国立情報学研究所、ジュニパーネットワークスの「T シリーズ」コアルーターを 次世代ネットワーク SINET3に採用

日本最大、最先端の学術情報ネットワークを構築

ジュニパーネットワークス株式会社

2007-08-24 00:00

ジュニパーネットワークス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:大須賀雅憲。以下、ジュニパーネットワークス)は本日、国立情報学研究所(所在地:東京都千代田区、所長:坂内正夫。以下、NII)が、全国の大学を接続する学術情報ネットワークである「SINET3」にジュニパーネットワークスの「T 640」コアルーターを採用したことを発表しました。NIIは、今年 4月に稼動を開始した次世代ネットワーク「SINET3」に「T 640」コアルーターを導入することで、既存のインフラを統合し、日本最大かつ最先端の学術情報ネットワークを構築しました。
NIIは、2000年 4月に設置された日本で唯一の情報学の学術総合研究所として、ネットワーク、ソフトウェア、コンテンツなどの情報関連分野の新しい理論・方法論から応用展開までの研究開発を総合的に推進してします。「SINET」は、1992年に運用を開始したパケットベースのネットワークで、全国の大学など学術研究機関を接続しています。この「SINET」は、2002年に 10ギガビット級の処理能力を有する「スーパーSINET」を加えて拡充しました。また、国際的な先端研究プロジェクトで必要とされる国際間の研究情報流通を円滑に進められるように、多くの海外研究ネットワークと相互接続しています。

今年 6月から次世代学術情報ネットワークとして本格運用している「SINET3」は、日本全国 700以上の大学や学術研究機関を接続して、高エネルギー物理学および核融合をはじめ、天文学、ゲノム解析、スーパーコンピュータ、ナノテクノロジーなどの研究に関する学術情報基盤を構築しています。従来の「スーパーSINET」が最大 2.4ギガのユーザインターフェイスを提供し、バックボーンは 10ギガビット級処理能力だったのに対して、「SINET3」は、最大 10ギガのユーザインターフェイスを提供し、バックボーンは 40ギガビット級処理能力まで達します。

NIIでは、ジュニパーネットワークスの「T 640」コアルーターを採用することで、レイヤー 2および 3における VPNをはじめ、IPv6、GMPLS、マルチキャスティング、 QoSなどの次世代ネットワーク(NGN)向け IPサービスを展開しています。

ジュニパーネットワークスの「 T シリーズ」は、全世界で 2000台を超える納入実績を持つコアルーティングプラットフォームです。「JUNOS」モジュラー型 OSを搭載し、比類ない拡張性、信頼性、パフォーマンスを兼ね備えた「 T シリーズ」は、要求の厳しい大規模ネットワークにおける最適なコアルーティングプラットフォームとして評価されています。

ジュニパーネットワークス株式会社代表取締役である大須賀雅憲は、次のように述べています。「『SINET3』は、IPv4/v6、マルチキャストやL2/L3 VPNなどを扱う事の出来るマルチレイヤーサービスネットワークですが、それらサービス間で影響を与え合わずにサービスの可用性を高める論理ルーター機能や、ネットワーク自身の信頼性を向上させるためのHA機能が使用されています。今後、既存サービスに影響を与えずに先進的なサービスを1つのネットワークに集約して、収益性を高めていくような導入事例が増えていくでしょう。『SINET3』が、大学、研究機関等の国際連携および交流活動に今後とも大きく貢献することを期待すると同時に、このような大変重要なプロジェクトに参画できたことを光栄に思います。」


なお、ジュニパーネットワークスの「Tシリーズ」に関する詳しい情報は、以下のURLでご覧になれます。
(リンク »)


ジュニパーネットワークスについて
ジュニパーネットワークスは、多彩なサービスやアプリケーションに対応可能な環境づくりを実現するため、目的に特化した各種高性能 IPプラットフォームの開発を手がけています。ネットワーキング、セキュリティ、アプリケーション・アクセラレーションの各分野で定評あるジュニパーネットワークスのソリューションは、世界最高レベルの要件が求められるネットワーク環境で次々に変化する複雑な課題にも的確に対応できます。このため、サービスプロバイダー、企業、政府機関・官公庁、学術研究機関など幅広いお客様から大きな支持を集めています。詳細については、弊社ウェブサイト(www.juniper.co.jp)をご覧ください。

ジュニパーネットワークス株式会社について
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ジュニパーネットワークス株式会社
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TEL : 03-5321-2866
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