本合意は、2,000万世帯を超えるまでに拡大したブロードバンド市場の中で、約128万のADSL加入者を保有するアッカとFTTHのパイオニアで約30万のFTTH加入者を保有するUSENグループが、加入者増が著しいFTTH市場において共同で戦略的に事業を展開するためのものです。
UCOMが提供するFTTHに特化して構築された高品質、広帯域のインフラおよびFTTH事業における専門性と、アッカが有するブロードバンド市場における複数ISPへのホールセールビジネスや業務プロセスの専門性、サービスエリアのカバー力を組み合わせて顧客に対し更なる高付加価値サービスを提供していきます。
業務提携により提供するサービスは、UCOMが保有するFTTH回線をアッカの中継網に接続し、両社共同の個人向け光インターネット接続サービスとしてアッカ提携ISP経由で提供することから開始します。共同サービス開始時は、既にUCOMがFTTHサービスを提供しているエリア内の集合住宅を対象としますが、その他の個人向けサービスの拡充についても視野に入れています。
これによりUSENグループは、現在UCOMが提供している高品質・広帯域のFTTH回線を個人ユーザ向けのグループISPブランドである「BROADGATE01」、ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社向け「So-net光(UCOM)」に加えて、アッカが提携する複数の大手ISPへの効率的な提供により、より多くのチャネルからの顧客獲得を期待することが可能となります。
アッカは、ADSLに加えて光インターネット接続サービスをメニューに加えることにより、ブロードバンド市場でのFTTHへの需要に応え、より高速なブロードバンド回線を求めるユーザニーズに対応し、顧客満足の更なる向上および新規顧客獲得による事業基盤の拡大が可能となります。
また、ユーザにとっては、光インターネット接続サービス加入時のISPおよび回線事業者の選択肢が広がります。
サービス提供ISPやサービス料金、申し込み方法、提供エリアなど、業務提携により提供するサービスの詳細は、内容が決定次第発表する予定です。
アッカとUCOMは、ブロードバンド市場における戦略的な展開を共同で行う可能性を引き続き追求し、今回発表の個人向けサービスのみならず、アッカが得意とする法人市場における両社共同によるFTTHサービスの展開や、次世代のバックボーン回線・中継網の共同構築等も検討し、提携関係を深化させていく予定です。
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