安川シーメンス オートメーション・ドライブが 次世代Web-EDIシステムの最新製品「BUYSELWARE」を導入

「見積」「発注」から「検収」「請求」まで 取引先ごとに異なる全業務プロセスをWeb画面でトータルに管理して生産性を大幅に向上し、データを活用した戦略調達を推進

株式会社データ・アプリケーション

2007-03-20 13:00

株式会社データ・アプリケーション(本社:東京都中央区、以下DAL)は、産業用オートメーション&ドライブのソリューションプロバイダーでリーディングカンパニーである安川シーメンス オートメーション・ドライブ株式会社(本社:東京都江東区、以下YSAD)が、DALが提供する調達業務向け次世代Web-EDIシステム「BUYSELWARE」(バイセルウェア)を導入し、本格稼働開始したことを発表いたします。
これによりYSADは、従来は人手と紙ベースで行っていた見積・発注から検収・請求に至るまでの調達プロセスを大幅に効率化し、また、業務プロセスの標準化と可視化により、データに基づいた戦略的な調達を行うことが可能となりました。

尚、システムの導入は、DALのビジネス・パートナーである東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、略称 B-EN-G)が担当しました。

◆導入の背景
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YSADは多くのサプライヤーとの取引がありますが、従来のEDIシステムは、発注処理と納品処理に限定されており、それ以外のやりとりはFAXなどの紙文書で行っていました。調達業務プロセスは取引先ごとに少しずつ異なる上に、必要書類を探したり、取引のステータスを確認するのに時間がかかり、手作業での業務処理は人為的なミスが発生する可能性も高いことから、2005年末より「調達業務改革プロジェクト」に着手しました。

◆BUYSELWAREによるソリューション概要
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そこでYSADは、同プロジェクトにおける新しいEDIシステムとして、見積から注文・納品・検収、請求・支払処理に至る一連の調達業務プロセスを総合的に管理可能な機能を搭載しているWeb-EDIシステム「BUYSELWARE」を導入しました。
これにより、すべての業務プロセスを連携して電子的に処理することが可能となり、業務効率が飛躍的に向上しました。また、調達情報をイントラネットで社内に公開したことで、営業部門や管理部門など他部門からの問い合わせも大幅に減少しました。


新システムでは、各取引先企業は特別な設備投資をせずに、パソコンとインターネット接続環境があれば取引が可能で、Webブラウザを利用して従来と変わらずわかりやすい伝票形式で表示されます。
旧システムでは取引先にEDIシステム用のクライアントプログラムを配布しなければならず、保守作業の手間が課題でしたが、システムをWeb-EDI化したことで、保守作業の負担は大幅に軽減しました。

「BUYSELWARE」は、自社システムを保有している大手取引先からの要求にも応えられる
よう、これまでのEIAJ-EDI標準(※1)に加えJEITA/ECALGA (※2)など次世代通信手順
にも対応したファイル転送機能を併用できます。
また、仕様書や図面などの添付文書を専用ソフトなしに表示・印刷できるドキュメント
管理機能や、PDF出力や手元プリンターへ直接印刷が可能な帳票印刷機能など、優れた
基本機能を有していることから、将来にわたってシステムを発展させていくことが可能
です。

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◆YSAD 管理本部 営業管理ISD部
調達ロジスティクス部 部長 塩田 博 氏のコメント
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「システムで業務を標準化できれば、プロセスを可視化することができますので、業務の現状を評価し、今後の改善点をデータに基づいて検討できるようになります。戦略調達を推進していく上で、このことは非常に重要なポイントでした。調達業務の生産性向上については、BUYSELWAREにより期待通りの成果を挙げることができました。今後システムへのデータ蓄積が進めば、戦略調達の実現にも大きな効果が見込めでしょう。今後も、新システムを活用し、コスト削減や業務品質の向上を追求していきたいと考えています。」

用語解説

※1 EIAJ-EDI標準
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社団法人電子情報技術産業協会(JEITA: Japan Electronics and Information Technology Industries Association)が定めた契約のための各種注文要件を満たす情報に関する標準。日本国内の電機・電子機器業界におけるEDIは、発注企業が独自方式で行う受発注業務のオンライン化として始まった経緯があり、その後、より多くの企業間でEDI連携を実現するため、JEITAの前身である旧 日本電子機械工業会(EIAJ)が1989年に標準規格「EIAJ-EDI」を策定し、約1万2000社がこの規格を利用するための企業コード登録を行っていた。

※2 JEITA/ECALGA
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2003年12月にJEITAが発表した企業間電子取引の新標準規格。EIAJ-EDI標準の後継標準として、国内外企業間の全業務プロセスの効率化、産業競争力強化を目的として、グローバル標準として注目されているebXMLを採用して新たに策定したもの。

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◆BUYSELWAREについて
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(リンク »)
BUYSELWAREは、株式会社ニュートラル(本社:札幌市中央区、代表取締役社長:川辺春義)とDALが共同開発した、電機・電子部品業界の調達業務向け次世代Web-EDIシステムで、インターネットを介した高度でセキュアな企業間電子商取引を実現します。
BUYSELWAREの販売価格は380万円(税別)からで、ニュートラルの販売パートナー(35社)とDALのビジネスパートナー(60社)を通じて提供しています。

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◆安川シーメンス オートメーション・ドライブ株式会社について
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(リンク »)
安川シーメンスオートメーション・ドライブ株式会社(略称 YSAD)は、1999年10月、安川電機と独シーメンスAGのジョイントベンチャーとして設立され、モーターやドライブをはじめとする産業用ドライブシステム分野において、高いシステム技術力と広範なシステムプロダクトの品揃え、そして、きめ細かいエンジニアリングサービスを提供するリーディングカンパニーです。
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◆株式会社データ・アプリケーション(DAL)について
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(リンク »)
DALは、1992年に最初のUNIX向け製品をリリースして以来、EDIを中心にデータ交換やシステム連携分野において信頼性の高いパッケージソフトウェアを自社開発して低価格で提供する国産ソフトウェアベンダとしてリーダーシップを確立してきました。DALの「ACMS(Advanced Communication Management System)シリーズ」は、国内60社のビジネス・パートナーを経由して販売され、すでに930社2,400サイトを越える企業のミッションクリティカルなシステムで稼働しています。
ACMSシリーズは、メインフレームからPCまで、プラットフォームに依存しないJavaベースで開発されており、基幹システムと連携したB2B環境を容易に構築可能な「ACMS B2B」、企業内外のアプリケーションを統合する「ACMS E2X」、WebEDIにおけるブラウザ操作を自動化する「ACMS WebAgent」など、約20種類の製品から構成されています。

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