IT運用管理ツール「ITOP Version2.0」の資産管理システムを無償提供開始

アイ・ティー・エス・ジャパン株式会社

2006-09-19 09:30

アイ・ティー・エス・ジャパン株式会社はこれまで培ってきたITILツール 開発のノウハウを生かし、ヘルプデスク/サービスデスクツール 「ITOP Version2.0」を商品化し、販売を開始いたしました。
報道関係者各位
プレスリリース

平成18年9月19日
アイ・ティー・エス・ジャパン株式会社

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IT運用管理ツール「ITOP Version2.0」の資産管理システムを無償提供開始
             (リンク »)
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アイ・ティー・エス・ジャパン株式会社はこれまで培ってきたITILツール開発のノウハウを生かし、ヘルプデスク/サービスデスクツール「ITOP Version2.0」を商品化し、販売を開始いたしました。今回、PostgresSQL版「ITOP Version2.0」のコアモジュールである資産管理(構成管理)システムに関しまして2006年9月15日から1年間、ホームページから無償ダウンロードも開始いたしました。
(ITOPサイト: (リンク ») )


「ITOP Version2.0」は、ITサービス管理の国際基準であるITIL(Information Technology Infrastructure Library)をベースにして、お客様のIT運用で抱える問題点を解決致します。IT運用に必要なプロセスを一元管理し、運用サービスの品質の向上を図ることにより、最適なITプロセス・ソリューションをご提供いたします。

「ITOP Version2.0」は、複数のモジュールで構成しております。
1.資産管理(構成管理)システム
2.Call Log(インシデント管理)システム
3.問題管理システム
4.変更・リリース管理システム
5.サービスレベル管理支援システム
6.案件管理システム
7.課題管理システム
8.議事録管理システム


1.資産管理(構成管理)システム
 資産管理(構成管理)システムは、システムの構成するアイテムについてその所有者やステータスを正確に把握し、それらの情報をITILの各プロセスに提供することで、各プロセスの確実な実施を支援します。 構成管理における構成要素は、ITサービスを提供する上で必要になる個々の構成要素の集合体を指し、具体的な例としてはパソコン、ソフトウェア、ネットワーク、オペレーションマニュアルなどがあげられます。
「ITOP資産管理(構成管理)システム」では、現在お客様がお使いになっているLANDesk等のインベントリ収集ツールから収集した資産情報をインポートすることにより、既存の収集ツールを有効活用し、正確な構成要素を取り込むことを可能にしています。

2.Call Log(インシデント管理)システム
 インシデントとは、「サービスの質を低下させ、もしくは低下させる可能性のあるイベント」のことを指します。具体的な例としては、プリンタの故障、システムのダウン、アプリケーションの不具合、パスワード忘れ等があげられます。ITILの「サービスサポート」では、インシデントの定義を「サービス標準の運用に属さないイベントであり、サービス品質を阻害、あるいは低下させる、もしくはさせるかもしれないあらゆるイベント」と解説しています。
 「ITOP Call Log(インシデント管理)システム」を導入することで、運用担当者は、正確で迅速、かつ効率の良いインシデント対応を提供することによる顧客満足度を向上できます。またユーザは、正確で迅速、かつ効率の良いインシデント対応を受けられることによる安心感を得られるメリットがあります。

3.問題管理システム
 問題管理とは、インシデントがビジネスに対して与える悪影響を最小限に留め、インシデントの再発を防ぐ為のプロセスを管理することです。問題管理の定義をITILの「サービスサポート」では、「ITインフラストラクチャ内のエラーによって発生するインシデントや問題の、事業に対する悪影響を最小化すること、及びこれらのエラーに関連するインシデントの再発を防ぐことである」と解説しています。
 「ITOP 問題管理システム」は、インシデントの根本的な解決を目的としており、「ITOP Call Log(インシデント管理)システム」は迅速な解決を目的としている点において、両者の機能の相違があります。

 <ITOP 問題管理システムのサポート範囲>
・問題の記録、分類、情報共有、解決までの管理
・問題の調査と診断、ユーザー業務への影響度を記録
・問題の回復、ユーザーサービスの再開を記録
・問題の評価、恒久的解決方法を記録
・問題の恒久的解決の実施と記録
・問題のクローズ
・重要なインシデントの処置支援
・トレンド分析、組織への情報提供
・問題の累積データを分析することにより、予防措置提案
・重要な問題のレビュー実施

4.変更・リリース管理システム
 変更管理の定義を、ITILの「サービスサポート」では、「すべての変更を効率的かつ迅速的に取扱うために、標準化された方法、手順が使われることを確実にすることと、それによって変更に起因するインシデントがサービス品質に与えるインパクトを最小限にし、組織の日々の運用を改善させること」と解説しています。
 「ITOP 変更・リリース管理システム」は、変更を処理する標準的な方法、手順を確立し、それを用いることで効率良く確実な変更を実施するためのプロセスを管理するものです。

 <ITOP 変更・リリース管理システムのサポート範囲>
 ・変更の申請起票、情報共有、変更完了までの管理
 ・申請された変更の業務へのインパクト、リスク評価
 ・関係各者によりアセスメントを実施し、ユーザー業務への影響を確認
 ・ビジネス上の正当性を明らかにし,認可を取得
 ・リリース実施日の調整
 ・リリース実施と本番環境での初稼動確認
 ・リリース結果のレビューとクローズ
 ・問題が発生した場合、問題管理へ連携

5.サービスレベル管理支援システム
 サービスレベル管理(SLM)は、IT運用チームがユーザー業務へどれだけのサービスを提供するのか文書・数値目標で明確化し、要求されたサービスレベルが達成されているかどうか、及び達成されていない場合はなぜ達成されていないか改善を実施することが出来るようにするために行います。
 サービスレベル管理の目的は、システム障害発生から復旧までの平均時間などの数値目標をSLA(Service Level Agreement)として設定し、その達成度合いを計測することで、運用管理業務の品質を維持したり向上させることです。SLAで重要なことは

 - 目標に対するサービスレベルの実績把握
 - サービス改善プログラム(SIP)を通じ、業務プロセスに合わせてサービスの質を継続的に改善する
 - プロバイダと顧客の双方がよりはっきりとした責任分担をすることによりサービスの目標が明確化
 - SLMがサプライヤ管理を支え、SLAはサプライヤとの関係を管理する主要な要素になること

 「ITOP サービス管理支援システム」は、SLMに必要な数値実績をリアルタイムで集計し、ユーザー・運用担当チームともに実績をモニタリングし、次の改善アクションへと繋げられるよう、実績の解析データを提供します。

6.案件管理システム
 運用に関するユーザーからの依頼案件を一元管理します。IT環境に関する各種案件(調査、改修、質問など)について案件とその進捗・工数を管理します。ユーザーからも運用チームの全員からも全依頼案件の進捗が見え、情報共有できます。また、依頼案件に要した工数や納期遅れの実績などを把握できるため、SLA管理にも役立ちます。
 ユーザーからの依頼案件起票~見積り~作業~完了まで管理します。

7.課題管理システム
 プロジェクトの進行中に発生する様々な課題や問題を一元管理しプロジェクトメンバー全員で情報を共有します。課題の発生から、複数のtodoの策定、todo案の承認、todo案の実行、課題の収束までを管理します。
 このシステムによって、個々に散在しがちな課題・問題を集中管理し、マネージャーは運用チーム全体としてどんな課題・問題があり、誰が担当し、どんなtodoがあり、いつまでに解決するのか、を一元管理することが出来ます。

8.議事録管理システム
 議事録をwebシステムで集中管理します。主催者が会議前に議事録システムに会議内容を登録し、システムより参加者へ会議開催メールを配信します。実際の会議では、その場で議事を登録し、内容をメンバーで確認、以後、議事録を履歴データとして保存しいつでも閲覧可能になります。



【製品のお問い合わせ先】
アイ・ティー・エス・ジャパン株式会社
担当 : ITOP営業推進室 重留(しげとめ)
電話 : 03-5445-0081
Mail : info@itop.ne.jp
(リンク »)

【会社概要】
会社名 : アイ・ティー・エス・ジャパン 株式会社
本社住所 : 東京都港区芝浦1-8-4 エムジー芝浦ビル4F
設立 : 1993 年 5 月
資本金 : 7,000万円
社員数 : 67名
代表取締役  :中原 伸二
(リンク »)
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