバ社と相互の機器間の接続性を高めることで、お客様がワイヤレスIP電話システムをより導入しやすい環境を整えるとともに、国内のみならず、欧米やアジアにおけるアルバ社の販売拠点と協力していくことで、WirelessIP5000の販売を国内外で拡大してまいります。
用語解説
* WirelessIP5000は、通話をしていない待受状態でも無線LANアクセス・ポイントとの間で定期的に通信を行い電話の発着信に備えてお互いの接続状態を確認しています。WirelessIP5000と無線LANアクセス・ポイント間の待受状態時の通信量削減等によりWirelessIP5000の電池消耗を抑え待受時間の改善を図ります。
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