CGMにおける購買行動への影響 ~日経リサーチ クロス・メディアリサーチの結果より~

株式会社日経リサーチ

2007-01-22 10:00

日経リサーチでは独自企画のクロス・メディアリサーチにおいて、生活者発信のメディアとして既に定着した感のあるブログとSNS(ソーシャルネットワーク)が実際の購買にどのような影響を与えているのかを検証した。ブログ人口868万人、日本最大のSNSであるmixiが660万人以上のユーザーを抱えるCGM大国となった今日、消費者発信のこの新メディアは本格的な購買検討の刺激を与える重要な情報源と位置づけられていることが判明した。
■購買に影響を与えているのはSNSよりブログ
今回の調査ではブログの利用者(ブログ開設者およびブログ閲読者)とSNS加入ユーザーからの回答を得た。ブログおよびSNSの利用者に対して、ブログやSNSを読んで商品を購買した経験を聞いたところ、ブログ利用者(開設者および閲読者)の40.8%が「影響を受けた」と回答しているのに対してSNSユーザーでは13.9%に留まり両メディアの間に大きな違いが出ている。

■影響を受けるタイミングはブログ・SNS共に同じ
影響を受けた商品ジャンルはブログでは「書籍」(27.5%)「パソコン・周辺機器」(22.5%)「家電製品」(21.4%)「食品」(21.0%)の順で影響が強い。一方、SNSでは「書籍」(34.0%)「CD/DVD」(27.1%)が相対的に高いことが特徴。
またブログやSNSからの情報は購買のどのタイミングで影響を受けたかを尋ねたところ、「(ブログ・SNSで)存在を知った」(ブログ41.3%、SNS45.2%)という認知段階よりも「商品やサービスに興味を持った」(ブログ48.7%、SNS 51.6%。)、「購入するきっかけとなった」(ブログ48.4%、SNS46.3%)など購買により近いタイミングで消費者の判断に関与している。更に、「その情報で購入を決めた」のはブログ利用者で22.7%、SNSユーザーで27.7%であった。

~調査概要~
調査対象: 16-69歳の男女
サンプリングソース:日経リサーチ・アクセス・パネル
調査日時:2006年11月30日~12月5日
有効回収サンプル数:5,128S
調査主体:(株)日経リサーチ
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