※ 同時発行の別リリース「アクテル、業界で最も低消費電力FPGAに最適化したARM Cortex-M1プロセッサを無償で提供」を参照
In-StatのASIC、SoC担当シニア・マーケットアナリストのRich Wawrzyniak氏のコメント
「携帯アプリケーションは、プログラマブル・ロジックの需要分野として急成長中で、2010年までに携帯アプリケーション向けの販売額が5億ドルを上回る見通しです。進化する規格に適合し、開発時間を短縮させ、次代の先端的シリコン・ソリューションに求められるフットプリントと電力消費の需要を満たす、低消費電力のリプログラマブル・ソリューションがますます必要になります」
アクテルの社長兼CEO、John Eastのコメント
「当社のM1対応のFusionとProASIC3は大きな成功を収めており、業界標準のプロセッサを活用するFPGA設計プラットフォームに対する需要が増大していることを証明しています。業界で最も消費電力が小さいFPGAファミリ向けにARM Cortex-M1を最適化し、従来にない組み合わせを兼ね備えることで、コスト、電力、基板スペース、設計の複雑度を軽減するワンチップ・ソリューションを提供します。携帯用ストレージ、ディスプレイ、コントロール分野に注力するIGLOOベースのプログラムによって、低消費電力のFPGA技術を短期間で携帯アプリケーションに展開するために必要な補完製品と技術を提供することができます」
アクテルの第一目標:携帯用ストレージ
規格とプラットフォームの絶え間ない登場と進化の中で、設計者はそれらに対し迅速な適応が要求されます。リプログラマブルなFPGAは、こうした変化する規格に対応し、開発期間を短縮するために必要な柔軟性を提供します。アクテルが本日発表した携帯ソリューションの第1段階では、ストレージ分野に焦点を当てています。アクテルは、提携企業と共に、ストレージ・コントローラとインタフェースをFPGA内にプログラムし、Marvell PXAやFreescale i.MXといった業界をリードするプロセッサと一緒に動作することを実証するため、3種類のプラットフォームを提供しています。
スマートフォン、GPS機器、PDAを対象とする最初のプラットフォームは、Marvell Semiconductorの“Littleton” PXA 300/310携帯プラットフォーム開発キット向けのストレージ・ドータ・カードです。Arasan Chip Systemsとの共同開発によるこのドータ・カードに採用されたアクテルのIGLOO AGL600は、プロセッサの能力を拡張してIGLOOがブリッジ機能を果たし、SD、MicroSD、CE-ATAの各ストレージ規格に対応するようペリフェラル・サポートを追加します。
2番目の基板は、iWave Systemsの全機能を搭載したプロセッサ開発プラットフォームであるFreescale i.MX27です。これはIGLOO AGL125 FPGAをPDA、POS端末、耐久性のあるデータ通信装置、GPSなどのアプリケーション向けの超低消費電力SD/MMCもしくはCE-ATAのコントローラとして実証されています。
同じく、PalmChipは、アクテルの低消費電力のフラッシュベース・デバイスを活用し、カメラ、スマートフォン、セキュリティおよび監視アプリケーション向けのストレージ・ドータ・カードを提供しています。アクテルのFPGAは、プロセッサ・バスから複数のストレージ・インタフェース(ATA 6、 CE-ATA、SD 1.1/2.0、MMC、CompactFlash 3.0、CardBus 2.1/PCMCIAなど)へのブリッジ機能を果たします。プラットフォームは、Marvell PXA 270プロセッサを含んでいますが、このソリューションは、X-ScaleおよびARMのプロセッサ向けリファレンス設計としても機能します。
三番目のストレージ開発基板は、ハードディスク(HDD)、フラッシュ・ストレージIPコア、そして、アクテルのCompanionCoreのパートナーであるArasan、 iWave、Palmchipが供給する複数のブリッジ・インタフェースです。HDDソリューションには、ATA、ATAPI、CE-ATA、そしてフラッシュ・ストレージのソリューションには、CompactFlash、SD/MMC、マネージドNAND、NANDフラッシュ・コントロールが含まれます。
アクテルについて
アクテルの革新的なFPGAであるプログラマブル・システム・チップ・ソリューションは、チップ・レベル、システム・レベル双方の電力消費を削減し、電力効率に優れた設計を実現します。アクテル(ACTL)はNasdaq National Marketに上場しています。詳しい情報はウェブサイト( (リンク ») )をご覧下さい。
用語解説
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