フィッシング対策ソリューション「PHISHCUT(フィッシュカット)」に追加機能

~フィッシングサイトへの個人情報送信防止をさらに強化~

NTTコムウェア株式会社

2006-10-10 15:00

NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:今井 郁次、以下NTTコムウェア)は、電子透かし技術(*1)を利用してフィッシング詐欺から情報を守るフィッシング対策ソリューション「PHISHCUT(以下、フィッシュカット)」に、セキュリティ強化機能追加し、本日より販売を開始します。

【機能概要】
 「フィッシュカット」は、今年の4月に販売を開始したフィッシング対策ソリューションです。金融機関やインターネットバンキングなどのWebサイトに電子透かしを埋め込み、利用者がWebサイトからログインIDやクレジットカード番号などの重要な情報を送信する際に、Webサイトが本物かどうかを判断するものです。判断の結果、電子透かしのある正しいWebサイトであれば個人情報を送信し、フィッシングサイトの疑いがあるWebサイトの場合には送信を中止します。 
 今回、以下の機能を追加し、さらなるセキュリティ強化を行いました。

●重要情報自動登録機能
 従来は、金融機関などのWebサイトへアクセスする場合、ログインIDやパスワードなど、フィッシングサイトへ送信したくない情報を、利用者自身が重要情報として登録する必要がありました。今回の機能追加では、導入企業側で重要情報項目(導入企業固有情報)を指定することで、利用者が初回アクセス時に投入した情報が自動的に重要情報として登録されます。これにより利用者は、重要情報登録の操作をすることなく、電子透かしのない疑わしいWebサイトへの情報送信を防ぐことができます。

●検証結果事前通知機能
 従来は、電子透かしのある疑わしいWebサイトにアクセスする場合、利用者がデータ送信をする時点で警告を表示していました。今回の機能追加では、Webサイトにアクセスした時点で正規のサイトであるかどうかを画面上にアイコンで表示します。可視による確認が可能です。もし誤って送信しようとした場合でも、従来どおり警告を表示しますので二重のチェックになります。

●不正サイト情報の提供(オプション機能)
 サイト検証結果、フィッシングサイトの疑いがあるサイトの情報を収集し、契約企業に提供します。

【販売の背景】
 金融機関などから送られる電子メールを偽装し、本物そっくりのWebサイトに誘い込み、クレジットカード番号や暗証番号などを盗み出すというフィッシング詐欺が米国を中心に増えています。NTTコムウェアでは2006年4月にフィッシング対策ソリューションとして「フィッシュカット」の販売を開始しています。日本でもフィッシング詐欺事件が発生しており、金融庁でも各金融機関に対して、フィッシングに関する対策を促しています。NTTコムウェアでは、対策ツールの一つとして「フィッシュカット」の導入を推進してきました。

【提供価格】
 認証サーバ、専用ソフトウェア配布サイトについては、NTTコムウェアが用意します。ASP形式で提供し、認証システムでのアクセス課金による料金体系で、1ヶ月あたり25万円からサービスをご利用いただけます。

【用語説明】
*1 画像・動画・音響データなどに、人間が知覚できないような情報を埋め込む技術で、著作権情報を埋め込むために利用されることが多い。

【お知らせ】
 平成18年10月12日(木)、13日(金)に、東京国際フォーラムで開催される「FIT2006(金融国際情報技術展)」の、NTTコムウェアブースにおいて、「フィッシュカット」のデモ展示を行います。
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