リバティ・アライアンス、2007年度の新プレジデントと新役員、注力分野を発表

~ AOL、HP、Oracle、Sunの代表者を新役員に選出し、新エグゼクティブ・ディレクターを指名 ~

リバティ・アライアンス

2007-01-11 14:00

[2007年1月10日(米国時間)Liberty Alliance 発表]
世界規模のアイデンティティ管理コンソーシアム「リバティ・アライアンス」はこのほど、2007年度のリバティ・アライアンス・マネジメント・ボードの新役員および今年度の注力分野を発表しました。新役員は、リバティ・アライアンスのボード・メンバーによる投票で選出され、任期は一年間となります。

■2007年度リバティ・アライアンス・マネジメント・ボードのプレジデントおよび役員

2007年度のプレジデントには新たにOracleのロジャー・サリバン(Roger Sullivan)が選出されました。サリバンはOracleにおいてOracle Identity Management担当バイス・プレジデントの職にあり、リバティ・アライアンスでも2年間にわたりマネジメント・ボードのバイス・プレジデントを務めてきました。また、次の各氏が今年度の役員に選出されました。

ジェイソン・ルオー(Jason Rouault) -- リバティ・アライアンス・マネジメント・ボードのバイス・プレジデントに選出されました。HPのアイデンティティ管理ソフトウェア担当CTOであり、昨年はリバティ・アライアンスでテクノロジー・エキスパート・グループの責任者およびマネジメント・ボードのメンバーを務めました。

ビル・スミス(Bill Smith) - リバティ・アライアンス・マネジメント・ボードのセクレタリーに選出されました。今年で5期連続となります。Sun MicrosystemsのCTO Officeでビジネス戦略担当シニア・ディレクターを務めています。

ロジャー・マーチン(Roger Martin) - リバティ・アライアンス・マネジメント・ボードのトレジュラーに選出されました。今年で2期目となります。AOLの標準化担当役員です。

これら新役員の選出に伴い、ブレット・マクダウェル(Brett McDowell)が新エグゼクティブ・ディレクターに指名されました。マクダウェルは過去4年間にわたりリバティ・アライアンスの主導的な地位を歴任し、直近ではディレクターを務めました。

リバティ・アライアンスのマネジメント・ボードは現在、AOL、Ericsson、Fidelity Investments、France Telecom、HP、Intel、Novell、NTT、Oracle、およびSun Microsystemsの代表者で構成されています。リバティ・アライアンス・マネジメント・ボードの役員は、オープンで相互運用可能なアイデンティティ・ソリューションに対する会員および業界の要望に基づき、リバティ・アライアンスの戦略的な方向を決定する任務を担います。

■リバティ・アライアンスの今年度の注力分野

リバティ・アライアンス・マネジメント・ボードが今年注力する主な分野は、以下のとおりです。

業界団体との関係の拡大 -- リバティ・アライアンスは常に他の標準化組織と協力し、オープンで非プロプライエタリなアイデンティティ管理ソリューションの開発促進に努めています。アイデンティティ管理分野は日々進化しているため、アイデンティティ管理に関わる世界中の組織やプロジェクトとの関係拡大にさらに力を入れていきます。これにより、さまざまな組織がリバティ・アライアンスの経験やリーダーシップをより容易に検証および活用することが可能となり、相互運用可能で高度なセキュリティとプライバシー保護をユーザーに提供するデジタル・アイデンティティ管理ソリューションの導入を促進します。リバティ・アライアンスが継続的に協業を行っている各種標準化団体やアイデンティティ管理組織、およびリバティ・アライアンスのオープンなアイデンティティ管理仕様に基づく製品やサービスを提供している組織の一覧は以下のサイトでご覧いただけます。
(リンク »)

アイデンティティ管理分野における標準仕様の融合の促進 -- リバティ・アライアンスは2001年の設立当初より、アイデンティティ管理の標準仕様の融合に力を入れてきました。政府機関や企業がオープンで相互運用可能なアイデンティティ管理ソリューションを求め、開発者やシステム・インテグレーターがさまざまなオープン・ソースやWeb 2.0イニシアチブを活用したいと考えている現在において、リバティ・アライアンスは2007年も引き続き、業界全体にわたるグローバルなアイデンティティ管理仕様の融合を目指してリーダーシップを発揮していきます。アイデンティティ管理仕様の融合により、あらゆる市場の組織がよりセキュアな連携、Webサービス、SOA、ソーシャル・ネットワーク、およびユーザー中心のアプリケーションを導入してすぐに相互運用することが可能になります。これらの導入がリバティ仕様に対応するアイデンティティ管理デバイスの浸透を促し、今年はこれらデバイスが数十億規模に達するとリバティ・アライアンスは予測しています。Liberty FederationおよびLiberty Web Servicesを採用している組織の概要は以下のサイトでご覧いただけます。
(リンク »)

ポリシーおよびプライバシー保護の課題を解決する新しいツールの提供 --リバティ・アライアンスは、デジタル・アイデンティティ管理ソリューションが業界で広く受け入れられて真のビジネス価値をもたらすことができれば、技術、ビジネス、プライバシー保護のさまざまな問題への対応が可能であることを実証してきました。リバティ・アライアンスは世界中のプライバシー保護専門家で構成されるパブリック・ポリシー・エキスパート・グループ(PPEG)を有し、ベスト・プラクティスやガイドラインを定期的にリリースする唯一のアイデンティティ管理組織です。デジタル・アイデンティティ管理のポリシーおよびプライバシー保護に対する企業や政府機関の取り組みを支援しています。リバティ・アライアンスでは、2007年はPPEGがさらに幅広い成果を上げることに注力し、あらゆる市場の組織がデジタル・アイデンティティ管理ソリューションをより迅速かつ確実に展開するために活用できる法的な枠組みや雛形作りを目指します。PPEGがリリースしたプライバシー保護に関するベスト・プラクティス、ビジネスと展開のためのガイドラインは以下のサイトでご覧いただけます。
(リンク »)

リバティ・アライアンス・マネジメント・ボードの新プレジデントに選出されたロジャー・サリバンは次のように述べています。「リバティ・アライアンスは、企業や政府機関がデジタル・アイデンティティ管理を導入できるようサポートしてきました。そのリーダーシップと経験を活用したいと考えるすべての組織を広く支援することが、リバティ・アライアンスの2007年の主要な目標の1つです。ポリシー管理やプライバシー保護の問題に対処するためのオープンな標準仕様とベスト・プラクティスの融合および提供に焦点を絞り、さまざまな組織が相互運用可能でよりセキュアなアイデンティティ・ベースのアプリケーションを迅速に展開できるよう支援していきます。」

■リバティ・アライアンスについて
リバティ・アライアンスは、IT企業、個人ユーザー向けサービス・プロバイダー、教育機関および政府機関などの会員が、デジタル・アイデンティティ管理の技術、ビジネス、およびプライバシー上の課題に取り組み、より信頼性に優れたインターネットの構築を目指して協力するグローバルなアイデンティティ管理コンソーシアムです。マネジメント・ボードの他に会員が構成する4つのエキスパート・グループ、すなわちテクノロジー・エキスパート・グループ(TEG)、パブリック・ポリシー・エキスパート・グループ(PPEG)、ストロング・オーセンティケーション・エキスパート・グループ(SAEG)、ビジネス
・アンド・マーケティング・エキスパート・グループ(BMEG)があります。また、各地域やグローバルなアイデンティティ管理の課題解決のニーズに応じて、eGovernment、eHealth、アイデンティティ盗用防止、オープン・ソースといった複数のグループが組織されています。リバティ・アライアンスの会員構成および入会に関する詳細は以下のサイトでご覧いただけます。
(リンク »)

■本件に関する報道関係者からのお問い合わせ
リバティ・アライアンス・プロジェクト 広報担当 
株式会社プラスワン・コミュニケーションズ
池田 明/田中 義之
TEL:03-3443-1007  FAX:03-3443-1008
E-Mail:liberty-pr@plusonecomm.co.jp
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