HDDの故障監視とバックアップを連動させ、企業のクライアントPCのデータ保全対策を支援!中大規模ネットワーク向けデータ保全対策システム「SmartHDD Manager」を発売開始!

株式会社インターコム

2007-03-01 00:00

ソフトウェアの開発メーカーである株式会社インターコム (〒110-8654 東京都台東区台東1-3-5反町ビル、TEL:03-3839-6231、資本金:8,400万円、社長:高橋啓介) はこのほど、ネットワーク上に存在する最大で2,000台までの各種パソコンやサーバーに搭載されているハードディスクを集中監視して、突然のクラッシュによるデータ損失に備えるデータ保全対策システム 「商品名 : SmartHDD Manager (スマートエイチディーディー マネージャー)」 を業界に先駆けて開発。2007年5月31日より販売開始いたします。


IT が企業の情報システムのインフラとして定着する中、社内ネットワーク上に存在するデータ資産の重要性はますます高まっています。その一方で、パソコンに搭載されているハードディスクの突然のクラッシュによるデータ損失への対策は、顧客の個人情報や経理、人事データといった基幹データのバックアップに留まっており、個々の従業員が日々の業務を遂行する上で必要不可欠とされるデータの損失対策にまで至っていないのが一般的な現状と言えます。
しかしながら、例えばビジネスにおける重要なコミュニケーション ツールとなっているメールや営業資料などのデータがクラッシュによって損失すれば、業務上必要な取引に関する記録などを失うこととなります。これを回復させるためには、専門業者を呼び1日から3日程度の業務の停止を強いられることとなるため生産性の低下を招きます。従業員の業務継続性 (BC/Business Continuity) を維持するためには、このような従業員個々のデータについても安全対策の必要性が十分にあると考えられます。


本商品はクライアント パソコン上のデータ損失対策や、Windows サーバー、LAN接続ハードディスク (NAS※1) といったファイルサーバー上のデータ損失対策を、システム管理者が効率よく集中管理するためのソフトウェア パッケージです。“ハードディスクの故障監視” と “データ バックアップ” の2大機能のソフト連携により万が一のクラッシュに備えることで、業務の継続性を確保できます。


企業のクライアント パソコンを対象としたクラッシュ対策ソフトウェアのこれまでの主な問題点として、


(1) 企業向けの故障監視ソフトが存在しなかったため、突然の故障に遭遇した後の対応 (一連のドライブ交換作業) とならざるを得なかった問題
(2) バックアップ ソフトを導入した場合、バックアップ先ディスク容量が増大 (=ディスク費用が増大) することで、コスト負担が大きかった問題


の2点が挙げられますが、本商品はこのような既存の問題点を必要最小限に抑える内容となっています。具体的な特長は以下の通りです。


■特長1 : ネットワーク上にある各種ハードディスクを集中監視し、管理者に故障日を警告!

本商品はハードディスク ドライブの S.M.A.R.T.※2 情報を監視&診断することで、具体的な故障年月日を予告 (シミュレーション) します。各クライアント パソコンにインストールされたエージェント プログラムによって S.M.A.R.T. 情報が管理用サーバーに集約され、管理者は自席のパソコンからネットワーク上にあるすべてのハードディスクの故障状況を一括監視できます。故障予定日が予め分かれば、故障が間近に迫ったハードディスクに対してのみドライブ交換などの対応をとることができます。これにより故障対策を計画的に管理・実行でき、作業負担などを必要最小限に押さえることができます。
その他、特に故障の危険性の高い値をキャッチした場合は、オプションのパトライト (外部警報装置) を点灯させたり、指定したメールアドレス宛に警告メールを通知することなどができます。例えば管理者自身が外出している場合に、警告メールを携帯電話などで受けて社内にいる人へ即座に対応を指示できるといった利点があります。


■特長2 : ハードディスクの障害状況と連動したデータ バックアップ機能を搭載!

故障監視に加えて万が一のクラッシュに備えるために、マイドキュメント、Internet Explorer のお気に入り、メール (Outlook Express) 関連のデータなど、各種個人データを定期バックアップし必要に応じて復元する機能も搭載しています。本機能のアピールポイントは、他のバックアップ ソフトと違って故障予定日の迫ったハードディスクほど頻繁にバックアップするというように、ハードディスクの障害状況に応じて定期バックアップの実行頻度を自動調整するように設計されている点です。故障の迫ったハードディスク上のデータはしっかりと保護できる上に、故障の危険度の低いものについてはバックアップの頻度を減らすことで、バックアップ先ディスク容量 (コスト) の節約やネットワーク負荷の軽減に繋がる効果があります。
なお、バックアップ データは次に復元されるまですべて暗号化/圧縮した上で管理されますので、データ通信時やバックアップ先ディスクへの保管時におけるセキュリティ面も安心です。


■特長3 : メンテナンス事業者のサービス商材としても活用可能!

本商品は社内のシステム管理者による運用だけでなく、SIer/システム メンテナンス会社など外部の保守事業者もユーザー企業に対するサービスの一環としてご活用いただけるように設計されています。
例えば、クライアント パソコンより収集可能な S.M.A.R.T. 情報や、使用OS/ソフトウェア/ハードウェア情報といった パソコンの各種リソース情報はインターネット経由で管理用サーバーに集約できます。そのため、通常ユーザー企業内に設置いただく管理用サーバーを保守会社内に設置することで、収集した各種情報をメンテナンス サービスなどに活用できます。またクライアント パソコン上のデータのバックアップ先としては、ユーザー企業内にある NAS やファイルサーバーのほかに、外部ネットワーク上にあるFTPサーバーも設定可能です。そのため、保守会社が管理するデータセンターの FTP サーバーをバックアップ先に設定することで、オンライン バックアップによるデータ保守サービスにもご活用いただけます。


■特長4 : 企業ネットワークへの容易な導入を実現!

本商品の管理用サーバー側の導入設定では監視対象となる従業員の登録を行いますが、所属部署名や所属者名などが記されたテキスト ファイルから一括入力できるツールを用意しているため、企業側で既に用意されている管理名簿を利用して簡単に設定作業を進めることができます。システム管理者のようにコンピュータの知識をお持ちの方であれば、SQL サーバーや IIS のインストールを含め “1時間程度” で導入作業を終えることができます。その他、端末エージェントについてはクライアント側で情報の入力作業などを一切必要とせずに導入することもできますので、導入に際して難しい知識は必要としません。


その他、内蔵ハードディスクに加えて、S.M.A.R.T. ユーティリティとしては国内で唯一 NAS や外付けハードディスクの故障診断もサポートしている点や、Windows 情報、ネットワーク情報、デバイス情報、アプリケーション情報などパソコン メンテナンスに役立つ各種リソース情報を収集できる点など、既に発売しております他の 「SmartHDDシリーズ」 の特長もそのまま継承しております。


ハードディスクの故障監視ユーティリティ 「SmartHDDシリーズ」 は、単体 パソコン向けの 「SmartHDD Pro」、小規模ネットワーク パソコン向けの 「SmartHDD Server」 に次いで今回が3シリーズ目の商品となります。
企業にとって社内データは情報資産そのものです。従業員の日常的な業務継続性を維持するためには、データ資産の適切な管理が欠かせません。そのような状況において、ハードディスクの劣化状況が段階的に分かり、故障してデータを失う前に適切な対応を可能にするソフトウェアは、データ資産の管理に必要不可欠なツールであるとして、今後もシリーズ商品の更なる開発/普及に努めて参ります。


※1 NAS : Network Attached Storage の略で、ハードディスク、ネットワーク インターフェース、OS などが一体化されたファイル サーバー専用機のこと。ネットワークに直接接続して利用できる。


※2 S.M.A.R.T. : Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology の略で、ハードディスク業界では標準とも言える自己診断&報告技術のこと。ハードディスク内部を定期監視しながら、予め設定されたしきい値 (障害状況となる限度値) と比較して故障発生を予測する。また故障が予見された場合は、その時点で (故障前に) パソコンに警告通知を行う。


----------------------------------------------------------------------


<商品名>
SmartHDD Manager (スマートエイチディーディー マネージャー)


<商品構成と主な機能> 
各クライアント パソコン 内にインストールされたエージェントプログラム 「SmartHDD Manager エージェント」 によって収集された S.M.A.R.T. 情報などの管理データは、管理用 (データベース) サーバー 「SmartHDD Manager サーバー」 にすべて集約されます。管理者は、統合管理コンソール 「SmartHDD Manager 管理コンソール」 を利用してデータベースサーバー上の管理情報にアクセスすることで、ネットワーク上にあるハードディスクの集中監視/管理を行います。
※各機能の詳細は商品情報サイト ( (リンク ») ) をご覧ください。


【管理者側機能】
ドライブ スコア (S.M.A.R.T. 属性表示) / 故障予測シミュレーション (S.M.A.R.T. 属性グラフ表示) / ドライブ総合評価 / ドライブ情報 / PCリソース情報 / 警告メール通知 / 警告プログラム起動 / データ バックアップ設定 / スケジュール設定 / グループ管理 / レポート出力 / ファイル検索 / DBクリーンアップ / エージェント PUSH インストール (オプション) / パトライト (オプション)


【クライアント側機能】
S.M.A.R.T. 情報収集・送信 / PCリソース情報収集・送信 / データ バックアップ


<動作環境>
※“対応OS” 以外の詳細については、後日商品情報サイト ( (リンク ») ) よりご紹介させていただきます。


【SmartHDD Manager サーバー - 対応OS】
Windows Server 2003, Standard Edition / Windows XP Professional / Windows 2000 Server、Professional (SP4 以上)
※その他、SQL Server 及び IIS のインストールが必要です。


【SmartHDD Manager 管理コンソール - 対応OS】
Windows Vista Ultimate、Business、Home Premium、Home Basic / Windows Server 2003, Standard Edition / Windows XP Professional、Home Edition / Windows 2000 Server、Professional (SP4 以上)


【SmartHDD Manager エージェント - 対応OS】
Windows Vista Ultimate、Business、Home Premium、Home Basic / Windows Server 2003, Standard Edition / Windows XP Professional、Home Edition / Windows 2000 Server、Professional (SP4 以上)


<参考価格>
SmartHDD Manager サーバー :
250,000円 (税込 262,500円) / 1台


SmartHDD Manager エージェント :
2,800,000円 (税込 2,940,000円) / 1,000クライアント
(1クライアントあたり、税込 2,940円)


※SmartHDD Manager 管理コンソール については必要な分だけご提供いたします。


<販売開始日>
2007年5月31日


<初年度販売目標>
1億2,000万円


※interCOM は、(株)インターコムの登録商標です。
※Microsoft、Windows、Windows Server、Internet Explorer、Outlook は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
※パトライト は、(株)パトライトの登録商標です。
※その他、記載されている会社名、商品名は、各社の登録商標または商標です。


<本商品に関する問い合わせ先>
(株)インターコム パーソナルシステム事業部
TEL : (03)3839-6341
お問い合わせフォーム :
(リンク »)


<本ニュースリリースに関する問い合わせ先>
(株)インターコム 広報宣伝担当 山中 弘重、澤田 季治
TEL : (03)3839-6775


<商品情報ホームページ>
(リンク »)


<商品写真データ>
(リンク »)


<PDFカタログ>
(リンク »)

このプレスリリースの付帯情報

管理コンソール画面

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]