サイバートラスト、ロシア連邦財務省のPKI取引を実現

2005年7月12日、米国　- ビートラステッド・ジャパン株式会社のパートナ企業であり、情報セキュリティサービス及びイネーブリング・テクノロジー分野のグローバル・リーダであるCybertrust社はこのたび、ロシア連邦財務省の公開鍵暗号化方式 (PKI) による取引を実現したことを発表しました。Cybertrust UniCERT技術により、全国的規模の当PKIプロジェクトにおいて、ロシア財務省内及び政府機関との高セキュリティ認証管理・交換サービスを提供します。

ロシア連邦財務省は、否認防止サービスの提供に加え、電子書類を改ざんや偽造から護るPKIソリューションを展開するためにCybertrust社を選定しました。連邦財務省の情報システムは、世界銀行の資金提供と監督の下、近代化が進められています。ロシア連邦財務省のユーザには、同省内の各部門、ロシア税関、ロシア銀行、金融省、その他の政府機関などがあります。

財務省　副責任者のAlexey Y. Popov（アレクセイ・Ｙ・ポポフ）氏は次のように述べています。「この全国規模のプログラムは、不適切かつコスト高である紙ベースの取引を無くし、財務省を効率的でセキュリティの高い電子資金決済機構及び電子書類ワークフローシステムに移行させることが目的です。アセスメントを実施した結果、複数プラットフォームから構成され、細分化された財務省システムの複雑な階層構造と統合できる、唯一のエンタープライズ・レベルPKIソリューションであるCybertrust UniCERTを選びました」。

また、Cybertrust社 上席副社長のJohn Holland（ジョン・ホーランド）は次のように述べています。「Cybertrust社は、ロシア財務省及び当社のパートナであるInformzaschitaと密接に協力して、ロシアという巨大国家を地理的にカバーする高信頼性プラットフォームを提供します。その実装ポイントは3,000か所近くにも及びます。UniCERTは、中央管理できロシア財務省の複雑なニーズにも対応できる、包括的でスケーラビリティにも優れた電子通信・取引のためのトラスト環境を提供します」。

連邦財務省トランザクションシステムの資金決済システムは、今後3年間に省内の個別システムが接続されるに伴い、認証100万件にまでスケールアップされる見込みです。

UniCERTは、企業が物理的に利用しているのと同じセーフガードを電子の世界に適用するミッション・クリティカルなシステムであり、世界の主要機関で用いられています。この製品は、eビジネス・イニシアチブを成功させるための基盤であり、優れた機密保持性、認証、完全性及び否認防止サービスを提供します。

UniCERTに関する詳細は下記サイトをご参照下さい。
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■Cybertrust社について
Cybertrust社は、プロセス、製品、人材を活用することにより、企業や政府機関が彼らのIT基盤を安全に管理することを可能にする世界的な情報セキュリティプロバイダです。15年を超える経験をもとに、Cybertrust社は、アイデンティティ管理、脅威の管理、脆弱性の管理、コンプライアンス管理の4つの重要なセキュリティ分野に焦点をおき、セキュリティ・ライフサイクル全般にわたり包括的に取り組む初めての企業です。情報セキュリティ製品の認定に関して世界的なリーダであるICSA Labs（本部：米国バージニア州）や世界30を越えるオフィスをはじめとするリソース、比類ないセキュリティに関する知識と経験をベースに、ビジネスを展開しています。Cybertrust社は、世界中における4,000を超える顧客にとって、情報セキュリティに関する信頼のおけるアドバイザです。
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