「オペレーターが新たなサービスの創造および運用を模索する中、それに伴って変化する投資要件によって市場の成長が促進されます。ソフトウェアに対するオペレーターの支出は、請求など従来のBSS/OSS市場から、サービス提供、ビジネスインテリジェンスおよびネットワークセキュリティーの分野へと方向転換しつつある」と、著者のRaushan Sagalbayeva氏は語ります。これに加え、統合化に対する支出は大幅に増加することになります。なぜならオペレーターがレガシーシステムと新規システムを結合し、固定ブロードバンドおよび進化した3Gモバイルネットワーク上でより広範なサービスの提供を模索しているためです。
「市場を見る方法としては時代遅れとなりつつある従来のBSS/OSS区分よりも、統合プロセスに基づいた機能ドメインが、より適切であると考えている」と、主席アナリストであり、Analysys Researchの次世代通信ITオンライン市場インテリジェンスサービスのプロジェクトディレクターであるDanny Dicks氏は話します。「現金、顧客、リソースおよびサービスという、4つの広範なアプリケーションレイヤードメインが出現した。オペレーターはこの他にも、データ管理、セキュリティーおよびシステム統合という、3つの重要な分野も検討しなければならない」と、同氏は結論付けています。
主な調査結果:
• 2011年までに、サービス提供およびサービス管理などのサービス関連ソフトウェアに対する支出は、請求システムおよび売上保証などの現金関連システムに対する支出を上回る。
• 統合(統合サービスおよび統合をサポートするツールに対する支出を含む)は、通信IT市場における最大のドメインとして存続し、2013年には35億ユーロの規模に拡大する。
• 通信ITに対する支出は、モバイルオペレーターにおいて最も速いペースで増加する。通信ITベンダーのアドレサブル市場においてモバイルオペレーターが占める割合は、2006年の54%から2013年には64%に上昇。
欧州通信IT市場の予測は、Analysis Researchの次世代通信IT(Next-Generation Telecoms IT)市場インテリジェンスサービスの購読者にのみ提供され、2007年の報告書「請求およびOSSシステムの動向:通信IT市場への移行(原題:Billing and OSS trends: the transition to telecoms IT)」にて分析された過去の契約動向を土台にしています。予測は7つのドメイン(現金、顧客、データ、統合、リソース、セキュリティーおよびサービス)に分割され、欧州全体、西欧および中東欧に加え、域内の20ヶ国以上(チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、ラトビア、リトアニア、ノルウェー、ポーランド、ロシア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、トルコ、ウクライナおよび英国を含む)について提供されています。予測は市場セグメント別(固定オペレーター、モバイルオペレーターおよび衛星/ケーブルオペレーター)にも区分されています。
市場予測に加え、次世代通信ITサービスの購読者は、定期的なアナリストの考察、1998年以降のオペレーターによる4,000件を超える契約発表を網羅した検索可能なデータベース、および業界における100社を超える主要企業および新興企業のプロファイルへのアクセスが可能となります。
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